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アケボノスミレ

春はあけぼの ようよう白くなりゆく山際
少しあかりて 紫だちたる雲の 細くたなびきたる

 旧国鉄時代から残っていた最期のブルートレインともいえるJRの寝台特急 『あけぼの』 が、今日、3月14日に44年間の幕を閉じようとしている。先ほど21時15分に 『あけぼの』 は、上野駅からたくさんのファンに見送られて、ラストランに旅立った。一方上り列車は、青森駅を18時22分に出発し、今は秋田県内を走っていて、明朝6時58分に上野駅に到着する。
 そのチケットは1か月前に販売されたが、わずか0秒台で完売となったようだ。
 『あけぼの』 は、昭和45年に上野と青森を結ぶ特急として生まれたが、ちょうどその頃鉄道少年だった私は、カメラを持って一日中、上野駅構内をウロウロし、この『あけぼの』 も撮っている。
 残念ながら私は 『あけぼの』 には、乗ったことが無く、今までに乗ったことがあるブルートレインは 『あさかぜ』 『富士』 『さくら』 で、これらは既に廃止されてしまった。
 移動目的だけのブルートレインではなく、乗車目的のブルートレインとしては、まだ 『北斗星』 が残っていて、これには6年前にカミサンと乗ったが、これも北海道新幹線の開業に伴い15年度中に廃止される見通し。このチケットもこれからますます入手困難になっていくだろう。
 写真は高尾山の「アケボノスミレ(曙菫)」。スミレ科スミレ属の多年草。
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