各半導体メーカーは、製品を安定的に供給できる体制を一層強化している。
2011年に発生した東日本大震災、タイの洪水という二つの自然災害によって半導体製品の供給が停滞し、世界のものづくりに影響が波及した。
これを教訓に各社は、新たな災害対策などを追加的に実施し、常に製品を顧客に提供できる体制を整えている。
●追加的な安定供給対策
半導体デバイスは、製造に2-3カ月以上の時間を . . . 本文を読む
半導体メーカー各社は、自然災害や急な需要変動時でも製品を安定的に供給できる体制強化を進めている。
11年に東日本大震災、タイ洪水と大きな自然災害により多くの半導体メーカーや半導体部材メーカーが被災し、一部で製品供給が不足、停止した。
各社は、これを教訓に、より災害に強い工場の整備や、途切れない強靭なサプライチェーン網の構築などの対策を実施している。
●安定供給の重要性
11 . . . 本文を読む
東芝は、会社更生手続き中のエルピーダメモリの支援企業を決める入札に韓国の半導体大手SKハイニックスと共同で応札する方向で調整に入った。
東芝とハイニックスは、NAND型フラッシュメモリーとDRAMのそれぞれ2位メーカー。ともに首位の韓国サムスン電子に、その差を広げられつつある。
サムスン独走態勢への危機感が共同買収へと突き動かしている。
●2位グループを引き離し
3月末に締 . . . 本文を読む
会社更生手続き中のエルピーダメモリは、3月30日にスポンサー選定の第1次入札を締め切った。米マイクロン・テクノロジー、東芝、韓国SKハイニツクスなど半導体メモリーを手がける世界大手3社が応札した。
エルピーダの広島工場の買収交渉をしていた半導体受託製造大手の米グローバル・ファウンドリーズも名乗りを上げ、国内唯一のDRAM専業会社を巡る買収合戦の幕が開いた。
●5月初旬に最柊決定
. . . 本文を読む