猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

幻影師アイゼンハイム

2013-04-23 02:45:24 | 日記
2006年のアメリカ映画「幻影師アイゼンハイム」。
19世紀末のウィーン。幻影師(奇術師)アイゼンハイム(エドワード・ノートン)の舞台が
好評を博していた。その華麗な奇術は人々の心をとりこにした。
ある日、結婚間近と噂されている皇太子と公爵令嬢がショーを見にきた。アイゼンハイムは
公爵令嬢を見て驚いた。昔の恋人ソフィ(ジェシカ・ビール)だったのだ。ソフィもまた彼に
気づいていた。アイゼンハイムは少年の頃エドワードという名前で、家具職人の息子だった。
偶然出会った公爵令嬢ソフィに手品を見せたところソフィは大変喜び、2人は親しくなって
いった。ソフィは「庶民と会うな」と1度は言われたものの、こっそりエドワードと会っていた。
だが3年後、2人は引き裂かれた。
その後エドワードは奇術の腕を磨くためにあちこちを旅し、アイゼンハイムと名前を変えて
有名になっていき、15年が過ぎた。
皇太子は冷酷で傲慢な男で、女性を殺したとの噂があり、父親である国王を、その座から
引きずり下ろす計画も考えており、ソフィは嫌っていた。
アイゼンハイムのショーで、皇太子はトリックを暴こうとしたため、アイゼンハイムは皇太子に
恥をかかせることになった。怒った皇太子は、ウール警部にアイゼンハイムの監視をさせる。
アイゼンハイムの身を案じたソフィはこっそり彼のもとへ行き、そこで2人の愛は再燃して
しまう。ソフィは皇太子と別れることを決意する。
ある晩ソフィと皇太子は激しく口論をし、ソフィは城から出ていった。その後を追う皇太子の
姿が目撃される。
翌日ソフィは遺体となって発見された。医者は他殺だと言った。悲しみにくれるアイゼンハイム。
皇太子はウール警部に絶対に犯人を捕まえろと命じるが、人々の間では皇太子が殺したのでは
ないかと噂される。
その後アイゼンハイムは、ショーで降霊術を行うようになり、大変な話題になる。
ある日舞台の上にソフィの姿が現れ、人々は「誰に殺されたの?」と呼びかけ、大騒ぎになる。
皇太子の命令で、アイゼンハイムはペテンの罪や秩序混乱の罪でウール警部に逮捕されてしまう。

なかなかおもしろかった。19世紀という舞台も私は好きだし。
なんといってもエドワード・ノートンの演技がすごい。ほんとにこの人はすばらしい俳優だと
思う。
ウール警部は実はアイゼンハイムに好感を持っているのだが、公僕として皇太子に逆らえず、
アイゼンハイムを付け回しているところに悲哀を感じた。そして意外なラスト。
ウール警部の笑顔がいい。
ただひとつ気になったのが、ソフィの年齢。ソフィとエドワードが引き裂かれた時16~17歳
くらいだと思うのだが、それから15年も経ってまだ独身というのはちょっとおかしいと思った。
公爵令嬢だし、昔は結婚が早いし、その点しっくりこなかった。
皇太子もソフィに向かって「年を取ったな。子供は産めるのか」「私の母は16歳で父と結婚した」
などと言ってたし。
まっ、いいか~( ̄∀ ̄)
コメント (2)
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