韓国サムスン電子は26日、ソニーと共同で運営している液晶パネルの合弁事業を解消すると発表した。
ソニー側が持ち掛けた交渉は難航が予想されたが、サムスンはあっさりと受け入れた。パネルコストの削減を進めたいソニーに対し、サムスンも次世代パネルの生産を自前で立ち上げるメドが立ち、合弁の意味合いが薄まった。
●パネル調達見直し急ぐ
「誰がどこで言っているんだろう」。
サムスン電子の . . . 本文を読む
パソコンなどに使う半導体メモリーのDRAMで世界3位のエルピーダメモリは、同5位の台湾・南亜科技と、経営統合を視野に資本・業務提携交渉を始める。
エルピーダの最先端技術を南亜科技の工場に導入し、主に開発は日本、生産は台湾という分業体制を構築する。
●生き残りかけた再編
DRAM各社は市況悪化で大幅な赤字に陥っており、生き残りをかけた再編が動き出す。
南亜科技は台湾のDRAM . . . 本文を読む
DRAM世界3位のエルピーダメモリが、同5位の台湾・南亜科技と資本・業務提携交渉に入る。
DRAMの市況悪化や超円高など経営環境が一段と厳しさを増し、業績を不安視する金融機関は事業計画の抜本的な再構築を迫っている。
南亜との提携による日台連合の強化で先行する韓国勢に挑む体制を整え、難局を乗り切る考え。
●事業再構築を要求
「納得できる事業再建策を提示してほしい」。
12 . . . 本文を読む
10月初旬にタイを直撃した大洪水は、日本の電子部品業界に打撃を与えた。急激な円高が収益を圧迫する中、日本のメーカーは競争力維持のために海外拠点の活用が避けられなくなっている。
だが、自動車や電機産業が集積するタイに生産拠点を集中するやり方は生産性を上げる一方で、災害時にはサプライチェーンも含めて大きな障害になりかねない。
東日本大震災でも脆弱性が表面化したが、タイ洪水でもあらためて . . . 本文を読む
韓国のサムスン電子は6日、中国にNAND型フラッシュメモリーの新工場を建設する許可を知識経済省に申請したと明らかにした。先端技術を用いるNANDの前工程は韓国と米国で手掛けており、中国への進出は初めて。
サムスンを追撃する東芝などの戦略にも影響を与えそう。
●顧客要望に迅速対応
新工場の場所や投資規模、生産能力、合弁条件などはいずれも明らかでないが2012年に着工し、13年に稼 . . . 本文を読む
東芝は30日、トランジスタやダイオードなど単機能半導体を製造する北九州工場(北九州市)など3工場を2012年9月末までに閉鎖すると発表した。
円高の定着や世界景気の減速で主な用途であるデジタル民生機器向けの需要が急減。
●国内拠点3カ所に集約
事業採算が悪化しているとして国内拠点6カ所を3カ所に集約し、携帯電話のデータ記憶などに使うNAND型フラッシュメモリーなど中核事業に経営 . . . 本文を読む