定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

春を感じる松川湖

2008年03月10日 | 定年後の徒然日記
暖かな陽気に誘われて自宅から車で15分ほどの松川湖に出かけた。松川湖は伊東市の水道供給確保のために作られた奥野ダムにより生まれた湖。湖の周囲は約5kmほどの散歩道が整備され、四季折々の自然が美しい人気のスポットだ。


今日のコースは奥野ダムから入って湖の右側の散歩道を行くコースを選んだ。ちょっと風が強い日だったが春の陽気で散歩には最高の日よりだ。奥野ダム手前の駐車場に車を止めて車椅子を出す。湖を一周するには車椅子の家内にとっては苦痛だから、ダムから右手散歩道を下り、花の広場の手前の湖畔まで降りていく。行きは下り坂だから楽なものだ。散歩道の要所には車止めがあるので車椅子も抜けられないから、家内に降りてもらい車椅子を持ち上げて車止めを超すのが一苦労。


一斉に芽を吹く広葉樹、陽光に輝く湖面、深い藍色の淀、美しい風景だ。本当に気持ちいい散歩道だ。松川湖は何度も散歩に来ているが、いつも美しい環境を見せてくれる。車椅子を押しながら散歩道を行くと、夫婦でウォーキングしているペアとすれ違う。私たち夫婦も二年前まではそうだった。元気だった頃の私たちを見るようだ。


湖畔にたどりついた。数羽のカモが水面に遊ぶ。大きなコイ(70~80センチはありそうだ)が悠然と泳いでいる。しばし見とれる。今度は娘とこよう。お弁当を持ってピクニックみたいに。



さて、そろそろ戻ろうか。行くは良い良い帰りは…坂を登らなければならない。「お父さん、ダイジョウブ?」なに、これしきのこと。いい運動になるよ。軽快に車椅子を押す。が、そのうちに息が切れ出す。が、平気な顔して車椅子を押す。汗が噴き出る。これはいい運動だ、足腰の鍛錬にはもってこいだなぁ。
ようやくダムに戻り、ダム上の歩道で車椅子を降りての歩行訓練を行う。わずか50mほどの距離ではあったが歩く事が出来て良かった。