猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ローズマリー

2013-07-07 02:45:38 | 日記
1981年のアメリカ映画「ローズマリー」。
第二次世界大戦末期の1945年、女子学生のローズマリーは、「もうあなたを待てない」
という手紙を、出兵した恋人に送る。その後卒業のダンスパーティの夜、ローズマリー
は新しいボーイフレンドとともに、何者かによって惨殺されてしまう。遺体の側にはバ
ラの花が置いてあった。この事件以来、学校はダンスパーティーを封印した。しかし35
年後、ダンスパーティが再び催されることになった。保安官のフレイザー(ファーリー・
グレンジャー)や町の人々は、35年前の事件を思い出し、あまりいい顔をしないのだが。
盛大に行われたダンスパーティーだが、女子学生パム(ヴィッキー・トーリン)の友人た
ちが軍服を着て顔までマスクですっぽりおおった男に殺され、パムももう少しで殺され
そうになる。そしてまた、遺体の側にはバラの花があった。パムと恋人の保安官補マー
ク(クリストファー・ゴードン)は、事件のことを調べ始める。

「13日の金曜日」など、スプラッターホラーブームの頃の隠れた名作だと思う。私はテ
レビでこの映画を見て、スプラッターホラーが好きになった。ずっとVHSしかなかった
が、近年やっとDVD化され、それを待っていたファンも意外と多いらしい。
ストーリーは当時のホラー映画とほぼ同じで、正体不明の殺人鬼に学生たちが次々に殺
されていくというものだが、ホラーだけでなく結構ミステリーの要素もあって、私はお
もしろかった。
最初の方で、まだ事件が起きていない時、この人犯人かも?と思っていたら、当たって
いて逆に意外だった。でもまあわかりやすいかも。ローズマリーが殺された背景を考え
ると、怪しい登場人物は割といるし、シリアル・キラーの動機もわかってくるのだけど。
この映画、とにかく殺されるシーンがショッキング。なんでも監督が「13日の金曜日・
完結編」の監督で、特殊メイクもその映画で担当した人らしい。死体の顔がすごくグロ
テスクだ。
ラストシーンはちょっとB級映画っぽいけど、私はこの映画が好きで、何度も観た。


コメント
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