猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

サイコ

2013-05-17 04:15:52 | 日記
1960年のアメリカ映画、アルフレッド・ヒッチコック監督の「サイコ」。
マリオン(ジャネット・リー)は恋人サムが経済的な事情でなかなか結婚できないことに
しびれを切らしていた。
ある日会社で4万ドルの現金を銀行に預けるように言われたマリオンは、思わずその
金を持って失踪してしまう。サムの住む町に行くつもりだったマリオンは、夜になって
「ベイツ・モーテル」というさびれたモーテルに泊まる。
経営者はノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)という若い男で、離れの家に病気の
母親と2人暮らしだった。
マリオンはノーマンと話しながら軽い夕食をとった。
マリオンは、ノーマンが家から食事を持ってきてくれる前に、母親がノーマンを罵る
のを聞いていた。威圧的な母親と暮らすノーマンを、マリオンは気の毒に思った。
やがてマリオンは寝る準備を始め、シャワーを浴びるのだが、その最中に何者かによって
刺し殺されてしまう。
マリオンの会社では彼女が4万ドルを持ち逃げしたことが発覚し、マリオンの妹ライラに
「金を返してくれれば訴えない」と告げる。
ライラはサムが関わっているのではと思いサムの勤務先を訪ねるが、サムは何も知らない。
ライラとサムは事件の捜査を始めた探偵と会い、報告を待つが、マリオンがベイツ・モーテルに
泊まったという電話を受けた後、探偵との連絡は途切れてしまう。
不安を抱えたライラとサムは、ベイツ・モーテルへ行く。

サイコ・サスペンスの元祖的映画である。今見てもじゅうぶんおもしろい。多くの監督がこの
映画に影響を受けたという。
マリオンがバスルームで殺される場面は本当に迫力がある。モノクロ映画ながら、シャワーと
一緒に流れていく血が目に焼き付く。
そしてアンソニー・パーキンスが本当にはまり役だと思う。やせ型で神経質な仕草が、ノーマン
という人物をよく表していて、すごいと思った。
ヒッチコックの功績は大きい。
余談だがアンソニー・パーキンスは60歳の時にエイズで亡くなった。彼は結婚して子供もいた
が、男性と不倫していた時期があったということだ。


「臨死!江古田ちゃん」(アフタヌーンKC)、おもしろい
コメント
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