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ハコネウツギ・1~花

 噴火警報が発表されている箱根山。観測衛星のデータ分析では、大涌谷の狭い範囲の地面が最大で12センチも隆起したという。隆起は徐々に大きくなっており、山の膨張は続いているようだ。元神奈川県人の私としては、子供の頃から箱根には馴染みがあり、黒たまごを食べながら大涌谷を歩いて、噴煙や硫黄を見学したことは何度もある。箱根駅伝はお正月の一番の楽しみだし、5年前には、箱根駅伝の全10区間217.9キロ(大手町⇔鶴見⇔戸塚⇔平塚⇔小田原⇔芦ノ湖)を、週末に1区間ずつ延べ10日間で走ることもした。ちなみに箱根駅伝は、大涌谷付近は通らず、小涌谷を抜けて芦ノ湖に出るルートであり、今回の規制地域ではなく今でも普通に通行できている。火山活動は自然のことなのでどうすることもできないが、何とか早く活発な火山活動が鎮静化し、従来のように大涌谷観光ができるようになって欲しい。
 写真はスイカズラ科タニウツギ属の「ハコネウツギ(箱根空木)」。咲き始めは白色で、次第に赤く変化する。日本各地に自生する落葉低木で、特に箱根に多く生育しているというわけではなさそうだ。
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ケンポナシ・3~葉序

 青空に映える「ケンポナシ(玄圃梨)」の若葉。花には少し早いが今回は葉の確認。ケンポナシの葉もまた “コクサギ型葉序” と呼ばれる変わった出方をしている。つまり右、左、右、左と1枚ずつ互生するのではなく、右、右、左、左と2枚ずつ出る。高い枝でちょっと見にくいが、写真の中央の枝を基部から辿って行き、最初に上に伸びる枝に注目すると、右、右、左、左、右の葉序が確認できる。コクサギの葉序は同じ側の2枚の葉は90度ずれていたが、ケンポナシのほうは、写真を見る限り、茎から同じ角度で出ているように思える。ケンポナシはクロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木。
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