主に半導体、電子部品、電子機器を扱うエレクトロニクス商社各社の海外ビジネス強化が相次いでいる。
顧客である日系セットメーカーの海外生産移管の加速、中国など新興国でのエレクトロニクス市場の拡大を受け、商社ビジネスの成長には海外ビジネスの拡大が不可欠となっている。
●拠点・人員の増強
各商社は、事業戦略の重点事目に「海外事業の拡大」を掲げ、拠点・人員の増強などを積極的に実施している . . . 本文を読む
半導体、電子部品、電子機器などを扱うエレクトロニクス商社の12年3月期第1四半期(11年4-6月)業績が出そろった。
3月の東日本大震災による商材の調達不足、部材不足や電力不足に伴う顧客の生産遅れの影響により、減収減益となった。震災の影響が薄まる第2四半期以降、取り戻す。
円高という新たな不透明要素はあるものの、成長が続く節電・環境関連分野や、アジアをはじめとした海外市場への注力を . . . 本文を読む
半導体商社の東京エレクトロンデバイスは、アジア市場の開拓を加速する。
香港子会社をアジアの営業拠点などを統括するアジア本社に昇格させるほか、年内にはタイに新宮業拠点を設立する。現地に展開する国内外の電機メーカーなどのニーズに応える一方、新たな需要を掘り起こす狙い。
販路拡大をテコに、数年内をメドに海外売上高比率を現在の10%程度から20%程度まで引き上げる。
●商機拡大へ
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半導体、電子部品、電子機器などを扱うエレクトロニクス商社の今期(11年3月期)連結業績予測が出そろい、対象28社中26社が増収増益を計画している。
09年後半からのエレクトロニクス市況の回復を反映した形となった。
各商社とも成長市場、成長分野を重視した事業戦略を実施。中国をはじめとしたアジアでのビジネス拡大、太陽光発電やLED照明などエコ・グリーン関連分野に挑み、業績の伸長を狙う。 . . . 本文を読む
半導体・電子部品、電子機器などを扱う国内エレクトロニクス商社にとって、激動が予想される2010年がスタートした。
厳しい経済環境が続く中、顧客である国内セットメーカー各社は、生産機能のアジア移管やアジア資本の電子機器受託製造サービス(EMS)企業が顕著。
また、NECエレクトロニクスとルネサステクノロジの事業統合など、サプライヤの再編による大幅な商流変更も生じる。
各商社は、大 . . . 本文を読む
各社は、技術サポートカの強化としてFAEの充実化だけでなく、
「電子デバイス販売+部品実装サービス」
「電子デバイス+ソフトウエア」
「産業機器+省エネ制御システム」
など、取り扱い製品に商社独自の技術ノウハウ・サービスを付加したソリューション型のビジネスを展開し、顧客のニーズに応えている。
●商材の拡充
また、顧客の一つの開発案件に対し、より多くの商品を納 . . . 本文を読む
エレクトロニクス商社の立花エレテックは、将来の成長基盤強化に向けて、「改革・革新」をキーワードに体質強化の推進、新規事業への挑戦に取り組んでいる。
渡邊武雄社長は、「将来は現在の延長線上ではなく、社員一人一人が実行力や実現力を高め、精鋭化しなければならない。組織として最大の力を発揮できる体制が必要だ」と言う。
●体質改善プロジェクト
08年10月に、体質改善プロジェクト「C・A . . . 本文を読む
菱洋エレクトロ(小川賢八郎社長)は、半導体・電子部品ビジネス、ネットワーク・IT機器ビジネスの双方でソリューション型提案を強化し、両ビジネスを融合させた「エンベデッド」(組込みシステム)ビジネスの立ち上げを図る。
同社は、09年1月期通期連結業績として売上高1350億円、経常利益21億円を計画。また、中期目標として12年1月期売上高2000億円の目標を掲げる。
●成長への先行投資
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立花エレテック(渡邊武雄社長)は、電機・電子業界の中にある技術商社としての新しいブランド構築に向けて、
① エンジニアリングを進化・深化させ顧客の要望に応える企業
② EMS事業などの加工ビジネスとオリジナル製品の開発ができる企業
③ コンブライアンスを軸としたCSR(企業の社会的責任)を重視する企業
④ CS(顧客満足)を重視し常にCS向上に取り組む企業
⑤ 企業は . . . 本文を読む
マクニカは、売上高経常利益率(連結)5%以上及び、株主資本利益率(連結)10%以上とする新経営目標を定めた。
同社は、これまで目標とする経営指標を総資本経常利益率と株主資本利益率としていたが、マクニカグループの安定的な収益確保を最優先課題としたもの。
コスト面では在庫管理の見直し、受発注業務から物流まで含めた業務プロセスを改善し、業務効率の向上を実践することでグループ企業の資源を有 . . . 本文を読む