猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ポリス・ストーリー/レジェンド

2016-01-05 03:21:19 | 日記
2013年の中国映画「ポリス・ストーリー/レジェンド」。
中国公安当局に勤めるベテラン刑事ジョン(ジャッキー・チェン)は、娘のミャオ
からの連絡で歓楽街にある工場を改装したナイトクラブ「ウー・バー」を訪ねる。
長年仕事に追われていたため家族との時間をまともに過ごせず、妻の死に目
にさえ立ち会えなかったジョンは、その事を恨むミャオとの会話もままならない。
そんな時ジョンは突然何者かに背後を襲われ気を失ってしまう。気がつくとジョ
ンは別室で椅子に拘束され、バーは厳重に閉鎖され、中にいたミャオを含む
複数の客も人質に取られていた。事件の首謀者はこのナイトクラブの経営者
ウー(リウ・イエ)。彼は自ら警察に連絡し、ある取引を持ちかける。

香港映画かと思ったら意外にも中国映画。雰囲気は香港映画なのだが。他の
ジャッキー映画と違って、とてもシリアス。ジャッキーの笑顔もない。本格的な
サスペンス・アクションという感じ。
6ヵ月も家に帰っていない娘からの電話を受けた刑事のジョンは、指定された
ナイトクラブへ行き娘に会うが、娘から店の経営者のウーを恋人だと紹介され
る。年上すぎるウーとの交際を反対するが、娘は聞かない。娘は仕事仕事で
必要な時に家にいなかったジョンを恨んでいるのだ。ところがジョンは何者かに
殴られ気絶し、ナイトクラブは店に爆弾を仕掛け、客たちを人質に取っていた。
やがてジョンはウーの目的が、5年前に自分が関わったある事件に関係して
いることを知る。
ウーの犯行動機がなかなかわからず、スリリングに物語は展開していく。もち
ろんアクションもかっこいい。アクションシーンはかなり多く、激しい。しかしウー
の動機は少し無理があるのではないかと思った。作中でもジョンが「それだけ
のためにこんなことをしたのか」というジョンのセリフがあるが、確かにやりすぎ
な感はある。でもウーの犯行の真相は、わかる程に切なく悲惨である。子供の
頃から苦労してきたウー。この人の人生はなんだったのかと、同情も感じる。
アクション映画としてもおもしろいが、親子の再生物語の面もあって、深いスト
ーリーになっているのも見どころ。
それにしても、不良の娘が急に素直になりすぎ。いつのまにか厚化粧も落ち
てるし。その点だけ気になった( ̄ω ̄)



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コメント
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