ナンキンハゼ・6~花

 首都大学外周の林にある「ナンキンハゼ(南京櫨)」。ナンキンハゼの花は “雌雄異花同株” で、雄花と雌花のどちらかが先に咲き、もう片方が後から咲いて自家受粉を上手く避けている。この順番は樹によって違うとのこと。確かに南大沢のアウトレットに植えられているナンキンハゼも今満開だが、咲き方はいろいろ。写真で根元で丸くなっているのが雌花、その先が雄花でこちらはまだ咲いていない(雌性先熟)ようだ。
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シナノキ・5~稔り

 芳香の花を楽しませてもらった「シナノキ(科の木・級の木)」。今度はたくさんの実ができていた。この樹の花にはずいぶん蜂が集まっていたが、養蜂家はシナノキの多い森を目指すとのこと。食卓の蜂蜜もきっとシナノキにお世話になっているんだろう。シナノキの仲間のセイヨウシナノキの別名はセイヨウボダイジュ(西洋菩提樹)。 “リンデンバウム” というドイツ名が馴染み深い。 
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ニンジンボク・1~花

 葉の形が高麗人参に似ている「ニンジンボク(人参木)」。と言っても高麗人参の葉は見たことが無い。クマツヅラ科ハマゴウ属の落葉樹。東京薬科大の自然観察路入口にあった低木で、遠くから見るとリョウブの花穂のようにも見えたが、近づいてみると紫色の可愛い花をつけていた。まだ咲き始めのようで、これは満開が楽しみ。
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タブノキ・1~実

 東京薬科大キャンパスの「タブノキ(椨の木)」。5月に花が咲いていたはずだが、残念ながら見逃してしまった。クスノキ科タブノキ属の常緑高木で別名は「イヌグス(犬楠)」。タブノキの実は熟していくと緑色から黒紫色に変化するが、実の上部にかろうじて緑色が残っている。葉っぱにはクスノキやシロダモのように3行脈はない。ところでタブノキの名前は、“霊(タマ)の木” とか、朝鮮語の、“丸木舟(tong-bai)” が由来のようだ。
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