愛知県の公立高校はきょうが卒業式だ。空の夜間定時制も夜にやるものの同じ日が卒業式で、試験が中休みになる。来年でなく再来年は、空も朝もこの日に卒業する予定。その年は太陽が中学を、世界が小学校を卒業することになる。同じ年度に4人卒業という記録的なことだけに、今から心の準備をしている。夜間定時制になってしまって、妹といっしょに卒業するということは、空はあまり言わないがいい気はしないだろう。だけど、私は堂々と自慢できることだと思っているから、空も自信を持って人に報告していいことなのだとわかってほしい。留年もなしで高校卒業はきわめて困難な病気に打ち勝ったと言えるのだから。もっともまだ半分以上高校生活が残っている。
昨年の卒業式は、京都から急いで帰りぎりぎりで間に合って出席できた。きょうは、午前中から体調が悪く、鼻詰まりなどで寝ていて、欠席すると言っていた。しかし、立場が代われば、できれば出席することがいかにありがたいことかわかるもんだよと、そんな話をしていたら昼寝から起きて調子ももどり出席した。夜間定時制の卒業式は、123年生の欠席が目立ちさみしいものらしい。全日制よりも大きな意味があることも多いばずだ。