地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

鳥島近海でM5.3 種子島近海でM4.7 北海道東方沖でM4.0 豊後水道でM3.5

2021-02-10 03:57:34 | 日記
 世界的にみると、昨日も太平洋プレートの周辺で活発な動きがあり、中南米にかけての太平洋沿岸部やニュージーランド北部からインドネシア方面にかけて、M5レベルの地震が多数起きています。また、フィリピン海プレートでは、フィリピン近海でも同様の動きが出ています。

 鳥島近海のM5.3は、フィリピン海プレートの内部で東方寄りです。これとほぼ同緯度で起きているのが、種子島近海のM4.7。今回は、時系列でみると、種子島近海の方が先に起きていますから、種子島近海はフィリピン海プレートの動き。それに対して、鳥島近海は、太平洋プレートの動きが中心になっているようです。また、豊後水道のM3.5の地震は、フィリピン海プレートの動きで起きたものと考えていいと思います。
 北海道東方沖のM4.0は、北海道の下部の震源の深い地震の影響だと思われます。

 昨日の状況で特徴的なのは、まず、千葉県で起きている細かな地震がすべて震源の深さ中程度のものになっているということ。千葉県の下部まで完全に太平洋プレートの接触面が入り込んでいて、滑りがそのまま揺れにつながってくる状況になっています。今後、千葉県では震源の深さ30~50キロの地震が頻発してくると思われます。
 また、若狭湾を中心とした北陸・近畿方面で、細かな地震が集中して起きています。8日のデータでみると、震源の深さ300キロ以上の地震が三重県沖に集中して3回起きていますから、この動きが近畿方面の動きにつながっていると思われます。今後、揺れてくる可能性が高いと思います。
 太平洋プレートの動きが活発ですから、今後、太平洋沿岸部では、滑りによる地震も起きてきやすい状況だと思ってください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする