11月13日(金)は、今年度最後の関西文化塾に
参加しました。
(コロナ禍での理由とは言え、一日に3時間の講演を聞くのは、
ちょっとシンドイ。於:中之島中央公会堂)
今回は、アンドロイドの研究の第一人者の「石黒浩」氏と
世界的な建築家の「安藤忠雄」氏の講演です。
第一部は石黒氏でテーマは、私たちの明日の生活
『ロボットと未来社会』
(肩書きは、ロボット学者・大阪大学教授 となっています。)
これからの人口減の日本社会では、ロボットの必要性が
高まる。
移民という選択肢においては、難しい日本語という障害も
あって定着率が低い。
また、東の果ての島国には来にくいという事情も。
(石黒さんは、静かにユーモラスに話される方で。)
そこで、ロボットの登場ということになるのでしょうか?
講演の始めには
① 人間は人間を認識する脳をもつ。
② 人間にとって理想的なインターフェイスは人間であると。
③ 故に、ロボットは人間を取り巻く情報やメディアを駆使し
部分的には人間らしくあるべき。
④ 一方で、人間らしいロボットやアンドロイドが人間を理解する
テストベッドになる。
※ ロボットを用いた人間理解の研究も進んでいる。
現在、知能ロボットと認知脳科学は密接な関係にある。
(マツコ アンドロイド・TVでこれが放映されてから
一遍に有名になったらしい。)
実世界で活躍するロボットには、
「言語学習ロボット」「レストラン店員ロボット」「高齢者用対話ロボット」
「受付コンシェルジュロボット」「英語教師ロボット」 などが。
(石黒氏とイシグロ アンドロイド マツコさんと
いい勝負ですねぇ~。何の勝負かな?)
そして、ニューロフィードバックでアンドロイドのロボットの体を
使うと、いつまでも働かせることが出来るらしい。
これを2050年までには、完成させたい。
と話していた。(何故か?ちょっとコワイなぁ~、と思った。)
大阪万博では、大いにアバター利用を試みたいと
その映像まで見せてくれて。
大阪万博では、是非その色々なアバターを見に行こう!!!
今日のオマケ
(「石原慎太郎・大江健三郎」 江藤淳 著)
石原慎太郎氏と大江健三郎氏の人柄や作品について批評しています。
読み応えはありますが、理解を深めるのがなかなか難しい本でした。
(読了までには、けっこう時間がかかって。)
(朝、コメダコーヒーでよく読書していて。友だちが「優雅やねぇ~。」
と言っていた。「優雅という意味知ってるんか?」と聞こうと思ったけど
止めましたぁ~。)
○ 現代の「知的」青年が一向に知的ではなく、受動的・心情的
女性的である。
○ 彼等は人生が単調であって、なにも酔わせてくれる物がないという
ことに憤っている。だが、人生が単調なものであることぐらい始めから
分かりきったことで、それに耐えるところから思想や芸術が生まれるなど
ということは彼等の念頭に浮かばない。
○ 凶器は肉体を傷つけるが、言葉は私たちの精神をえぐりとる。論争は
ある意味で傷つけ合いであるが、それに耐えられなくて、何ができる
というのか。
というところが、心に残って。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます