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コシオガマ・3~よこやまの道

 “よこやまの道” で、毎年見られる「コシオガマ(小塩竈)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)コシオガマ属の半寄生植物で日当たりの良い草地などに生育する。花の長さは2センチほどで、キャンプ場のテントのような形をしている。同じハマウツボ科のナンバンギセルは、自身で葉緑素を持たずイネ科植物などに寄生して生きているが、コシオガマは葉緑素を持っており自身でもある程度は養分を作っている。そして足りない分を他の植物から貰っているので “半寄生” と呼ばれているが、これだけ日当たりの良い場所にいれば、独り立ちできそうなもの。よほど養分を作り出す効率が悪いのだろう。以前、ナンバンギセルの根を調べるとススキの根にしっかり繋がっていたが、コシオガマの根は他の植物に繋がっているようには見えなかった。何とか独り立ちしようと頑張っているのかも知れない。
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ネコハギ・5~果実

 マメ科ハギ属の「ネコハギ(猫萩)」。先日は開放花や閉鎖花を観察したので、次は果実の番。葉腋に長さ3~4ミリの薄い楕円形の果実が重なって付いているのが見える。やはり果実にも毛が多い。果実の中では1個の種子ができるが、長さは2ミリほど。
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