猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

アウトレイジ 最終章

2017-10-19 16:45:20 | 日記
日本映画「アウトレイジ 最終章」を観にいった。

韓国・済州島。元大友組の組長・大友(ビートたけし)は海辺でのんびりと時間を
過ごしている。日本の2大勢力だった関東「山王会」と関西「花菱会」の巨大抗争
後、大友は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた。
今は市川(大森南朋)ら手下を従え、済州島の歓楽街を裏で仕切っている。そんな
ある日、大友が取り仕切るガールズバーの事務所に連絡が入った。日本のヤクザ
から、買った女が気に入らないとクレームが入ったというのだ。クレームの主は
花菱会の直参幹部・花田(ピエール瀧)。韓国での取引を終え、気が緩んでいた花
田だったが、女を殴ったことで逆に大友から脅されて大金を請求される。事態を
甘く見ていた花田は、側近たちに後始末を任せ、さっさと日本に帰国する。後始
末を任された側近たちは、張会長の若い衆を殺害してしまう。激怒した大友は日
本に戻る。

「アウトレイジ」シリーズの3作目。私はこのシリーズが大好きなので、これで終
わりかと思うと少し淋しい。3作の中で1番人間関係がわかりやすかったように思
う。これまでは観ながら「誰がどこの組?」「誰と誰はどうして対立してるの?」
と思うこともあったが、今回はそういう意味で観やすかった。発端は花菱会の幹
部の花田がすごいSM好きで、買った女性たちを殴ったことにある。本当に全てこ
いつのせいなのだが、実際そういう些細なことがきっかけとなって抗争が起きた
りするものなのだろうか。大友が花田に名乗らず、花田も大友の顔を知らなかっ
たのがまずかった(前作から5年経っているし)。
花菱会は花菱会で不穏な空気が漂っている。新会長は、前会長の娘婿である元証
券マンの野村(大杉蓮)だが、極道の世界では全くの素人で、金さえあれば何でも
ありというやり方に古参の幹部である西野(西田敏行)らからは敵意を持たれてい
た。この野村の組員たちからの信頼されなさっぷりは笑える程である。大杉蓮が
気の毒に思えてくる。
大友が日本に戻ったのは張会長の若い衆が殺されたせいだけではなく、他にも色
々あり、大友を慕う市川も大友に呼ばれて後から日本にやってくる。この2人が
パーティー会場でマシンガンを乱射するシーンは迫力充分である。好きなシーン
だ。他にもリアルな暴力シーンはたくさんあり、大体日本映画の暴力シーンは生
ぬるいが、韓国映画のそれに対抗できるのはアウトレイジシリーズくらいじゃな
いだろうか、と思った。映画にリアルさは大事だと思う。
強面のメンバーが揃ったこのシリーズ、特に印象に残っているのは水野(椎名桔平
)、石原(加瀬亮)、かなあ。椎名桔平も加瀬亮も優しそうな感じなのに、さすが俳
優。全員悪人、全員暴走。おもしろかった!




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2 コメント

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Unknown (いごっそう612)
2017-10-19 20:20:46
おお~マジで観に行ったんですね!
これけっこう人気ですね(^^♪
確かに韓国映画に勝てるかも?
返信する
Unknown (杏子)
2017-10-20 00:46:09
コメントありがとうございます。おもしろかったです~。
やっぱりこれくらいリアルにやらなくちゃね(^_^)v
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