猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

コールド・ウォー 香港警察 二つの正義

2013-12-18 04:20:42 | 日記
香港映画「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」を観にいった。
ある晩、香港の繁華街・モンコックで爆破事件が起こり、その直後に5人の警官が車両
ごと消える事件が発生した。その後、彼らを拉致したという電話が警察本部に入った。
出張中の警察長官に代わって捜査の指揮を執ることになったのは、「行動班」の副長官・
リー(レオン・カーファイ)。IT部門担当のトウ(テレンス・イン)によれば、この事件は
警察内部の事情に詳しい者が関与していると言う。
そして、消えた車両の中に息子・ジョーがいることを知ったリーは、香港警察のプライド
を懸け、各組織の人員を総動員した人質救出作戦「コードネーム:コールド・ウォー(寒戦)
を遂行する。
一方「管理班」の副長官・ラウ(アーロン・クォック)は、リー父子が事件に関係していると
察し、保安局局長・ロク(アンディ・ラウ)に彼らの情報提供を求める。
親族が関与した事件の指揮は執れないという規則があるにも関わらず、公私混同とも
言える捜査方法を行うリーにラウは反発。次期長官候補の2人は激しく対立する。

香港の警察映画!という感じの映画だった。日本やアメリカなどの映画でもそうだけど、
警察組織ってわかりにくい。誰と誰が何故対立しているのかわかりづらいことがある。
この映画はリーとラウの関係はよくわかったけれど。「踊る大捜査線」などを観ても、とに
かく肩書きがよくわからない。この人とこの人はどっちが偉いの?などと思ってしまう。
ハラハラするストーリー展開で、1時間40分があっという間だった。レオン・カーファイ
とアーロン・クォックの対立も迫力があり、さすがの実力派俳優の共演だと思った。
意外な真相とその後のまた意外な展開。おもしろかった。
香港映画は、大ヒットした「インファナル・アフェア」以降衰退していると聞く。そうなの
かな?私にはおもしろい香港映画いくつもあったけど。香港映画と言えば警察ものかカン
フー・アクションものというイメージが強くて、それ以外にもいい映画たくさんあるのに
見過ごされがちなのではないだろうか。
華流マニアの私はスクリーンに「◯◯有限公司」という文字が出たらワクワクするし、この
映画の原題である「寒戦」の文字に、キャー、である。

アーロン・クォックは相変わらず美形だった。チャーリー・ヤンも久し振りに見たがきれい
だった。アンディ・ラウが特別出演していたのも嬉しい。
ラウの同僚にビンセントという人がいて、この人どこかで見たことあるなあ、他の映画で
見たのかな、とずっと考えていたのだが、うちの近所の中国人のおじさんに似ているのだと
判明した。
コメント
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