部品Blog

―― 部品技術・部品メーカー関連の記事集.

スパンション・ジャパン、従業員を最大6割削減 更生計画案に盛り込み

2009-06-26 | 半導体業界
 会社更生手続き中の半導体メーカー、スパンション・ジャパン(福島県会津若松市)は25日、最大で従業員の6割弱にあたる770人を8月末までに削減する方針を明らかにした。  8月中旬に提出する更生計画案に盛り込む見通し。会津若松市にある半導体製造工場の稼働が低迷しており、運営コストを削減する。  1100人弱の従業員がいる会津若松事業所で400~600人を、300人弱いる川崎市の事業所でも1 . . . 本文を読む

国内半導体大手、ファブライトに軸足 生き残りへ商品力不可欠

2009-06-13 | 半導体業界
 国内の半導体大手が、工場や設備をなるべく持たないファブライトへの転換を図っている。  経営統合で合意しているルネサステクノロジとNECエレクトロニクスは、前工程の製造ラインを合わせて4割弱削減する予定。富士通マイクロエレクトロニクスも先端品生産を台湾TSMCに委託する。  需要激減で経営環境が一変したためだが、事業モデル転換で対応できるのか。課題は山積している。 ●固定費削減で生き . . . 本文を読む

東芝、半導体生産見直し 効率低い旧式ライン閉鎖 分社は見送り

2009-06-13 | 半導体業界
 東芝は、大幅な赤字となっている半導体部門の事業構造改革に着手する。  生産効率の低い旧式のラインを全国で6カ所程度閉鎖・縮小して、2010年3月期に約1000億円の固定費を削減する。同社は、主力製品の1つであるシステムLSI事業を分社する方針を1月に発表。  他社との経営統合を模索してきたが、分社を見送りコスト削減を優先する。 ●余剰ライン閉鎖  閉鎖する生産ラインは、シリコンウ . . . 本文を読む

電子部品メーカー出荷額、08年度比8割回復期待 自動車の復調待ち

2009-06-13 | 電子部品業界
 電子情報技術産業協会(JEITA)がまとめた日本の電子部品メーカー107社の2008年度出荷額は世界不況の影響で、前年度比23%減の3兆7678億円に落ち込んだ。  回復のシナリオについて、JEITA電子部品部会統計予測委員会の谷田部政雄統計ワーキング主査に聞いた。  ――出荷額が初の前年度実績割れとなった。  統計は04年4月に始めた。07年12月まで24力月連続で前年同月を上回 . . . 本文を読む

DRAM、「安さで勝つ呪縛」なお 技術差小さく、体力勝負の様相

2009-06-13 | 半導体業界
 パソコンの記憶媒体などとして使われる代表的なメモリーのDRAM。  業界大手の設備投資で供給過剰となり、単価が採算ラインを割り込んで久しい。「投資を続けなければ、倒れる」という過酷なビジネスモデルを選んだ典型的な半導体。  技術を革新しても価格の上昇につながらないジレンマに苦しんでいる。 ●高級品需要減る  広島空港から車で1時間弱。山あいの工業団地の一角に、日本唯一のDRAM専 . . . 本文を読む

台湾DRAM再編、足踏み 新会社構想、具体像なお見えず

2009-06-09 |  DRAM再編
 台湾当局が公的資金を投入して設立する台湾メモリー(TMC)を軸にしたDRAM再編が膠着状態に陥っている。  6月上旬までに新会社の骨格を固めて、9月上旬までに設立する計画だったが、4月中に公表するとしていたTMCの事業計画は今も明らかになっておらず、台湾大手の反発も根強い。  市況の回復が各社のスタンスに微妙な影響を与えており、構想が暗礁に乗り上げる可能性も出てきた。 ●ドタバタ劇 . . . 本文を読む