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ズミ・1~開花

 バラ科リンゴ属の「ズミ(酸実・桷)」。4月下旬に枝先に直径3センチほどの白い花を咲かせる。その名前は、この樹皮を染め物に利用したことから “染み(そみ)” と呼ばれていた。また果実が酸っぱいことから名付けられたとも言われている。これは長池公園のもの。
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チャノキ・2~一芯二葉

 首都大学の小高い丘の上にある「チャノキ(茶の木)」。ツバキ科ツバキ属の常緑低木で、茶の栽培用には1メートル程度に刈り込まれるが、野生のものは2メートル以上にもなるようだ。
 今日は雑節の “八十八夜”。 この日を過ぎれば霜が降りることが無く、農家の方は安心して作物を育てることができる。八十八夜と言えば茶摘みだが、お茶は葉を摘んでも新しい芽が出てくるので、1年に2~3回の茶摘みが行われる。4月下旬から5月下旬に出た新芽から作られるのが “一番茶(新茶)” で、6月から7月下旬に摘まれるものが “二番茶” になる。また摘み方にもいろいろあり、二葉摘み(一芯二葉)は、新芽の先端から2枚の葉のついた部分を摘み取るもので、これは玉露や煎茶の最高級品になる。三葉摘み(一芯三葉)は、新芽の先端から3枚目までの葉を摘み、玉露や煎茶の上級品になる。一般的なお茶は先端から4~5枚目まで摘んで作られる。

『茶摘み』
作詞・作曲:不詳 尋常小学校唱歌 明治45年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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ハナミズキ・4~街路樹

 多摩ニュータウン開発に際しては、歩車共存道路が多く取り入れられている。これは歩行者空間や公園を組み合わせ、車道部分を蛇行させて自動車の速度を抑えることで歩行者との共存を図っているもの。そして多摩ニュータウン全体が丘陵地にあるため道路が立体的に作られており、おのずと遊歩道橋が多く設置されている。その橋のひとつひとつに名前が付けられているが、 “柳沢池歩道橋” や “神子沢橋” など、もともとの地名に拠るものもあれば、 “欅歩道橋” “桜歩道橋” など植物名が付けられているものも多い。
 写真は鑓水公園付近の戸建て住宅地を通るバス。道路脇には「ハナミズキ(花水木)」が植えられており、このバスはこのあと、 “穂成田歩道橋” と “はなみずき歩道橋” をくぐって南大沢駅に向かう。ハナミズキはミズキ科サンシュユ属の落葉高木。
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ハナミズキ・3~総苞

 この界隈で多く見られる「ハナミズキ(花水木)」だが、品種や環境に拠るものだろうか、その総苞片の開き方に違いがある。比較的多いのが、4枚の総苞片の頭頂部が初期の頃から、離れているものだが、一方、総苞片の頭頂部が付いたまま輪のような姿が長く見られるものがある。我が家のハナミズキは早い段階から総苞が離れて大きく広がってしまう。
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