地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

モンゴルでM6.7 北海道西方沖でM5.6 高知県西部M2.8

2021-01-13 04:20:05 | 日記
 まず、海外の情報ですが、モンゴルでM6.7の地震がありました。震源の場所はモンゴルの中央部、ロシアとの国境付近です。震源の深さが10キロとかなり浅く、地表の揺れが非常に大きかったのではないかと思われますが、被害などの情報は、まだ、入って来ていません。余震はM5クラスのものも含めて、まだ続いています。
 また、インドネシアではスマトラ島でM5.9の地震が起きています。こちらも震源の深さが10キロと、浅い地震です。

 日本では、北海道西方沖でM5.6の地震がありました。こちらは逆に震源の深さが240キロと深く、北海道を横断するように震源の深い地震が起きていましたが、その延長上の地震になっています。このあたりは、もともとユーラシアプレートの地殻が急に厚くなっている領域なので、下に沈み込んでいる太平洋プレートとの接触面での動きではないかと思われます。おそらく、モンゴルの地震が引き金になったのではないでしょうか。
 そして、やはり、高知県西部でも動きが出てきました。M2.8で震源の深さが30キロですから、震源の位置が、徐々に高知沖の南海トラフの固着域に近づいてきていると言えます。その他、高知の沖合では、プレート境界付近でも、まだ規模は小さいですが動きが出てきています。

 北海道から東北の中北部に当たる青森~岩手~宮城方面では、今回の北海道西方沖の地震を受けて、震源の深さ中程度の位置で地震が起きやすくなっていると考えていてください。
 また、東京・神奈川の下部でも、震源の深い地震が起きています。11日の情報では、フィリピン海プレートの東部で震源のかなり深い地震が起きていますから、千葉県南方沖などで動きが出やすいと思っていてください。
 高知方面の動きが出たことで、和歌山周辺や周防灘方面も動きやすくなっていると思われます。注意していてください。
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