ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
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エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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目の前で突然現場で、サポートしている自閉症の方が混乱し、パニックになりました。

どうしようかと悩んだり

サポーターが動揺してパニックになったり

そんな、のんびりしている時間はありません。

さぁ~どうしますか?

とにかく近づいて慰め、声をかけてあげる?

目の前にいって、ぐっと顔をあわせて、「大丈夫よ。大丈夫。」と一生懸命伝える?(ある災害時マニュアルに実際に書いてあったが…)

それは、あまり良い対策とは言えません。

数人の支援者がよってかかって対応するなんてのは最悪ですね。

パニックの時の脳は本当に凄い情報の混乱が起こってます。それは想像を絶する困難さです。そんな時に上のような対応をしたらどうですか?

さらに脳の情報の混乱が激しくなり。困難さは大きくなるでしょう。


本人の命、安全や周囲の安全のための緊急性に応じた身体的なブロックは行うことがあります。


しかし、基本は体よりも頭を使って、最初の支援を開始することが大事です。

以下は心構えの話で実際にはなかなか難しいのですが。よく講演で話しているものです。

1秒で冷静さを取り戻す

5秒以内で現状で起こっていることを把握する。
・本人の状態
・環境把握

10秒以内に本人の安全と周囲にいる人の安全を確認し、

・わかれば要因になっている刺激
・周囲に壊れやすいもの
・周囲の人や環境の状態把握

30秒以内に安全のための環境を整理し、安全面の確保。

・要因になっている刺激の統制
・周囲に壊れやすいものを隠したりとおざける
・その他想定される危険を回避
・周囲の人には距離を保ってもらいます。(障害の理解とか、本人の解説を丁寧に伝えている暇はありません。簡潔に伝える)。


これがスタートの瞬時の支援です。


適切でないサポーターはいきなり直接介入をはじめます。

しかし、この30秒の判断が、その後のサポートを左右します。


この判断は自閉症の本人にとっても重要です。

・情報がより複雑にならならず、早い段階でクールダウンできます。

・人の対応の変化が最小限におさえることができる

・パニック時に物の破壊、人への他害という強い変化、長期記憶に刻まれる失敗経験を回避できる

以上です。


良かれと思っている支援が、逆の結果を生むことがあります。

まず冷静に最初の対応が必要です。

さて、そのあとは??

そのあとはまた別のログで。


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先日ある学会の全国大会で大先輩とコラボレーションして、休憩時間と行き帰りのバスと電車の中で長時間熱く語った。

先輩は、私の未来に関し大きく受け止めてくれ、私の夢の話に寄り添ってくれた聞いてくれた。

そして最後に優しく「一緒に仕事をしよう」と言ってくれた。

ありがたい。

「コラボレーションの機会なんてたくさん転がってる」という話もでた。

最近、色々な関係の弟子(後輩)たちとなぜかまとめのように語ることが増えた。

後輩たちは私が伝えてきた揺るがない、緩んではいけない軸を信じて色々なハードルを抱えながら実践をして、さらに自分の味を出している。

後輩たちと語る中で、多くの後輩たちが言ってくれたのが、

何らかの形で一緒に仕事をしたい。コラボレーションしたい(もしくはしたかった)ということだった。

社交辞令かもしれない。でも。ありがたい話である。


私には、指針と自信を教えてくれる先輩や師匠がたくさんいる。

私には、勇気と未来のイメージを与えてくれる後輩と弟子がたくさんいる。

この徒弟ネットワークはかなりパワフルな力になってきた。

気がつくと、このネットワークが私の原動力になってきた。

そのネットワークは、決して誰かが超越してスーパーマンになることはない。

みんながそれぞれ大事な存在意味、役割をもち、助け合い、時には喧嘩をし、ディスカッションし、時には一緒に悩み、実践の中でコラボレーションしていく。

みんなが少しずつ違った価値観をもちながらも、ある一定の幅(角度)はあるが、同じベクトルで仕事をしている。

相変わらず、大げさな表現、ただなんだか嬉しい時間が増えてきて。ついついブログでコーピング。

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