次の土日に地区の区民展がある。そのために木金の夜は公民館で設営準備をする。こういうものも、どこまで実施すべきなのか疑問だ。ほんとうの意味で出品する意味を持つ人は少なすぎる。さらに２４日は県の子ども会大会。仕事以外もけっこういそがしい。仕事のほうも今はいそがしい時だ。
来週は中学も試験。高校も太陽くんが２７日の木曜から試験にため外出許可をもらい車で送迎しなければならない。３週までは外出許可は無理なのだが、ぎりぎり何とかしてもらう。教科書とノートのコピーを届けたのが１８日だから十分勉強はできるはず。時間はあっても勉強というのはなかなかできないだろう。もう入院２週間にもなる。空の入院は２週間がワンクールの入院日数だった。もっとも何とか退院させてもらっても、きつそうにしていたものだ。太陽くんの場合は退院前から、もう現在すでに普通の高校生以上にトレーニングしている。
今度は世界くんが手首を傷めて、学校から病院へ行くように連絡があった。いつも行く柔道教室の先生は「これもCTかMRIを撮ったほうがいいけど・・・」、ともかくそれは理解して、捻挫として治療してもらうことにした。世界くんはスポーツ病院へかかる必要はない。
昨日は太陽くんが初めにMRIを撮ってもらって、１ヶ月間単なる靭帯損傷で治療した病院へ書類をもらいに行った。MRIを診て、かなり症例の多い前十字靭帯断裂がわからなかったのは、ちょっと問題ではあるがやむをえないとして、すぐに提携している専門医師に画像診断してもらうようになっていないのがいけないと思った。現在では、MRI画像をメールで送って診てもらうことは容易いことのはずだ。空の脳腫瘍で経験したことは大きい。もし、放射線科の先生が診ていなかったら、命を落とす可能性もあったのだから。
内分泌の診察だったが、短大を休みたくないので、また父が注射と薬をもらいに行ってきた。本人がいないと血液検査もできない。それでもH先生は、うまく講義を休んで１日ぐらい病院へ来るほど余裕がない事情をわかってくれる。
昼はめずらしくひとりだったので、近くにできたうどん屋へ寄った。かけうどん大へ野菜かきあげを入れて、稲荷を２ヶぐらいで軽く食べた。写真は終わりに近いところで、まさか汁を残すことはない。最後の一口が一番うまいと思う。うどんもラーメンも。
午後は太陽くんのスポーツ病院へ。入院初の支払いは金額も大きかった。トレーニングもリハビリも洗濯もひとりでやって、合宿所みたいな食事・入浴など集団生活もできている。やはり太陽くんは体育会系だ。膝もアメリカ製装具をつけてうまく杖を使って歩行し、「もうぜんぜん痛みもねえ」だそうだ。
あと１０日ほどで酒解禁となって、いつもの仲間がタクシーがなくなるのを心配している。明日の夜もちょっと慰労会があり、その次は２３日で、とうとうその次からは私も飲むことになる。ただし、以前とは違った飲み方をするつもりなので、みんなにも安心するように言ってある。おそらくいつものようなちょっと一杯のときは、今と同じに私がタクシーになって最後まで送り届ける。何となく、たまに飲むことの喜びがよくわかるようになった。
飲酒運転は、われわれの同年者は絶対に許さない。いっしょに飲んでいるときに、ひとりでも飲んで運転しようとするやつがいると、強烈に引き止められて絶対運転などさせてもらえない。それが当然になっている。最近のテレビなどで、運転者の呼気にアルコールを検出するとエンジンがかからないように、車にそういう装置をつけるといいようなことをよく聞く。しかし、大きな間違いがある。そんなものがあると、もし悪用されたり誤作動したりすると、逆にとんでもない事態になりかねない。取り締まるべきは人間であり機械ではないのに、故障していると違反になってしまうとしたら困ってしまう。やはり徹底した取り締まりで飲酒運転をなくすしかないと思う。
パソコンをしばらくいじっていない。大きく変えたのは７８０Gで Athlon X2 ４８５０ｅ にして故障中のｎｏ５を組んで以来やってない。非常に価格も変動しながらもお買い得感のあるものが多く、あれこれ考えるのはおもしろい。
携帯電話の機種変更は先月にやった。Ｇ３への全面移行のために、２年１０ヶ月使ってさらにあと２年使おうとしていたのをあきらめた。携帯電話会社の勝手な方策であり、相変わらず日本の携帯電話はパソコンのようにすっきりとはいかない。
どこの携帯電話会社と契約していても、すべての携帯電話機を使えるようにならなければおかしい。もっといやになるのはどのショップへ行っても、何人の店頭販売員の説明を聞いても、割引サービスや機能や契約内容の説明すべてがわかりにくく、最後には頭に来る。お前らは自分の会社のシステムをマニュアルに従って説明しようとしているが、もっとこっちの立場になってわかるように話をしろと、いつも言いたくなる。
携帯電話の電池パックは３ヶ持っていて、電池が切れてもすぐ入れ替えて使っていた。このクセがあるので、今回もすぐにネット通販で電池パックを１ヶ買った。新しいせいか非常に長持ちしているが、なくなればすぐ交換して、夜寝ている時に充電しておく。ほんとうは、この電池パックだって、ほとんどどの機種でも使えるようになっていなければおかしい。
世界くんはここんとこ背が伸びた。一番小さかったのが、あっという間にお母ちゃんを抜き、春さんを抜き、空より大きくなってしまった。お母ちゃんは一番背が低くなってしまってがっくりして笑っている。冬でもTシャツにジャンバーだけで短パンだったのが、最近はシャツを着てGパンに進歩した。中学１年生という時期は一番いい時期なのだから、もっと自由奔放に生きていい。何ものにもとらわれるべきではない。世界くんにとっての「１５の君へ」が最もふさわしい時は今かもしれない。
あまりのちらかりに驚きの円テーブルが、翌朝には何とかご飯を食べるようになっている。もっとも家族全員がいっしょに食べるには、すべて片付いていても無理がある。店のご飯を食べるテーブルも円形だ。長方形であっても四角になると、どうしても人数制限がかかるようで、うちは人数はあいまいで食べれる円形がいいみたいだ。外食すると、一番大きな違いはテーブルの形かもしれない。今朝は昨夜のカツ丼の残りが変化した玉子丼と、売れ残り半額唐揚げ弁当。作るほどのものはなく、弁当もなく、のんびりできる朝だ。太陽くんは昨夜ちょっとのぞいたところ、固定に近いベルトから軽い装具に変わって、車イスなしで松葉杖でうまく体重をかけず歩行していた。食事はうまく、ご飯おかわり自由で、お菓子の差し入れはまだ余っていた。
定額給付金がいただけるらしい。空と朝さんが１８歳以上になってしまい、ちょっと残念だが、地域振興券のときと同じに１０まん以上もらえる。しかし、わが家の場合は生活費になってしまい、ほんの数日で消えてなくなってしまう。１０まんあっても何日もつことやら。貯蓄へまわるという話はうらやましい。
けんとぱぱが、気の早いけど気のきいた祝杯用の酒を持ってきてくれた。久々に、ついでに昼ごはんをいっしょに食べていった。２８日にはこの「空（くう）」で解禁の美酒を味わうことにしよう。愛知の酒と聞いていたが、長野県近くの設楽郡の純米大吟醸と書いてある。以前の私はビール党で、スーパードライが大好きだった。この５年ちょっとのブランクで、おそらく日本酒や焼酎へ好みが変わっているような気もする。先日、夢で大ジョッキのビールを飲んでいて、あれっと気がつき何か言い訳しようとしていた。夢に出るほど飲みたいわけではないと思う。
世界くんが学校の成績がよくならないので、空と同じ定時制へ行くからいいと言っていた。しかし、空はそんなに甘くないと言う。私も、勉強でなくとてもついて行ける学校ではないと説明した。空の同級生でいっしょに入学した不良っぽいやつは、あっという間に退学してしまったという。通常の高校とはまったく違う。空はよくがんばって卒業したと思う。何度もいやになって行きたくない事があっただろう。初めのころタバコの臭いで頭が痛いと何度もこぼしていた。世界くんがやっていける学校ではない。何よりもっと勉強しようとがんばる気持ちがないことが悲しい。今の世界くんは、空が最初に入院する直前の成績よりはるかに悪いのだからみんながあきれている。太陽くんのようにスポーツにかけるとか、朝さんのように美術系へ行きたいということもない。学校の成績なんかで人の価値ははかれない。それは確かだが、中１の世界くんもうそろそろ自分を生かす道を見つけて突き進んで行ってほしい。
今朝の空はあわただしかった。実習のため写真を写すので、スーツを上だけカッターシャツとネクタイも入れた袋を手に持たせたのが第一の原因か。そこで携帯電話が見当たらず、よくあることだが、かけてみて音で発見。出かける時に、もうその袋を忘れそう。駅へ着く前に、写真のお金がもう１０００えんぐらい要ると電話があって車で急いで持っていった。駅の前で渡すと、電車へあわてて行くようすが、大丈夫なんだろうかとひどく心配に見えた。しかし、あとは自分が何とかやっていかねばどうしようもない。この先も毎日そんな事の連続だ。親にできる事は２０歳目前の息子には、いかほどもないのが普通なのだ。
帰ってきて聞いてみれば何とかなっている。空だけでなく、朝さんにも春さんにも世界くんにも心配な問題はいっぱいある。世界くんの成績などはもうあきらめのところまでいってしまった。それでもお母ちゃんほど私は気にしていない。たとえば、今は太陽くんが入院中で朝はゆっくり起きれる。弁当のことも、練習着の洗濯もなくて、夜はごはんをひとり分しかも大盛りで用意しなくていい。きょうは膝の太陽くん専用装具を支払った。アメリカから取り寄せるとのことで、１５まん以上する。保険がきいても５まんぐらいかかる。スポーツ振興保険などで最終的にはかなり補助してもらえるが、やはり大きな出費のうちだ。まあ、そんなこんないろいろあるのだが、やっぱり家族みんなが太陽くんがいないとつまらないと思っている。
店が休みでも機械を動かして打ち直しをやって、遅い昼ごはんになって、午後は太陽くんのスポーツ病院へ行く予定がくるった。それでもいろいろ用をすませて、夕方にスポーツドリンクとおかしなどを大量に持って行った。もう車イスでなく、松葉杖で移動していた。上半身のトレーニングをきょうから開始した。順調にいっている。
空は毎日たいへんなようすだ。今度の実習は施設かと思っていたら、それはもっと先のことらしく、自分の市内の保育園でやるらしい。弁当はともかく、それはそれでまたたいへんだ。脳腫瘍という病気の治療後まだ５年にはなっていない。ここまでやっていることはたいしたものだ。しかし、そんなこと関係なく、普通と同じようにやっていかねばならない。最近になってようやく学校に話が伝わって、保健室などでデスモを預かってくれるなど配慮してくれることになったらしい。すべてはひとりでがんばってやるしかない。
