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ジロボウエンゴサク・1~名前

 ケシ科キケマン属の「ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)」。 “延胡索” とは、この仲間の塊茎を乾燥させた生薬で鎮痛の薬効がある。太田漢方胃腸薬や大正漢方胃腸薬などの成分表を見てみると “エンゴサク” の記載があるので、その薬効は確かだろう。次郎坊とは紀州地方の方言で、スミレを “太郎坊” と呼ぶのに対し、この花を “次郎坊” と呼び、子供達が2つの花を絡ませて引っ張り合い、どちらが先にちぎれるかを競って遊んでいたようだ。今日は5月5日のこどもの日。この花が鯉のぼりのようにも見えてくる。
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ラショウモンカズラ

 シソ科ラショウモンカズラ属の「ラショウモンカズラ(羅生門葛)」。林内のやや湿った場所を好んで生育し、草丈は20~30センチになる。唇形の花の長さは4~5センチで、下唇の先端は白くなり濃紫色の斑がある。これは東京薬科大学自然観察路のものだが、蓮生寺公園では白花タイプのものが見られる。
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