ベニバナ

 鮮やかな黄色の「ベニバナ(紅花)」。キク科の一年草(越年草)。インドやエチオピアが原産で、日本には応神天皇の頃にシルクロード経由で渡来し呼ばれた名前が末摘花(スエツムバナ)。花は乾燥させて染料や口紅などの着色料になるし、血行促進の薬効もあるようだ。種子は紅花油として食用にされる優れもの。ベニバナの花の色は黄色だが、花後は周りに見えているように赤くなる。
 ところで “末摘花” は、源氏物語の中に出てくる不器量なお姫様の名前。その赤い鼻をこの赤い花に見立てたようだ。間違っても 『君はベニバナのように美しい!』 などと言ってはいけない。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

シモツケソウ

 シモツケに良く似ているが、こちらは草本の「シモツケソウ(下野草)」。バラ科シモツケソウ属の多年草で、別名は「クサシモツケ(草下野)」。葉はモミジのように5~7裂する。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

メマツヨイグサ・2~名前

 鑓水の「メマツヨイグサ(雌待宵草)」。北米原産のアカバナ科の二年草。日本各地にずいぶん広がっている。オオマツヨイグサの花径は7~8センチ。このメマツヨイグサは3センチほどと小さいので “雌” がついたようだ。花弁に隙間があるのをアレチマツヨイグサと区別するらしい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )