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【韓国】 心理的な『敵』の日本、現実的な『敵』の北朝鮮~それでも『敵』はより近くに置くべし

2020-09-29 21:39:46 | 海外・国内政治情報等
意味分からん


日帝植民地と6・25韓国動乱(朝鮮戦争)のうち、どちらの傷と被害がより大きくて深いだろうか。量や質で計るのは難しい。

戦争中でも日本が介入すれば銃口を彼らに回す、と言った李承晩(イ・スンマン)大統領のエピソードがあり、北朝鮮の侵略を防ぐためには日本との協力が避けられないという説得力ある主張もある。

日本と北朝鮮、どちらが真の『敵』だろうか。理念指向、時代状況、政派などにより答えが分かれる。愚問かもしれない。北朝鮮のような共産治下が良いか、日帝植民地支配が良いか、という幼児的問答に置き換えられるからだ。

とにかく私たちは理念や現実で、この二つの事件から自由でない。親日清算は時代の課題であり、北朝鮮は安保の「主敵」に席を占めている。親日と容共(親北朝鮮)が私たちの思考や心理を固く締めつけている。親日と容共は韓国に必ずくびきや損失にだけ作動したのだろうか。植民地支配がなければ、韓国は自然発生的近代化をして、6・25で国が焦土化しなかったら、さらに順調に発展したという仮定は成立する。

一方で、日本と北朝鮮の存在が発展の動力になったという学説もある。「アジアの四小龍」のことだ。中国に包囲された香港、マレーシアから分離した都市国家シンガポール、中国共産主義と対立する台湾、北朝鮮の脅威と日本の新植民主義に向き合った韓国は政治社会的に危機意識が最も高い国家だ。これらの国は危機の日常の中で生存するために刻苦努力し、その結果、龍になったという主張だ。

ところで韓国が日本と北朝鮮に向ける姿勢には差がある。曲折は多いが日本とは修交して近くすごしてきたが、北朝鮮とはまだ戦争状態を終えることができない。

日本は心理的な『敵』として残り、北朝鮮は現実的な『敵』として存在している。もし日本を近づけなかったら韓国はどうだったのだろうか。経済発展はのろく、そのために民主主義も遅れたかもしれない。日本の支援でなく、彼らを近くに置いて活用した韓国の知恵が日本を脅かすほど成長させたのだ。

北朝鮮との関係はどうすべきか。北朝鮮が仮想の『敵』でも同族でも遠ざければ何もできない。近づけなければ怨みを晴らすこともできない。一本橋ででも会ってこそ、怨みを晴らす機会ができる。同じ民族ならより一層近づけるべきではないだろうか。
(中略:東西ベルリンの事例)

先週、北朝鮮と関連して相反する流れの二つの事件が発生した。漁業指導船公務員が失踪後、北朝鮮水域で殺害された。23日午前1時から大統領府では関係長官会議が開き、同じ時間帯に15日に録画された文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国連演説が公開された。国際社会に韓国、北朝鮮の終戦宣言を訴えたのだ。

殺害事件は6月の開城(ケソン)工業団地連絡事務所爆破の再現だ。終戦宣言提案は今月8日と11日、ムン・ジェイン大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長がやりとりした親書の延長だ。終戦宣言提案と殺害事件の関連性に対する解釈と対処が混迷する中、殺害事件公開後わずか一日でキム・ジョンウン委員長が謝罪を表明した。非常に異例な措置だ。

映画ゴッドファーザーで「友人は近く、少なく、さらに近くに」を家族(family)の永続的生存原理としている。北朝鮮を私たちの手が届く所にあるようにしなければならない。それでこそキム・ジョンウンの真正性を問い詰めて、再発防止、責任追及などもできる。対話を継続すればさらに良い。

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