かつて、と言っても50年~60年以上も前だろうか、
わが家にも囲炉裏があった。
祖父がキセルを取出し、煙草盆で「カン」と吸殻をすて、
新たにキザミタバコをキセルに
詰め、気持ちよさそうに煙草を吸っていた。
確か銘柄は「桔梗」というものだった。
そこはいつも、囲炉裏の前だった。
現代では中々囲炉裏に出会うことは少なくなったが、
先日、山陰に旅をした際、一軒の蕎麦屋に立ち寄った。
そこはかつての農家を食堂として再利用したソバ屋で、
私たちはタタミ一畳はある大きさの囲炉裏の周りに陣取った。
自在鉤がしつらえられ、鉄瓶がそこにぶら下がっていた。
部屋のインテリアとしての役割だろうが、なにか落ち着く感じだ。
昔は、囲炉裏でお湯を沸かし、串に刺した魚を焼き、
そのまわりで、談笑していた。
家族の集う中心地だった。
今は暖房の形も、家の作りも変わり、その存在は少なくなった。
それでも囲炉裏はこうした蕎麦屋やお茶席用に残され機能を果たしている。
現代の囲炉裏は何だろう。
テレビかダイニングテーブルかはたまた???
蕎麦屋の囲炉裏を見て時間の経過と生活様式の変化を思った。
わが家にも囲炉裏があった。
祖父がキセルを取出し、煙草盆で「カン」と吸殻をすて、
新たにキザミタバコをキセルに
詰め、気持ちよさそうに煙草を吸っていた。
確か銘柄は「桔梗」というものだった。
そこはいつも、囲炉裏の前だった。
現代では中々囲炉裏に出会うことは少なくなったが、
先日、山陰に旅をした際、一軒の蕎麦屋に立ち寄った。
そこはかつての農家を食堂として再利用したソバ屋で、
私たちはタタミ一畳はある大きさの囲炉裏の周りに陣取った。
自在鉤がしつらえられ、鉄瓶がそこにぶら下がっていた。
部屋のインテリアとしての役割だろうが、なにか落ち着く感じだ。
昔は、囲炉裏でお湯を沸かし、串に刺した魚を焼き、
そのまわりで、談笑していた。
家族の集う中心地だった。
今は暖房の形も、家の作りも変わり、その存在は少なくなった。
それでも囲炉裏はこうした蕎麦屋やお茶席用に残され機能を果たしている。
現代の囲炉裏は何だろう。
テレビかダイニングテーブルかはたまた???
蕎麦屋の囲炉裏を見て時間の経過と生活様式の変化を思った。