東芝は23日、スマートフォンなどに記憶媒体として用いるNAND型フラッシュメモリーを生産する四日市工場(三重県)に、新棟を建設する計画を正式発表した。
今年7月に着工し、2011年春に稼働させる。
●価格競争強化
今後も米アップル社の携帯情報端末「iPad(アイパッド)」の発売などで需要の伸びが見込まれるためで、価格競争力を強化することで世界トップシェアの韓国サムスン電子を追撃 . . . 本文を読む
村田製作所の経営が転換点を迎えている。
リーマン・ショック後に電子部品需要のけん引役が低価格品に移ると、業界屈指の収益力は色あせ、背後にはアジア勢の足音も聞こえてきた。
代表的な電子部品、積層セラミックコンデンサーで世界シェア首位の同社が成功体験を捨て、企業体質と収益構造の変革に挑む姿を追う。
●営業方法の転換
リーマン後、村田製作所の営業が変わった。
2月25日にソニ . . . 本文を読む
エルピーダメモリは、フラッシュメモリー大手の米スパンションから携帯情報端末用メモリー事業を買収、2011年にもDRAMとフラッシュ技術を一体化した「複合型メモリー」の生産に乗り出す。
同社が主力製品に位置付けるのは、あくまでもDRAM。新たな一歩には、製品の幅を広げることで存在感を示すとともに、市況変動に強い企業体質に変える狙いがある。
●NAND技術引継ぎ
「我々は単なるDR . . . 本文を読む