猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

エンゼル・ハート

2013-12-23 03:54:02 | 日記
1987年のアメリカ映画「エンゼル・ハート」。
1955年のブルックリンで私立探偵を営むハリー・エンゼル(ミッキー・ローク)の元に
ルイス・サイファー(ロバート・デ・ニーロ)という男がやってきた。戦前の人気歌手、
ジョニー・フェイヴァリットの行方を探して欲しいと言う。ジョニーは戦争の後遺症
で精神病院に入院していたが、いつの間にか退院していた。
ハリーは当時のジョニーの主治医を訪ね、ジョニーが2人の男女に連れられて退院して
いったこことを聞き出した。しかし医師はその後惨殺される。
ジョニーが占い師のマーガレット(シャーロット・ランプリング)と付き合っていたことを
知ったハリーはマーガレットに会いにいくが、詳しくは話してもらえず、その後マーガ
レットも惨殺される。
ハリーは自分の行く先々でジョニーを知る人が殺されることで、何者かがジョニーの
行方を突き止めることを妨害しているのだとわかる。

この映画大好きで、3~4回観ている。初めて観た時はほんとに衝撃的だった。ちょっと
怖いミステリー。ミステリーだからあまり書けないのだが、ハリーがジョニーのことを
調べようとすると、決まってジョニーを知る人が殺されるのが、なんとも言えない怖さ
だ。殺され方も猟奇的。ジョニーはどこへ行ったのか?ハリーの調査を妨害しているの
は誰なのか?すごくおもしろかった。映像もきれいだ。
この映画のミッキー・ロークは若くてかっこいい。シャーロット・ランプリングは
「評決」にも出演していたが、変わった雰囲気の美人だと思う。暗くてどこか普通の人
ではない感じ。「メランコリア」では年を取っていたけれど、その雰囲気は変わっていな
かった。美人なんだけど暗い、というのがこの人の持ち味だと思う。
この映画のせいで、私はタイムズ・スクエアと聞くと恐怖を連想するようになった。
コメント
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