ていうか架空の数百年後を描いた異惑星の社会風俗が
— 平野耕太 (@hiranokohta) September 11, 2020
現代にそぐわないから変えろって言いだす社会学者やべえよ
と言うことで、現在の銀河英雄伝説のリメイクが、「女性は家事をすべき」と言う作品の流れが現代風にアレンジされた(男女平等の職業)ということで、それに対する非難がある。
尚、この流れについては原作者も歓迎しているという話も別にあって、実際のところ様々な意見があるというのが現状である。
例えば、女性はお茶くみコピーと言うのは完全になくなって、現在は実力主義の世界になった。
一方において、古い体質の企業の人の話を聞くと、男性陣は女性職員を疎ましくおもっているので、「あいつがいなくなれば(その女性が在籍している間に支払われるだろう給料としての)1億円が浮くのに」と言う陰口が叩かれる。私は内心驚愕しながらも、相手の話を聞く体で、うんうんとうなずいて同意も反対もしなかった。
鉄道の運転手はどうか。日本においてはほぼ男性職業であるが、たまに女性の運転手や車掌、あるいは駅員を見ることがあるだろう。これがロシアではほぼ女性の職業となって社会的に通底している。どうにも戦争によって男が出払った後に人手不足となり、そこで女性が運転することになって、ロシアでの電車運転手=女性と言う観念が通底したようだ。
イスラエルは徹底した究極の男女平等主義なので、徴兵も男女平等、夫婦ゲンカでは女性が男性の顎の骨を折るらしい(佐藤優)。
と言うことで、我々はそうした男女による職業性差と言うものを暗黙の内に理解しているし、それが普通だと思っているが、世界各地で比較した場合には、それが現状のリアルタイムであっても本来あるべき理念には近づいていないし、偏見や既存の既成概念にとらわれていることが分かるだろう。
そしてそれをして、「〇〇が現状の世界の考え方からして正しい」と一刀両断に考えるのはナンセンスだ。
もっと尺度と観測観点を増やし、「実際の理念はこう」「追いついていない部分はここ」「しかし回避できない現実点はここ」と言う風に分析せねばならないのではないか。
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