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ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

白い一日

2018年06月04日 06時00分00秒 | 徒然雑記&連絡帳
真っ白な陶磁器を 眺めては飽きもせず・・・

とは井上陽水氏の1974年頃・・・かな、アルバム「氷の世界」収録曲「白い一日」。
でも実はそれに先んじて陽水氏より先に歌っていた人がいた。
それは小椋佳さん。何と言ってもこの歌は小椋さんの作詞ですから。
まあ、作曲は陽水氏なんですけどね。ただ、少々メロディーが違います。

個人的には小椋佳さんの方が好き。

という話は全然関係なくて。

会社の日帰り(一部の人は宿泊)旅行に参りました。
行った先は和歌山県由良町の「白崎(しらさき)海洋公園」。

日本の渚 百景にも選ばれております、その名の通り真っ白な岬です。
ガイドブックには「日本のエーゲ海とも称される」とある通り
古生代(約2億~6億年前)にできた石灰岩からなる白い岩々が屹立する
何とも絶景としか言いようのない日本ではないような美しい風景でした。


展望台から見渡すとこの通り。




思わずファイナルファンタジーの世界やなあ、と思ったりした。


明らかに、直前の土地とは岩の質や地盤の成り立ちが異なる様子。


一部開かれた土地はキャンプ地になっていて、ログハウスで宿泊も可能。


ここに昼前に車数台に分乗して辿りついたら
アウトドアライフなら万事任せろの社長が取り仕切っての大BBQ大会。
喰って飲んで延々グダグダして、のったりまったり・・・。
何と言う贅沢な時間の使い方でしょう・・・。

日頃時間に追いつ追われつの毎日締切のある仕事に携わる我らとしては
白亜の風景を眺めつつエーゲ海気分を満喫してひねもすのたりのたりはまさに骨休めとなりにけり、でした。

紀勢本線湯浅駅からはバスもなくタクシーで行くしかない。
車が無くては行けないのが難ではありますが、だからこそ大勢の観光客が気軽に大挙して押し寄せるわけでもなく
だからこそ美しく保たれるのかもしれません。
しかし、あまのじゃくのちゃちゃは考える、
そーゆうところを切りひらいてキャンプ場作るってどうなんかなあ・・・と。
少しばかり首をかしげたのは余計なことなんでしょうかねぇ・・・。

ともかくも、雲一つない快晴で白い岩肌と真っ青な海とのコントラストが美しいのは確か。


惜しむらくは夕方切り上げたため夕陽の赤い空とのコントラストを見損ねたことか。
泊まり組の人にあとで写真見してもらお。

そしてこれは途中の紀の川ドライブインで見かけた燕の巣! いっぱいありました。



巣を受けるちり取みたいなオレンジの板で支えられてるのが微笑ましい。
ドライブインの人々があたたかく見守っているのですね。
それにしてもでかいよ、この子たち。巣立ち間近なのでしょう。

ともかく白い岸壁に囲まれた一日でした。


ちなみに翌日は眠くて起きれず起きても眠く二度寝や昼寝でトータルで12時間は寝た。
ああ、年は取りたくないものだ。

翌日は 頭の中が 白い一日・・・字あまり
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ヨコハマでたそがれてはいない日

2018年06月03日 16時55分19秒 | 徒然雑記&連絡帳
先日、1年と半年振りに花のトーキョー、新国立劇場へ行きましたが、
その翌日はいきなりの無茶振りが成功して関東に住まう友人と9年振りの再会!

3年半前に思いがけず渋谷公会堂でジュリーの加瀬さん追悼コンサートに行けたのは、
前日同公演に行った後腰を痛めてしまって当日再会の約束をドタキャンしてきた彼女のおかげ?でした。

そしてその時会い損ねた彼女と今度は急に(それも行きの新幹線の中で)連絡したのにも関わらず
気軽に応じてくれたのでした! 多謝感謝。

しかるに、いやはや、気がつけば9年前に、これも新国立劇場へ行くために上京して
その時の空き時間に会って以来だったとは・・・
今回会って「最後に逢ったのいつだっけ?」と確認しあってようやくわかった次第。

時間の経つのは早いですねえ・・・・マジで。

思へば長~~~いお付き合い、つかず離れずの腐れ縁?

大沢誉志幸さんのFC会報の、ざっくり言えば「文通コーナー」で知り合った人。
メールはもちろんケータイもなく、一部のデキル人々が「パソコン通信」などというものをしていた以外
パンピーは遠く離れたヒトビトとは文通でやり取りしていたもんでした。
当時の言葉で「ペンパル」なんて言いましたっけ、確か。
そういう大沢繋がり実態はカズさんのファンというペンパルが当初10人くらいいたのですが、残ったのは彼女一人。
今もしっかりカズさん達をフォローし続けている旧友になりました。

たいていこちらが上京する形で会い、初めてお目にかかったのは横浜そごう前で待ち合わせで
今回も同じ横浜そごう前での待ち合わせ。その辺が変わったのか変わってないのかもう記憶にないけれど
何故だか彼女と初めて会った時のことは今も覚えています・・・32年くらい前ですのにね~・・・

時にはウチの実家にもきてくれて、結婚してからはそちらへも来てくれて、
子どもたちともよく遊んでくれて、もちろんこんこんも覚えていて「懐かしい! 挨拶くらいしたい!」とゆうて。
こんこんは大学時代の友人が東京で就職して働いているので、その友人に会いに、
私はその懐かしの友人に会いに・・・実にこれまた20年振りに横浜へ行きました。
後で東京駅まで送ってくれて、その時こんこんも再会できて感激! 
観劇に来て感激! KTKR(キタコレ)・・・来てへん・・・!!(ひとりノリツッコミ)



おおおお・・・・変わっとるやんけ! そごうの海側にこんなビル群はなかった!

シーバス!! これも乗るの20年振りくらいか。



京急仕様なんてやるやんけ! え? つい最近できたの? これはラッキ!



みなとみらい・・・ほほお・・・



豪華客船が停泊してるやん・・・さすが横浜・・・あれ?大阪の船やがな・・・



マリンタワー・・・25年くらい前に上がった気が。色、変わったねえ。



横浜中華街・・・門が変わったのは知ってた。相変わらずの賑わいで。



ふと目にしたこのお店・・・思い違いかもしれんけど今を去ることうん十うん年前、
結婚する前に、よく行きつけていて鄭少秋さんのビデオを買い付けていたお店の華僑の方が
「結婚のお祝いに奢ってあげる」と言って連れてってくれた店ではないだろうか・・・
マサカとは思うけど・・・でも、こんな店でしたよ! うん、なんかここな気がする。
残念ながらその行きつけていたお店はなくなって、一角まるまる更地になってました。
あの時気前よくただのお客の一人にすぎない私にガッツリ奢ってくださった
ロス生まれで世界中のチャイナタウンを渡り歩いていた華僑のお兄さん、
北京語・広東語・英語・日本語の4か国語ペラペラのワールドワイドなあの人は
今どこでどうしてはるんかなあ・・・・まあ、逞しくやってはるやろうと信じてます!

な、感じで短い時間だったけど懐かしのヨコハマ散策な半日でした。
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おのぼりさんが行く・・・4度目の新国立劇場な日

2018年05月20日 22時07分18秒 | 徒然雑記&連絡帳
2016年12月以来、一泊二日でまたまた観劇に行きました。
またまたまたまた、4度目の新国立劇場へ

イギリス王室の悲劇の王子様お付きの侍女の生まれ変わりとちゃうか?と言われる
イギリスかぶれでロンドン留学までしちゃったよな次女・こんこんと共に
シェイクスピアの舞台劇「ヘンリー五世」を観に・・・・


思へば。
2009年の「ヘンリー六世」から始まって

2012年の「リチャード三世」




2016年の「ヘンリー四世」

そして今回
2018年は「ヘンリー五世」・・・・



すっかりファンの様相を呈してきましたね。

今回の舞台模型


一幕ものだったのでかなり短く感じられましたが
今回は喜劇的なノリも多くて笑いを取る場面も多く面白かった。
通路横の席だったので客席を駆け下りる演出の際は役者さんが真横を通り
その通り抜けて行かれる風も感じた観劇でした。

一連のシリーズは小田島雅志翻訳の原作を底本として
・・・もとは英語なのに日本語の駄洒落が凄く多く、原文はどうなってんねんやろな、と思ったりしますが
演出は全て一貫して鵜山 仁監督。
そして主演も一貫して浦井健治さん。


もー、さすがに、さすがに覚えましたよ、浦井さん!!
ミュージカルの出演数の方が多いみたいですが
このストレートドラマというんですね、いわゆる普通の演劇は。
こちらも中々にいろいろご出演召されている。
通称ウラケン。

しかし何といっても驚いたのが・・・
終了後帰路につこうとするとなぜか出入り口に向かう通路の端に列が・・・・
「うん? 出待ち? こんな表の通路で? しかも劇場のロビーで?」
「ふつう、出待ちって楽屋の入り口を張るもんちゃうん??」
とか二人で言いつつ、「この列の正体を見極めんと帰るに帰れん」と結論付け
・・・並んでいる人の中に入り込みました。

聞きゃあいいのにね!!
・・・イヤイヤ、なんか「そんなことも知らないで並んでるの?」と思われるのが怖いので
ついついそのまま「出てくるの? ここ通るの? 普通に? マジか!」
「ええ~? マジか」「マジか」を繰り返し、待つこと約30分足らず・・・

「えええ????? マジか・・・・」

本当に来られましたよ、ウラケンこと浦井健治さんが・・・・マジで!!
並んで待つ人、ひとりひとりと握手を交わして、時々小さなプレゼントみたいなのや
ファンレターらしきものを受け取られつつ・・・何と言うファンサービス!!

隣の方をチラ見したらスマホの待ち受けに浦井さんのアップ・・・

熱烈なファンの皆さんに混じって、わけわからんうちに何となく浦井さんを覚えただけの、
ファンと名乗るはおこがましい我々だったがせっかく待ったし握手してくださるのなら
少々申し訳なく思いつつもしっかり握手していただきました! マジか・・・

こんこんは「ヘンリー六世の時から観てます!」とちゃっかり言い、
浦井さんに「ええーーー?! ホントに?!」と言わせしめていましたw
まあ、おばちゃんがそう言っても「ありがとう」くらいしかおっしゃらんだろうが
こんこんみたいな若い子がそう言えば「そんな小さい(?)頃から観に来てくれてたんだ!」と
思ってくだされたのでしょう。実際、高校生の時から来てるもんな~。

役柄もあるでしょうが、舞台上の厳しさ激しさとは真逆の、穏やかで静かな感じの方でした。


うん。確かに・・・!! 素敵な役者さんです。

またやるかなあ、シェイクスピア劇。またやるかなあ、浦井さん主演!←ファンか。
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絶不調な日々

2018年03月29日 21時16分48秒 | 徒然雑記&連絡帳
とは言え、ずうっと同じ調子で不調ならそれはもう不調ではなく常態というべきなのかも知れない。

目がツライ。近くも遠くも見えにくい。
遠近両用メガネにも限度がある。
外出時とTV鑑賞時は遠用、買い物時は裸眼、手元作業とPCや仕事時は近用(つまり老眼鏡)。
掛けたり外したり交換したり実に面倒くさい。

耳鳴り持ち歴20周年突破。
メニエル由来の低音の耳鳴りは左側だけだが高音は両方。
これで耳鼻科で散々検査した結果耳と聴覚神経に異常はないというのだから正常とは何だと思ってしまう。
脳がストレスで実際はない音を感じているのだから精神科へ行けってよ。うん、もう行ってる。治らんな、これは。

肩凝り。
マッサージに行ってもまったく良くならないのでもう通うのをやめて1年半になる。
整形外科には行くけれど、気休め程度。でも行かないともっと酷いのでとりあえず行く。
最近は両足の足首から先が勝手にじんじんと痺れる。痛いほどではなく歩行困難でもない。
腰のMRI検査を受けたが異常という程の異常はないというのだから正常とは何だろう。

漠然とした不安。
心療内科、ぶっちゃけ精神科にはずっと通い安定剤と睡眠導入剤をもらい続ける。
たまに眠剤を飲み忘れるとうとうとするばかりで一向に眠れないので薬は効いている模様。
安定剤は精神安定よりも肩凝りに効くので服用。何故か効く。本当に効く。これだけは助かる。
一度効きが悪いと思って確かめたら他の薬を間違えて飲んでいた。から本当に効いていたのだ、プラセボでなく。

漠然とした不安その2。
「将来のこと考えてたら くらくら立ちくらみがして」おなかが空いているせいではない。
将来のことを考えるとお先真っ暗気分になる状態は少なくとも15年は続いている。
人生の80%は厳しさでできているんだよ。

ブログ。
そもそもブログって公開処刑じゃなかった後悔、違うな、いや違わない、公開日記だよね。
でも日記なんだから、でも読まれてもいい日記だけど、読まれなくてもいいわけじゃん?
読み手を意識して書いてもいいけど意識しなくてもいいわけだ。
だから書くとぐだぐだになる。そういうもんでしょ。自己満足だ。

SNS。
フェイスブックを一応やっているがやっていない。
スマホに新着マークが出るから開くけど、白状します、全然読んでません。
誰の記事もスルーしてます。すみません。今は繋がりたくない気分が上回っています。
引きこもりたい。

シゴト。
あ~・・・SPIの結果、自分は勤め人に向かないと露見。知ってたけど。
早くリタイヤ人生に入りたいが今は我慢。働かざる者喰うべからず、べからずじゃなく喰ってけないからね、マジで
三人の子どもという年じゃない子どもたち、全員成人しているのに誰一人就職していない現状。
まあ、いっちゃん上はカレシと暮らしてるからよしとしよう。準専業主婦。
真ん中。院生。留学までしていろいろ堪能しやがったカッコ笑。来春卒業に向けて就活真っ最中。
下。大学中退しました。ヤツも今ハロワでお仕事探し中。この際フリーターでもええから何か働け。働いてくれ、頼むから。

シゴトその2。
「最近会長、めっちゃテンション高い思いません? 俺、さっきもめっちゃめちゃ怒られた」と、社長。
あんたもそう思う? せやんな、せやんな。テンション高いとは言わん思うけど、
最近会長、前から気は短い方やけど、最近前にも倍増しで怒鳴って怒って雷落としてばっかりやんな。
前からワンマンやったけど、それも倍増しで上位下達、諫言はきかんし、朝令暮改やし、酷くね?
ちょっと口滑ったらクビになりかねへんてやばくね? 独裁色濃くなってね?
年喰ったら誰でも頑固になるゆうけど、マジで、頑迷になってなくない? 
すぐ「近頃の若いのは」非難するし、若い頃自慢するしやけど、
実際会長がおらんくなったら会社即こけるよ。後継者にそろそろ任そうや。辛抱いるやろけど。
なるほど、退任するには我慢と勇気がいるから、だから勇退というのね。

救急搬送。
イヤ、私やないけど。息子が。
こともあろうか毎週忙しさMAXの大締切の金曜日早朝午前1時、強烈な腹痛を訴えられて救急車を呼んだ。
(一応)都会で夜中でも平日でよかった、徒歩10分の病院で診てくれてそのまま入院。
一旦帰ったのが午前2時。旦那にメールしてちょっと寝て、会社に「もしかしたら休む」と連絡したら
「何とか来れないですか?!」と悲鳴? 頼られるのは嬉しい気もするが腹も立つ。
だーかーらー、日頃から「私が万一締切日に休まざるを得なくなったらどうするんですか?」とゆうてたのに!!!!
幸い、息子は朝には痛みも治まって・・・虫垂炎が疑われたがどうやら腎臓結石だったらしい、
点滴が済んだら帰っていいよ、になり、たまたま休みだった旦那が駆けつけたのでアトよろしくで昼までに出社。
「行きます」とメールしたら部長から「メシア」と返信。嬉しくない。なんか余計腹立った。
とりあえずくたびれた。まあ、泰山鳴動ネズミ一匹でよかったんやろうけど。なんかビンボくじ引いた気分。

温水便座が壊れた。まだ買って3年半なのに。なんでやねん。

神谷浩史さん系のアニメ鑑賞が最近は一番の癒しと楽しみになっています。
何回も見直すけど、何回見てもヤバイです。神谷Cサイコーです。
斉木楠雄も絶望先生も赤司征十郎も音無結弦もトラファルガーローもどの役も好きです。
でもやっぱ特に夏目友人帳は見れば見るほど泣けます。なんて切ないのでしょう・・・・・!
なるほど、ほんとうに癒しボイスやわ・・・。
折原臨也は人でなしだけどねwww



そんな感じの黄昏人生です。やれやれやれやれ。
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われ思う日々

2018年02月11日 15時17分28秒 | 徒然雑記&連絡帳
気がつけばもうすぐバレンタインデーな今日この頃。
今年も職場の男女全員にお配りするべく
リンゴ入りチョコブラウニーを昨日作りました。
決して上手ではないのですが
お金の掛けられない分ちょこっと手間をかけて

今年は「義理チョコやめませんか?」と
チョコメーカーが思い切ったポスターを作って
物議を醸しているようですが
まあ、それはそれ。

要はやりたい人はやればいい、苦痛に思うのを我慢してまでしなくていい、
贈る側の気持ち次第で自由にすればいいのでは? ということ。

私は、まあ~・・・年に一度、これくらいして
皆さんに・・・喜んでいただけてるのかどうか
その気持ちだけは買ってくれてんのかな、
まあまあ、自己満足でええやないか、的な。


それはさておき。

年々体力も気力も衰えを感じてしまう最近。

職場は30歳前後の若い連中がほとんどで
昨今の好景気(な実感はないけど)を背景に
みな昭和の企業戦士、あるいはブラック企業的に残業残業また残業、そして土日祝も労働!
労基に駆け込みゃ即営業停止!!・・・な状況にも果敢に立ち向かっている。
でもそれ、ふたをあければどこも似たり寄ったりなんやろうな、と思います。
だからええってことでは全然ないんですが
我も20歳代の頃はそれができたし平気でしたが今はもうあかんわ~。
千代の富士の引退会見です。「体力の限界! 気力も衰え・・・」


うちの会社のオーナーはもう80歳目前の、世間で言う後期高齢者でいらっしゃいますが
どうしてどうして。
元はやはり昭和の企業戦士で24時間戦っていたような人。
今もお寺のお坊さんと二足のわらじでパワー全開でいらっしゃる。
完璧主義者で自分にもお厳しいが他人にも超キビシイ。
そしてこれは御老齢のせいではなく元からやと思いますが
癇癪持ちでプライドがお高く多分に独善的傾向がありなさる。
それからこれは御年のせいであろうかすぐに
「今の若い人は・・・」と今の若い人の気質を痛烈に非難し
「私の若い頃は」「私はこの年になっても」うんぬんと自慢(のつもりはなさそうですが)とウンチク。
お坊さんは元々説教がお仕事のひとつではありますけれどもね。

イヤイヤイヤ、おっしゃることはごもっとも。な~んも間違うてへん。
けど、間違うてへんだけに、正論なだけにうんざりします、正直。

そして曰く
「皆さんは休日は仕事を忘れて好きなことをしていていいでしょうが
私達経営者は24時間、年中無休で仕事のこと、会社のことを考えなきゃならんのです!
どうすればもっと会社がよくなるか、皆さんに良い暮らしをさせてあげられるか
常に考え続けているもんなんですよ!!」
と何故か怒号を鳴らす。イヤ、なぜお怒り状態でそういうことおっしゃる?
プライベートタイムに何をしようと、仕事を忘れて何でリフレッシュしようと勝手やん?
四六時中仕事と会社のことを考え続けねばならない、一時も気を抜けないというのは
大変だな、とか、お陰様で、とかもちろん思わないではないですが
けどこうも思います、
「そういう生き方を選択されたのはご自身ではないですか」と。
うーん・・・つまりは尊敬されたいのだろうか。

確かに最近の若いのは昔より根性のない人が多い気はしますが
でも、そういう若いのを頭ごなしに非難するてのはどうよ。
そもそも最近の若いのをそういう風に育てたのは誰や?

そして休日にテレビみたりゲームなどして息抜きしていると
「人生は常に勉強」「徹底して考えてより向上する」
という声が頭の中にチラついてイラッとしてしまいます。
24時間考え続けて勉強に時間を割くのは立派だけどそれを強要されている気がして
もうもう、勘弁してほしい状態。

確かにうちの会社は経営ギリギリで関連会社に助けてもらっている状態、
そしてそれをいつもお責めになる。まあ、状況が状況なので何言われても仕方ないですが
それにしても常に「兄さんを見なさい、常に成績上位でトップクラスだ。
それに引き換え、お前は何故こうも出来が悪いのだ?」
と、優秀な兄と比較される勉強できない弟気分を味あわされるのも嫌なもんですよ、マッタク。

先週はその前の週の売り上げ利益が結構良かったのでオーナーの機嫌もまずまずでしたが
それまではお兄ちゃんと比較されて日々ガミガミ言われてゲンナリしてました。
オーナー的には激を飛ばし、活を入れ、油断を禁じ、発破をかけてらっしゃるのでしょうが
そしておっしゃることはなんも間違うてへん、ぜーんぶ正しい、その通りやが
・・・やっぱ、言い方な。兄ちゃんと比べて劣等感持たすのはええとは思えんな。
「なにくそ!」と思わせるんが目的やろけど、ユウウツにさしとるで、
それじゃ「どうせ俺らは・・・」てへこんでしまうわ。
そして「それでへこむやつはさっさと辞めなさい」と、また正論でくるんやろうが
「なにくそ」と思えるほど我は若くなくなったのだなあ。
オーナーは80歳前にしてそれできるからご自分より年の若い人間なら尚更
当然できるはず、できなければならないと思ってらっしゃるのだろう。
ヒトにはそれぞれ事情もあれば個人差もある、強い人もいれば弱い人もいるのだよ・・・

ともかく・・・やっぱ経営者と労働者が同等という世界は少なくともここでは程遠いです。


と、なんだか心落ち着かない日々でございます。
特に休日の方が落ち着きません。なんや、遊んでたら咎められる気がしてしもて。

イヤ、咎められる気がするのは、誰かにやのうて、自分が自分を咎めてるんかもしれませんが
どこか後ろめたいと言うのは。


と、ぐしゃぐしゃ思いつつ、オリンピック見たりしております。
世界もいろいろ課題問題山積で一触即発なところもありますが
また、オリンピックそのものにも賛否両論、ブラックな面もあるとは申しますが
それでも大運動会を何とか成功させようと言う気が各国にあるうちは
世界も人間も捨てたものではないはずだ、と思います。

ま、とりあえず、ガンバレニッポン!
(このセリフ言うとジュリー主演の映画「太陽を盗んだ男」を未だに思い出します・・・)
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