Cafe Bridge 粉闘記

bridgetの日記の続編です。
カフェオープンからの日々のできごとや思ったことをつれづれなるままに。。。

アートフェスティバル

2012-05-02 | カフェ
朝から1日中大雨。伊東市には大雨警報が出ています。
ここでは、雨の音を聞きながら過ごす1日も素敵です。

アートフェスティバルを見てきました。
行きたいところはいくつもあるけれど、私たちが行ける水曜日に開いているところを探して、
3箇所回りました。

最初はアトリエ友の写真展。
素敵な写真がたくさんありました。プロの写真家の方が顧問でいらっしゃいました。
人物の表情、一瞬の動きが切り取られていて面白かったです。その瞬間を写すのって難しいですよね。
大瀬祭の写真で、初めてこのお祭りを知りました。漁師さんたちが女装して勇み踊りという踊りを踊るそうです。そのお囃子がまたいいんです!ちゃんちゃらおかし、ちゃらおかし。来年の4月4日には見に行きたいものです。

それから、アトリエNoriko。洋裁の先生で、生徒さんと先生の作品を展示販売しているのですが、ほとんど完売状態。フェスティバルは昨日から始まったんですけど、すでに固定客の方たちが開始と同時にお買い上げになったそうです。

そして、南庭工房。アートフェスティバルを始めた谷川晃一さんと故宮迫千鶴さんの二人展。

宮迫千鶴さんの詩画集を買いました。
その中の詩。「家と庭」。

「家庭」というのは「家」と「庭」からできていると知ったとき
わたしの魂が歌いはじめた
家というのはキッチンやリビング
寝室やお風呂 
そしてトイレ
生きていくために大切なものばかり
庭というのは植物や動物と出会う場所
何かを植えて育てることや
ともに暮らしながら何かを教わること

家は土のうえに
庭は土とともに
空は土のうえに
雨は土とともに

さわやかな朝の喜びのような
おいしいランチのような
楽しい午後の散歩のような
わたしが消えていく夕焼けのような
想い出を味わうワインのような
清潔なベッドのような
そんな絵に憧れてアトリエの窓を開ける

・・・・・・・
毎日が素敵に思えてくるような詩です。

別の詩にはこんなフレーズが。

ジャムを煮るということは
小さな幸福をゆっくりと煮詰めること

・・・・・・
また別の詩の中のフレーズです。

庭にひとりでいる
この世にはやさしい鎮痛剤が必要だ
 ・・・

自分の場所を見つけるために
人は球根を土深く植える
待つために種をまく

・・・・
私の心に響くことばが随所にでてくる詩集です。

宮迫千鶴さん、素敵な女性。
お会いしたかった。

4年前にお亡くなりになったそうです。