猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

血の学寮

2024-03-23 21:01:37 | 日記
1982年のアメリカ映画「血の学寮」。

大学生のジョアン(ローリー・ラピンスキー)、クレイグ(スティーヴン
・サックス)たち5人は、アルバイトで古い学生寮の取り壊し作業を手
伝いに訪れた。しかし冷酷残忍な殺人鬼に次々と襲われる。

とある学生寮を舞台に繰り広げられる惨劇の模様を描いたスプラッター
・ホラー。新作ということでレンタルしたのだが、観ていると、あれ?
何だか映像が古い…。わざとこういう撮り方をしているのかと思ったが、
何と1982年の劇場未公開映画だった。ということは昔VHSしか出てい
なくて、最近初めてDVD化されたということか。「13日の金曜日」系
の王道のスプラッター・ホラーである。5人の大学生の男女が、アルバ
イトで古い学生寮の取り壊し作業の手伝いに来る。彼らは正体不明の何
者かに次々と襲われる。
冒頭で若い男性が殺されていたが、誰だったのだろう。取り壊し作業に
は学生だけでなく作業員たちも来ているので、よくわからない。もちろ
ん作業員たちも殺される。ある女子学生が車で迎えにきた両親もろとも
殺されるシーンはびっくり。といっても昔の映画なのでグロテスク描写
は控え目で、グロ耐性のない人でも安心して観られる感じ。血の色なん
かいかにも絵の具だ。
殺人鬼の殺し方が釘バットで殴ったり、ドリルで後頭部を貫いたり、釜
茹でにしたり、バリエーション豊富で斬新(私は変態か)。寮の解体作業
をしている場所なので危険なものが色々置いてあるのだ。釜は何だろう
と思うが。こういう、若者が次々と惨殺されていく系のホラーは「犯人
は誰なのか」や「誰が生き残るのか」に興味を持つものだが、犯人は割
とわかりやすかった。ただ動機がサイコパスで思いつかなかった。警察
の無能さもおもしろい。そしてラストは意外だが私は好き。87分と観
やすいし、こういう系統が好きな人にはお勧め。


毛づくろいに余念がないノエル






コメント (6)
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