地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

福島沖でM7.1 最大震度6強 有感の余震は午前4時までで23回 岩手県沖でM5.1 山梨県中・西部でM3.6 岩手県内陸北部でM2.8

2021-02-14 04:34:57 | 日記
 ニュースでご存じの方も多いと思いますが、福島県沖で最大震度6強の地震が発生しました。テレビの報道では地震の規模はM7.3となっていますが、気象庁のホームページでは2報でもM7.1になっていますし、USGSの発表でもM7.1となっていますから、タイトルではM7.1の方を使っています。

 気象庁では、この手の規模の大きい地震は、常に「東日本大震災」の余震というのですが、さすがに10年近くも経っていますし、このときにM9.0を記録した東北太平洋沖地震は震源の深さが24キロのプレート内部地震なのに対して、今回の地震は、震源の深さ60キロのプレート接触面地震ですから、基本的なメカニズムも違うと思います。
 こちらの方では、先日起きたニュージーランド北方のロイヤルティ諸島近海の地震が引き金になっていると考えていて、昨日はパプアニューギニアでM6、太平洋プレートとフィリピン海プレートとの接触部分でもM5の地震が起きていますから、太平洋プレートの西方が大きく動いたことによって起きた地震であろうと推測しています。こちらでは、震源がパプアニューギニアから台湾方面を回ってゆっくり北上してくると考えていましたが、思った以上に早く動きが出てきたという状況です。

 また、岩手県沖のM5.1の地震は、プレートの接触面が動いて起きた地震ですから、今回の福島県沖の地震は、東北から関東にかけての接触面に影響を与える可能性があると思っています。接触面のラインは、岩手県沖・岩手県沿岸部~宮城沖~福島沖~茨城県北部沖~茨城県南部・埼玉東部・東京東部・神奈川東部・千葉県北西部を通って千葉県南方沖に抜けますから、このラインで揺れてくる可能性があると思っていてください。千葉県の南方沖ではすでに動きが出ています。

 岩手県内陸北部のM2.8は、昨日書いた北海道の西方の動きの延長と捉えています。
 山梨県中・西部の地震のM3.6の地震は、昨日の茨城県沖の地震の影響で動いてきたと考えています。

 また、フィリピン海プレートの東方で地震が起きていますから、今後、フィリピン海プレートの西方に当たる地域で動きが出てくると思われます。四国の両端、和歌山方面と宮崎沖で、少し動きが出ていますから、注意していてください。
 
 
コメント (2)
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