部品Blog

―― 部品技術・部品メーカー関連の記事集.

ニチコン、2012年度海外売上高比率60%目指す 海外市場の開拓に力点、成長軌道へ

2012-07-06 | 電子部品業界
 ニチコンは、13年3月期(12年度)海外売上高比率60%、700億円の海外売上高を目指す。  主力製品のブロックタイプの大型アルミ電解コンデンサの成長市場である中国、インドのインフラ系産業用インバータ、コンパータのローカルメーカー向け販売を拡大。  中国EMS向けのパソコン用導電性高分子アルミ固体電解コンデンサや中国・台湾の中華圏に加え韓国、欧米のスマートフォン用需要が増大しているモー . . . 本文を読む

高周波対応部品、高性能化・小型化・薄型化技術が進展 各種モジュールも飛躍的進歩

2012-07-05 | 電子部品業界
 スマートフォンやタブレット端末などにおける高周波対応部品の高性能化、小型、薄型化技術が進展している。  また、搭載されるブルートゥース、W-LAN、WiMAX、GPS、ワンセグチューナ、ZigBee用など、各種モジュールの小型、薄型化技術も飛躍的な進歩を見せている。  引き続き、最新のマテリアル、プロセス技術を用いて、高周波対応部品の新製品開発が活発化する。 ●進む小型化  高周 . . . 本文を読む

京セラ、ベトナム工場を13年8月に稼動 SMD用セラミックパッケージ、グローバルで10%増産

2012-07-03 | 電子部品業界
 京セラは、ベトナム・フンイエン省タンロンⅡ工業団地に建設中の電子部品工場「京セラベトナム」を13年8月に稼動させる。  スマートフォン、デジタルスチルカメラの生産増に伴って需要が増大している水晶デバイス用、SAWデバイス用のSMD用セラミックパッケージから生産を開始する。 ●増産分を新工場で生産  ベトナム工場の稼動と日本の川内工場の増強、中国・上海工場の一部増強によりSMD用セラ . . . 本文を読む

日系電子部品各社、事業の高付加価値化を推進 人件費高騰に対応、自動化・省力化を加速

2012-03-16 | 電子部品業界
 日系電子部品メーカー各社の中国・広東省製造拠点は、新年度に向け、事業の高付加価値化と効率向上を軸とした体制拡充に全力を注いでいる。  労務費高騰に対応し、工程の自動化・省力化や生産改善を加速させるとともに、生産品目の見直しやR&D機能拡充などを押し進めることで、より付加価値の高い拠点への進化を目指す。  中国沿海部工場をマザーエ場に、内陸部サテライト工場展開に乗り出すメーカーもみられる . . . 本文を読む

中国内陸部での製造業拡大 日系電子部品各社、拠点設け需要深堀り

2012-03-15 | 電子部品業界
 中国内陸部での製造業が拡大を続けている。  古くから内陸部を地盤とする中国ローカル企業の躍進に加え、台湾系の大手EMSも量産工場を開設・特に重慶市と西川省成都では自動車産業やPC関連の量産が盛んで、一大集積地を形成している。 ●生産移管を後押し  こうした動きに合わせ、日系電子部品メーカーも多くの企業が営業・マーケティング拠点を開設し、その地に根差した需要の深堀りと細かなサービス提 . . . 本文を読む

東光、ベトナムで高性能小型コイルを増産 スマートフォンやタブレット端末の需要見込む

2012-02-27 | 電子部品業界
 電子部品メーカーの東光は、ベトナムの自社工場で高性能な小型コイルを増産する。  新規ラインを導入し、2012年は月産個数を11年比2倍の1億個以上に拡大、中国での生産個数と合わせ月1億6000万個を生産する。薄型化や小型化が進むスマートフォン向けの需要を見込み、小型コイルで14年度に11年度比約4倍の売り上げを目指す。 ●スマホ需要に対応  増産に乗り出すのはベトナム中部のダナン市 . . . 本文を読む

大手電子部品メーカー、在庫効率が急速に悪化 デジタル機器低迷、リーマン直後の水準に接近

2012-02-23 | 電子部品業界
 京セラやTDKなど大手電子部品メーカーの在庫効率が急速に悪化している。  デジタル家電向けの需要低迷やタイの洪水が響いて受注が減少し、在庫が積み上がっているためで、各社とも在庫効率を示す指標が悪化し、リーマン・ショック直後の水準に近づいている。  受注の本格回復には時間がかかるとみられ、各社はコスト削減などの対応を急ぐ。 ●リーマン後に次ぐ水準  在庫が何日で売れたかを示す「在庫 . . . 本文を読む

電子部品各社、構造改革を加速 海外勢の攻勢で苦戦、工場閉鎖・リストラ相次ぐ

2012-02-18 | 電子部品業界
 電子部品各社が構造改革に着手している。  TDKが東北地方の19工場のうちコンデンサーなどを手がける7工場を閉鎖するほか、太陽誘電は約30年ぶりに人員削減を実施。NECトーキンもリストラに踏み切る。  韓国メーカーの攻勢でこれまで収益源だったスマートフォン市場でも日系の苦戦が目立ち始めている。TDKと太陽誘電は2012年3月期に当期赤字になる見通しで、一段の生産効率化により業績立て直し . . . 本文を読む

セラミックコンデンサー市場に地殻変動 SEMCO急成長、中国メーカー台頭で価格下落加速

2012-02-15 | 電子部品業界
 デジタル家電や携帯電話などの主要部品である積層セラミックコンデンサー市場に嵐が吹き荒れている。  コンデンサーが売上高の3割超を占め、その中核をなす積層セラミックコンデンサーでは世界首位の村田製作所。2011年4~12月期の最終損益は、前年同期比約28%の減益となった。3位の太陽誘電や4位のTDKは赤字。  TDKは昨年11月、積層セラミックコンデンサー事業を軸に、2年間で全従業員の1 . . . 本文を読む

電子部品大手7社、4~12月期は営業減益 6社が通期予想を下方修正、円高・タイ洪水響く

2012-02-10 | 電子部品業界
 電子部品大手7社の2011年4~12月期連結決算が9日、出揃い、本業の儲けを示す営業利益は全社が減益となった。  景気低迷で受注が落ち込んでいるほか、円高やタイの洪水の影響も重しとなっており、通期はローム以外の6社が業績予想を下方修正した。各社はスマートフォン向けなど成長分野へのシフトを急いでいるものの、受注減をコスト削減でしのいでいるのが現状。 ●業績回復には時間  4~12月期 . . . 本文を読む

京セラ、ベトナムに電子部品工場建設 日本、中国に続く第3の一大生産拠点に

2012-02-09 | 電子部品業界
 京セラは、3月にベトナム・フンイエン省タンロンⅡ工業団地に電子部品工場を着工する。13年3月竣工予定。  デジタル機器の高機能化、多機能化に伴い電子部品の機器搭載数が増加しているのに対応し、モノ作りで国際競争力のあるベトナムに電子部品の新工場を建設することにした。  今後の需要増が確実な水晶デバイス用、SAWデバイス用、CMOS/CCDイメージセンサー用のSMD用セラミックパッケージか . . . 本文を読む

村田製作所、海外生産比率2倍に 高周波部品中心に積極的に設備投資、12年度30%目標

2012-02-07 | 電子部品業界
 村田製作所は、13年3月までに海外生産比率30%の目標に向けて海外生産を増強する。  12年3月期通期で700億円、うち20%を海外に充てるとした期初設備投資計画を変更せず、140億円を海外生産の増強に充てる。  これにより、現在15%の海外生産比率を12年3月末に20%に引き上げ、13年3月までに30%を目指す。 ●高周波部品を増強  藤田能孝副社長は「円高に関係なく、中期3カ . . . 本文を読む

TDK、3工場の追加閉鎖を発表 秋田で計7拠点閉鎖、生産品目の集中と選択で競争力強化

2012-02-01 | 電子部品業界
 TDKは31日、秋田県にある3つの電子部品工場を閉鎖すると発表した。  TDKは創業の地である秋田県を含む東北地区に合計19工場を保有しているが、2011年10月以降に4工場を閉じる方針を明らかにしている。 ●競争力強化急ぐ  生産効率の低い古い工場の閉鎖や、生産品目の集中と選択を通じて、競争力の強化を急ぐ。  コンデンサーやコイルなどの生産に携わる合計700人は秋田地区の他工場 . . . 本文を読む

NECトーキン、国内従業員の16%を削減 本社機能を東京から宮城県へ移転

2012-01-28 | 電子部品業界
 NEC子会社で電子部品を手掛けるNECトーキンは、国内1500人の従業員の16%に当たる250人を削減、本社機能を宮城県に移転する方針を固めた。  NECが26日に表明したグループ従業員5000人の削減を受け、事業構造の改革に乗り出す。3月に国内全従業員を対象に希望退職者を募集、4月末に退職日を設定する。海外従業員は削減しない。  また、東京にあった本社機能を白石事業所(宮城県白石市) . . . 本文を読む

電子部品メーカー各社、海外新工場相次ぎ立ち上げ セットメーカーの海外生産増に対応

2012-01-19 | 電子部品業界
 電子部品メーカー各社は、今年も海外新工場を相次いで立ち上げる。超円高、電力不足、増税など五重苦、六重苦などといわれる中で一段と加速する日本のセットメーカーの海外生産移管に対応。  中国などの新興国を中心とした現地での電工部品の需要増に応えるのとあわせて、中国やASEAN地域での新工場、新工場棟の着工、稼動を急ぐ。 ●海外拠点生産を拡大  パナソニック デバイス社は、ベトナム(ハノイ . . . 本文を読む