コネクタメーカー各社の韓国生産体制増強の動きが活発化している。
各社は、成長著しい韓国系完成品メーカーへの供給体制強化や、海外における高付加価値品の量産拠点としての体制構築などを目的に韓国生産体制の強化・拡充を推進し、グローバル供給体制の最適化や競争力強化への取り組みを加速させる。
●生産体制の分散化
日本モレックスは、グローバルマイクロプロダクツディビジョン(MPD)の事業強 . . . 本文を読む
電子部品メーカー各社は、海外工場を中心に積極的に投資を行っている。
スマートフオン、タブレットPCなどの高機能電子機器の市場拡大や新興国市場の成長、電気自動車・ハイブリッド車や再生可能エネルギーといった環境関連市場の拡大などで、旺盛な電子部品のグローバル需要に対応する。
12年度通期業績予想を下方修正したメーカーも設備投資は期初計画通り実施し、電子部品の供給体制強化に万全を期す。
. . . 本文を読む
セラミックコンデンサー大手の太陽誘電は、中国での電子部品事業をテコ入れする。
販売・生産拠点の責任者に中国人を起用し、現地顧客の要望に素早く対応する体制を整える。現地の電子機器受託製造サービス(EMS)向け営業も強化する。
スマートフォン向けの需要拡大をとらえて拠点経営の現地化を急ぐ。2013年3月期には中国事業売上高を11年3月期に比べて5割増となる855億円を目指す。
●素 . . . 本文を読む
世界経済の減速懸念が強まる中、スマートフォンは数少ない成長分野。
覇権争いは内部の電子部品にも広がる。従来型の携帯電話向け部品で高いシェアを握る村田製作所がM&Aを通じてスマートフォンでも主導権を狙う。
●周辺部品に領域拡大
「にじみ出し」。村田製作所の村田恒夫社長は自社のM&A戦略をこう呼ぶ。超小型の積層セラミックコンデンサーで世界シェア35%と首位を走る同社だが、ここ数年は . . . 本文を読む
日系電子部品メーカーは、中国の内陸地域への販路拡大、生産体制の整備、強化を図っている。
内陸地域に営業拠点を設け、勃興している中国地場メーカーや内陸地域に進出している外資系セットメーカー、EMSなどへの営業、拡販活動を展開、ユーザーの要求に迅速に応え、よりキメ細かなサービス提供を目指す。
生産面では中国沿岸部に代表される労働者賃金の上昇、人手不足解消の切り札として内陸地域でのモノづ . . . 本文を読む
村田製作所の海外生産比率が、12年3月期(11年度)末に20%になる見通し。
中期3カ年経営計画(11年3月期-13年3月期)で打ち出している海外生産比謡を13年3月までに30%に高める計画に向けて取り組んでいる中国・無錫、深セン、マレーシア、タイの既存海外工場の増強が計画通り進捗。
11年度第1四半期(11年4―6月)末時点で海外生産比率が15%になった。
●海外増産に動く
. . . 本文を読む
9日までに出そろった電子部品メーカー主要10社の12年3月期第1四半期(11年4-6月)連結決算は、東日本大震災の影響に加え、円高、原材料価格高騰などが重なり、軒並み減収減益または赤字計上の厳しい決算となった。
各社は今年後半から下期に向け、スマートフォンや車載などの成長分野への取り組みを強化するとともに、新興国需要開拓を推進し、業績の挽回を目指す。
●国内顧客向けが低調
4- . . . 本文を読む
村田製作所は、中国内陸部の営業体制を強化する。
成都(営業開始08年10月)、重慶(同11年6月)につづき27日、中国内陸部3営業拠点目となる村田電子貿易(上海)有限公司の西安分公司を開設し、営業を開始した。
今後、合肥、武漢、南京にも営業拠点を設け、内陸部の電子部品需要を取り込んでいく計画。
●新規開拓に注力
村田恒夫社長は「新興国市場はローカルメーカーに焦点を当て、営業 . . . 本文を読む
電子部品メーカー各社は、海外生産を増強している。
スマートフォン、タブレットPC、薄型テレビ、自動車など、グローバルで増大している電子部品需要に対応、11年度も中国や東南アジアでの新工場、新工場棟の建設、稼動が相次いでいる。
東日本大震災による国内のサプライチェーンの混乱も海外生産移管に拍車をかけている。
●グローバル供給拠点
パナソニック・エレクトニロニックデバイスは、ス . . . 本文を読む
電子部品メーカー各社は、今年後半から下期に向け、グローバルでの積極的な事業拡大を目指す。
各社は、業界のサプライチェーン復旧に伴う部品需要急増に対処するための増産投資を推進。特に、高い成長が見込まれるスマートフォンやタブレット端末、カーエレクトロニクスなどの分野に照準を合わせた展開を加速させる。
環境・エネルギー関連やヘルスケア関連市場での新規需要創出に注力する企業も目立つ。中国内 . . . 本文を読む
電子部品メーカーが海外の研究開発体制、設計開発体制を強化している。生産のグローバル化とともに、研究開発、設計開発のグローバル化が今後の成長戦略に欠かせないためだ。
自前の研究開発拠点づくりや海外のグループ会社の研究開発や産学官との連携を強めながら欧米だけでなく、中国、東南アジアなどの新興国でも研究開発、設計開発体制を轆術、拡充し、国際競争での勝ち残りを図る。
●海外での研究開発加速 . . . 本文を読む
電子部品メーカーは、成長に向けた新技術開発を加速している。
業界の技術変化の速度が速まり、技術要求が一段と高度化する中で、日本の電子部品メーカーは、最先端の基盤技術を活用した高付加価値部品の関発に磨きをかける。
●産学連携・アライアンスに力
持続的な成長のための新規事業細事への取り組みも活発で、中長期での新たな需要創出を視野に、産学連携やアライアンスにも力が注がれている。
. . . 本文を読む
東芝とソニーが検討を進めている中小型液晶パネルの事業統合に、日立製作所が参加を検討していることが30日、明らかになった。
日立は当初、提携相手として台湾の鴻海(フォンハイ)精密工業を想定していたが、条件面で折り合わずに方針を転換したと見られる。実現すれば、世界シェア首位の「日の丸液晶」会社となる。
ただ、各社が収益の悪化した部門を切り離して寄せ集める印象も強く、前途は楽観できない。 . . . 本文を読む
スマートフォンに搭載される微細な電子部品の代表が積層セラミックコンデンサー。
薄さがμm単位の極薄のセラミックシートを何十層と重ね、電気を蓄えるのに使う。世界シェア35%でトップをいくのが村田製作所。
●圧倒的シェア
「『0402』は海外でも生産した方がいいんじゃないか」。東日本大震災後、海外の携帯電話メーカーから村田に問い合わせが相次いだ。
「ムラタが止まれば、世界のスマ . . . 本文を読む
パナソニック・エレクトロニックデバイスは、シンガポール開発技術センターを本社開発本部(大阪府門真市)に次ぐ第2の研究開発拠点と位置付け強化していく。
研究開発のスピード化とグローバル化を加速するのが狙い。
●アンテナ機能を充実
シンガポール開発技術センターは、これまで通りメディカルエレクトロニクス領域に比重を置いて研究開発に取り組む。
一方、同社第2の研究開発拠点としてデバ . . . 本文を読む