
『Mother』は、室蘭にある大学で渡り鳥の観察をしていた女性の奈緒が、この大学施設が閉鎖されたことにより、小学校の教師になるところから始まる。これまで渡り鳥にしか興味なく、人と接することが苦手でしかも子供が苦手な奈緒は小学校の先生に戸惑っていた。そんな時、担任のクラスにいたある女の子の怜南が、親から虐待を受けていたことを知ってしまい、彼女を助けたいという母性が働きだす。そして何と彼女を連れ去って2人で親子として生きていくことを決意する。

子役が出るドラマにはそもそも弱いのだが、今回も松雪泰子の凄くリアリティーのある演技に引き込まれるドラマだ。特に第一話は感動的な展開で始まった。このドラマのテーマは”母性”で、ドラマのキャッチコピーも『母性は女性を狂わせる』となっているが、まさに生き方が多様化している女性に対して贈るドラマとも言える。

そしてやはり最も話題なのが月9の『月の恋人 ~moon lovers~』。木村拓哉、篠原涼子、北川景子、松田翔太など、それぞれが主役をはれる出演陣が実に豪華。これになんと台湾出身のモデル/女優、リー・チンリンが加わり、更にはドラマ主題歌には久保田敏伸の新曲が決まって『ロングバケーション』以来のキムタクとのタッグとなり、最近では稀に見るインパクトの月9が完成した。キムタクは総理大臣になった『CHANGE』以来、2年ぶりのドラマ主演となる。初回は上海ロケなども交え大きなスケールでドラマはスタートし、何とキムタクドラマに恥じない、今クール最高視聴率の22.4%で好スタートを切った。


キムタクの設定自体は”いかにも”だが、今回最も注目したいのが、リー・チンリンだ。圧涛Iなアジアンビューティーに圧唐ウれてしまう。キュートですっきりした顔に、抜群のプロメ[ション。見とれてしまうような美貌の持ち主で、あの北川景子も霞んでしまうほどだ。そしてインタビューなどでややたどたどしい日本語がまたとても可愛いのだ。今後のドラマ展開、そして視聴率動向にぜひ注目したいドラマである。

