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キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

式田和子著 『老い心の本音』 読書その2

2014-08-01 06:38:33 | Weblog

次の本は、式田和子著 『老い心の本音』 です。

この頃、こんな本ばっかり読んでいます ~笑い~



読んでいて、強く心に残っているのは

その1・「ない、ない、ない」 年を取ると捜し物は日課です。という章では。

この本は、質問に答えるという形式で。







45歳の実娘から悩みで。

父は81才ですが、あちこち物を置き忘れ

「鍵がない」「眼鏡がない」「図書館の利用券がない」

(私も一緒で~す!!)

と大騒ぎするので、周りの人間がほとほと疲れます。




その答えとしては

「ない、ない」 と一生懸命探しても見つからない物も、たいてい

そのうち出てくるものです。「ない、ない」 と言われたら

「ある、ある」 と言い返して、一日、二日、あるいはもっとかもしれませんが

気長に待ってみましょう。

とありました。











(式田和子さんは、老いに関する本を色々書いておられます。)







その2・「死にたい」というのは、 いきいきと生きたいの裏返し。という章では。






母は79才になりました。年のわりにしっかりした人なのですが、

近頃は、「膝が痛い、腰が痛い」 が口癖で毎日のように病院通いを

しています。




「私はもう生きていてもしかたがない。病院へ行くにも坂を上ったりして

 こんなつらい思いをするなんて。」 と、毎日毎日愚痴をこぼします。

 ~~~ 一人で出かけて転んだりしたら・・・と、それも心配です。

「つまらない、つまらない。死にたい。」 なんて言ってないで、どうしてほしいか

言ってくれればいいのに。





その答えは、

何をどうしてほしいか、わかっているなら、お母さまは

「死にたい」 とは、おっしゃらないのではないでしょうか。

「死にたい」 とは 「いきいきと生きたい」 ということの裏返しです。

年を取るというのは残酷なことで、長生きをするほど、友人が少なくなります。






お母さまも、周りのお友だちが次々とあちら側へ渡られ、共通の思い出話をする人が

いなくなってしまったのでしょう。その寂しさは言うに言えないものだと、

私も近頃やっとわかりました。




危ないから、一人で出て行っては困る。こう考えるのも当然ですが、

家の中に閉じ込めておいても、転ぶ時は転びます。

百パーセント安全なんてことはありません。「危ないのは内も外も同じ」 と

腹をくくることも必要だと思います。

ということです。


そうなんだぁ~。年をとるということは、残酷なことなんですねぇ~。

そういう考え方もありますねぇ~。





でも、でも いつの時も前を向いて生きていきたいなぁ~。と思っています!!!

























 
コメント
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