しばらく前に読了。
最初は物語になかなか入り込めなくて
ノロノロしながら読んでいたが、それを大阪弁が
カバーしてくれて読み進む。
うまいなぁ~、と思った。大阪弁の使い方が。
大阪弁 特に大阪南部で多く使われるものもあって
関東の人が読んで意味が通じるやろうか・・・。
と心配になったページも。
(返却日、ギリギリまで読むのにかかって。)
巻子という9才離れた姉がいる夏子が主人公の小説。
母(巻子)とは長年会話が出来ない緑子の登場は場面緘黙
かいな? と思ったが、学校では友だちや先生とは普通に
話すことができるらしい ので違うか? なんて。
(普通は、その逆ですもんネ。)
子育て、子どもを産むということの覚悟、人工授精のことも
出てきて、途中読むのが しんどくなって小休止。
豊胸手術をしたいという、巻子に対して 「胸が大きいと
イヤなこともあるやんやで、お金も無いのに そんなこと
するな!!」 と心に中で呟いている自分がいて・・・。
(著者の川上未映子さん、女優さんでもいけそう。
フォトを見てちょっと驚き!!)
義父にレイプされて、その後の人生にとまどう善百合子には同情を
禁じ得なかった!!!
平凡な言い方だけど、幸せになってほしいなぁ~。
と強く思った。
(やっと物語に入っていけた!!)
小説の中で、
緑子「なんで、大人って お酒飲むん。」
~ ~ ~
夏子「生きていたら、いろんなことがあって そやけど死ぬまでは
生きていくしかないやろ、生きていくあいだは ずっと人生が続くから
いったん避難しな もうもたん、みたいなときがあるんかもな。」
というところが、心の底に残って、上手い表現やなぁ~、と感じた!!
なんしか、重い物語でしたぁ~。
今日のオマケ
(えび団子のトースト揚げ、主人が「美味しい!!」 と言って食べてくれた。
秋に友だちが来たらご馳走するつもり。)
(パンの耳は捨てては、もったいないので 揚げて粉末シュガーを
ふりかけておやつに。)