猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

オールド・ボーイ

2019-01-26 21:47:11 | 日記
2003年の韓国映画「オールド・ボーイ」。

ごく平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)はある日突然拉致され、気が
つくと小さな監禁部屋にいた。理由もわからぬまま15年も監禁され続け、突如開放さ
れる。事件の真相究明と復讐を誓うデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、5日間で
監禁の理由を解き明かせと命じ、デスに携帯電話を与える。

第57回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを、第37回シッチェス・カタロニア
国際映画祭でグランプリを受賞したパク・チャヌク監督のミステリー映画。日本の漫
画が原作らしいが、私は原作を読んでいないので原作に忠実な内容になっているかど
うかはわからない。ある日突然拉致されたオ・デス。彼はそのまま15年も監禁されて
しまう。監禁部屋にはテレビがあり、デスは妻が殺害され、姿を消している自分が疑
われていることをニュースで知る。何が何だかわからないデス。食事以外することの
ない彼は日記をつけ始め、いつか開放された時に犯人たちに復讐するため、体を鍛え
るのだった。
ものすごくおもしろかった。15年も監禁された主人公オ・デスが、開放され、何故自
分が監禁されたのかその真相を、友人や知り合った若い女性と共に探っていく。真実
に少しずつ近づいていくその過程が本当におもしろい。そして犯人の男の恐るべき執
念。人はここまで誰かを憎み続けていられるものなのか。犯行の理由はオ・デスも忘
れていた大昔の出来事にあったのだ。
アクションシーンもすごい。監禁中体を鍛えていただけあってデスはとても強くなっ
ていた。そして衝撃的なラスト。すごくおもしろかったが、救いのないラストがキツ
過ぎて観ているのに疲れてしまう。この映画は体力のある時にしか観られないな~と
思う。エンディングの音楽もとても良かった。韓国映画のパワーを感じさせられる作
品。かなり好きな韓国映画のひとつである。


良かったらこちらもどうぞ。パク・チャヌク監督作品です。
復讐者に憐れみを




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コメント (10)
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