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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

新鋭バンド、King Gnuの魅力!

2019-01-28 23:25:00 | 音楽
最近、King Gnu(キングヌー)というバンドにハマっている。男性4人のバンドだが、ここ1年で一気に注目を集めている。



色々な音楽番組でも最近King Gnuが取り上げられており、目にする機会が増えているが、『バズリズム02』でも、2019年にブレイク間違いなしと太鼓判を押され、更に注目を集めている。僕もそんな彼らの独特な音楽性にすっかり惹かれてしまった。

先日、ファーストアルバム『Sympa』がリリースされたので、早速ダウンロードしてみた。収録曲は下記全13曲。13曲と言ってもその内4曲はアルバムタイトル”Sympa”が付いたInterlude曲なので、実質は9曲構成。その意味ではそう曲数は多くは無いのだが、何とも充実感たっぷりな内容。



1) Sympa I
2) Slumberland
3) Flash!!!
4) Sorrows
5) Sympa II
6) Hitman
7) Don’t Stop the Clocks
8) It’s a small world
9) Sympa III
10) Prayer X
11) Bedtown
12) The hole
13) Sympa IV

東京件p大学出身のバンドリーダー常田大希と井口理の二人がツインボーカルを担当。二人は幼馴染でもあるらしい。ちょっとしゃがれ声の常田と、ハイトーンボイスも出る井口のそれぞれの個性が上手くコーラスミックスされ、彼ら特有の音楽性が出来あがっているように感じる。



アルバム全体のトーンとしては、Suchmos的なアダルトな雰囲気も漂うが、Suchmosに比べれば若さとスピード感がある。Suchmosもとても良いのだが、Suchmosの方はどちらかと言えば大人っぽく、ジャズな雰囲気にも近いと言えるが、King Gnuのアルバムは、基本ロック色が強いものの、時にヒップホップやジャズの香りもさせる。それでいて、全曲を通して統一された、どこか物悲しく切ないメロディーラインが根底に横たわり、メロディーが心の中にすっーと滲み入る不思議な魅力を放つ。

でも決してメロウな曲ばかりでは無く、シングルヒット曲の3曲目『Flash!!!』のように、スピード感のあるアグレッシブな曲も独創的で面白い。この曲はアルバムの中でも一番軽快で好きな曲でもある。でも、そんなスピード感のある曲の中にもどこか切なさを感じさせるメロディーがすっかりKing Gnuのトレードマークとなっている。



先行シングルリリースされていた10曲目の『Prayer X』は、その物悲しい旋律を奏でる曲の代表格とも言える曲で、一度聴くと病み付きになる美しさだ。但し、この曲のPVはかなり不気味で、変な仮装をした集団が宗教団体のように登場する、ダークで何とも不気味な作品になっており、その不気味さゆえに中毒性も高い。



同じく、今シングルヒットを飛ばしているのが2曲目の『Slumberland』。この曲はミディアムテンモネがら、マーチングアンセムのようなスケール感のある曲。前に進んで行くかのような力強さがあり、なかなか魅力的な1曲だ。

そして、僕がこのアルバムで『Flash!!!』の次に大好きな曲は、12曲目の『The hole』。兎に角切ないメロディーが何とも美しい。心に空いてしまった穴を、僕が埋めてあげると歌う愛の歌詞も感動的であり、最後の曲として強い余韻を残してアルバムは終了するのだ。

アルバム全体で13曲、35分。決して長いアルバムでは無く、すぐに全部を軽く聴き終えてしまう長さだが、各曲の出来映えはかなり秀逸であり、またそのKing Gnuの存在感を植え付けるには充分過ぎるくらいの独創性を持った作品に仕上がっている。久しぶりにユニークで中毒性のあるバンドに巡り合ったものだ。今クールのドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』のテーマソングにKing Gnuの新曲『白日』が選ばれた。ドラマを見ている人は既にこの曲を聴いていると思う。昨年の米津玄師の大ブレイクと同様、今年はKing Gnuがブレイクする年になりそうな、そんな予感を強く感じさせる大物バンドが登場したものだ。今後の活躍を更に注目したい。


シンプルの極み~ディック・ブルーナの世界

2019-01-24 23:17:00 | デザイン

僕はミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナの描く作品が大好きだ。



ディック・ブルーナの作品は、あのミッフィーの絵本に代表されるように、そのシンプルなデザインや配色が特徴だが、僕もイラストやキャラクターデザインを描く際に大きな影響を受けた。ディック・ブルーナの作画スタイルは、究極的に行き着くミニマリズムの世界であり、その洗練されたシンプルさはとても勉強になった。ディック・ブルーナの本、『ディック・ブルーナのデザイン』は僕のアートバイブルの一つとなっている本だ。



ディック・ブルーナはオランダのユトレヒトという町で産まれ育ち、2017年に89歳で亡くなるまで、生涯オランダでグラフィックデザインや絵本を描き続けた。オランダにはミッフィーミュージアムという施設もあるのだが、いつかは訪れたいと思っている。



ちょうど12月に欧州出張に行った際、久しぶりにアムステルダム空港で飛行機を乗り換える機会があり、空港の売店でミッフィーのグッズがたくさん売られていた。この中で、思わず手にしたこの2つのぬいぐるみを購入。



通常ミッフィーは白なので、ブルーのミッフィーはめずらしいが、かなりしっかりした硬めの生地だったので、きなこが振り回して遊べるおもちゃのお土産として購入。もう一つはパイロットに扮したミッフィーがなかなか気に入ったのでこちらは自分用に購入した。



また先日も『シンプルの正体 ~ディック・ブルーナのデザイン』という本を購入。ディックの有名なキャラクター、ブラック・ベアの何ともシンプルなイラストが本の表紙となっているのも、良いデザインである。これは、2017年から昨年にかけて日本の主要都市で開催されていた同名のディック・ブルーナ展示会の公式ブックレットにもなっているもので、展示会でも展示されていたディックの初期グラフィックポスター作品やミッフィーのイラストなど数多くの作品が収集されているもので、なかなか見応えのある本である。





ディック・ブルーナが2017年に亡くなる前、人気キャラクター“ブラック・ベア”の最後の作品『de beer is dood (the bear is dead)』という絵本作品が発表され、大きな話題となった。ブラックベアの死を悼む内容らしいが、あの“ブラック・ベアが死んだ”という、絵本にはあまり馴染まないテーマで、しかもかなり暗いトーンのこの絵本の存在を知った時、僕も大きな衝撃を受けてしまった。晩年を迎え、自分自身をブラックベアになぞっていたのかもしれないと思ってしまった。この絵本は未だに出版されておらず、現在のところはディック・ブルーナの遺作であり、幻の作品となっている。




あのクリエイティブスタジオ、『サムライ』を指揮する佐藤可士和も、ディック・ブルーナに影響を受けた人物として有名だが、彼の作品にもディックのミニマリズム精神が、色遣いやシンプルなデザインに息づいているのだろう。


僕の大好きなドラマ傑作選~『パーフェクト・ラブ!』

2019-01-21 16:25:00 | TVドラマ
前回、僕の好きなドラマ第一弾として、『1リットルの涙』を取り上げたが、今回は全く毛色の違う、ラブコメドラマとして大好きな『パーフェクト・ラブ!』を取り上げたい。



『パーフェクト・ラブ!』は、1999年7-9月の夏クールにフジテレビの“月9”枠で放送されたドラマで、福山雅治、木村佳乃主演のラブコメ。当時福山も全盛期であったし、まさに月9らしい王道のラブコメということでヒットしたドラマだ。あまりにも好きなドラマなので、DVD BOXを所有しているのだが、久しぶりに引っ張り出して観賞した。



ドラマの登場人物だが、福山が手当たり次第に女の子をナンパしてしまうチャラい歯医者の武人(たけと)役を演じており、東京に住んでいる九州男児という設定。




この彼を取り巻く、九州の幼馴染リュウ太に扮しているのがユースケ・サンタマリア、同じく東京に出てきている高校時代の友人大友役に立川政市、別れた後も未だ好きな気持ち武人が引きずっているモデルの元カノの彩を演じるのが板谷由夏。ここに、バリ島で出会う千草に扮する木村佳乃と友人のみゆき役の畑野浩子も絡み、みゆきとリュウ太の恋模様、彩も武人と千草に色々と絡んで行きながら、グループ交際的な関係性の中でそれぞれのラブロマンスが展開していく。




このドラマのメインは、武人と千草の恋愛模様が、歯がゆい感じで進展して行く形で盛り上がって行くのだが、武人は彩のことが忘れられず引きずっている中で、千草が積極的に武人にアプローチしていく。そんな一途な千草に、ナンパ男の武人も次第に千草に惹かれて行くのだ。



第6話だったと思うが、このドラマの中で僕が一番大好きなシーンがある。彩のことがふっきれない武人と千草が喧嘩した際、武人に向かって千草が、“もうこれ以上、絶対好きにならないから!”、“サヨナラって言え!”とラストシーンで言うのだが、それまで千草の気持ちに確証が持てなかった武人が、初めて千草の自分に対する愛情の大きさをガツンと受ける瞬間なのだが、この時の木村佳乃があまりにも可愛いのだ。未だに忘れられない、心に残るシーンとなった。



木村佳乃は、今でも様々なドラマや映画に主演して第一線で活躍しており、今でもその美しさと可愛らしさは変わっていないが、20年前のこのドラマの木村佳乃は、さすがに若くて恐ろしく可愛いのだ。



このドラマの主題歌であったGLAYの『ここではない、どこかへ』も、このドラマのおかげで大好きな思い出の曲となったが、いつもクライマックスのいいシーンで絶妙なタイミングのが心地良いのだ。




ドラマでは、武田鉄矢が武人の父親役で登場し、頻繁に九州から東京に出てきては、武人のマンションに転がり込むのだが、この親子の鰍ッ合いや、千草とのやり取りがまたとても良い味を出している。また、注目したいのが、あの懐かしい女優、大石恵が、武人が良く行くキャバクラのみさ子ちゃん役を演じていること。大石恵はラルクのHydeと2000年(このドラマの翌年)に結婚し、一時News Zeroのサブキャスターをやって以来は券\界から遠ざかっているが、このドラマでは一番可愛い全盛期の大石恵を見ることが出来るのだ。



僕の一番好きなドラマは感動作の『1リットルの涙』だが、このドラマは2番目に好きなドラマ。『1リットルの涙』とは全く違う、ある意味とても軽いタッチのドラマだが、王道のラブコメとしてはとても良く出来ているし、ハッピーエンド含め、エンターテインメント性も高い魅力的なドラマに仕上がっていると思う。


恒例! 2018年の映画総決算!

2019-01-19 09:53:00 | 映画
今回は毎年1月恒例のこの企画。

昨年は計81本の映画を観賞した。これは過去最高であった2017年に観た78本を3本上回る新記録を樹立!ほぼ毎月ロンドン出張に出かけたこともあって、往復機内での観賞機会が増えたのが要因であろう。今年は少し出張回数は減るかもしれないので、当分この記録を更新するのは難しいかもしれない。

さて、観賞した81本の作品は下記の通り(観賞日も記載)。この内、*印が付いたものがシネコンで観賞した作品。カッコ内の数字は評価(5段階評価)。

<2018年映画リスト>
1) マンハント* (3) 2/22
2) シェイプオブウォーター (5) 3/4
3) スリービルボード (5) 3/4
4) ミックス。(3) 3/4
5) イット それを見たら、終わり(4) 3/4
6) 勝手にふるえてろ (4) 3/4
7) ジャスティスリーグ (4) 3/9
8) 羊の木 (3) 3/9
9) The Foreigner (4) 3/9
10) グレイテスト・ショーマン (4) 4/16
11) Battle of the Sexes (3) 4/16
12) 8年越しの花嫁 奇跡の実話 (4) 4/16
13) 嘘八百 (4) 4/16
14) ボスベイビー (3) 4/16
15) 猿の惑星 ジェネシス (4) 4/23
16) 猿の惑星 ライジング (4) 4/26
17) 猿の惑星 グレイトウォー (5) 4/26
18) オリエント急行殺人事件 (3) 4/26
19) 伊藤くん A to E (3) 4/27
20) 去年の冬、きみと別れ (3) 5/29
21) ブラックパンサー (2) 5/29
22) レッドスパロー (4) 5/29
23) デスウィッシュ (4) 5/29
24) 嘘を愛する女 (4) 5/29
25) 不能犯 (4) 5/30
26) 祈りの幕が下りる時 (5) 5/30
27) パンダフルライブ (4) 5/31
28) 今夜、ロマンス劇場で (4) 6/13
29) 15時17分、パリ行き (3) 6/13
30) 犬猿(4) 6/13
31) Den of Theives (4) 6/13
32) Bleeding Steel (3) 6/13
33) リメンバーミー (4) 6/20
34) ハン・ソロ (5) 6/30*
35) ハン・ソロ (5) 日本語吹替版 7/3*
36) いぬやしき (4) 7/29
37) クワイエットプレイス (4) 7/29
38) アベンジャーズIW (5) 7/29
39) 孤狼の血 (4) 7/29
40) タリーと私の秘密の時間 (4) 8/1
41) ピーターラビット (4) 8/1
42) レディープレイヤーワン (5) 8/1
43) ミッションインャVブルフォールアウト (5+)* 8/6
44) ペンギンハイウェイ (4) *8/18
45) のみとり侍 (3) 9/2
46) デッドプール2 (3) 9/2
47) 終わった人 (5) 9/2
48) 空飛ぶタイヤ (4) 9/2
49) アドリフト (4) 9/2
50) ラプラスの魔女 (2) 9/7
51) ハン•ソロ (5) 9/7
52) カメラを止めるな!(5) * 9/18
53) ボルグvsマッケンロー (3) 9/30
54) ジュラシックワールド炎の王国 (4) 10/9
55) 50回目のファーストキス (5) 10/9
56) 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています (3) 10/9
57) Over Drive (4) 10/9
58) 詩季折々 (3) 10/9
59) インクレディブルファミリー (4) 10/12
60) オーシャンズ8 (4) 10/12
61) 妻よ薔薇のように/家族はつらいよ3 (4) 10/12
62) アンクルドリュー (4) 10/18
63) 7年の夜 (4) 10/18
64) スカイライン奪還 (3) 10/18
65) エックスファイル3 (4) 10/18
66) 僕はチャイナタウンの名探偵2 (3) 10/26
67) LBJ (2) 10/26
68) TAG (3) 10/26
69) ボヘミアンラプソディー (5)* 11/30
70) 万引き家族 (4) 12/6
71) 日日是好日 (3) 12/6
72) イコライザー2 (4) 12/6
73) SUNNY 強い気持ち 強い愛 (4) 12/6
74) サーチ (5) 12/6
75) 検察側の罪人 (4) 12/14
76) ザ・プレデター (3) 12/14
77) 銀魂2 (4) 12/14
78) スカイスクレイパー (4) 12/14
79) マイル22 (3) 12/14
80) 恋は雨上がりのように (5) 12/15
81) 来る (4) * 12/26

実にたくさんの映画を昨年も観賞したものだ。最高評価となる5評価となった作品のうち、ベスト10は下記の通り。

1位 ボヘミアン・ラプソティー
最終的に2018年の映画興行成績第一位となる大ヒットを記録。世界中にQUEEN旋風を巻き起こし、アカデミー賞にもノミネートされた。リピーターも続出し、QUEEN世代だけでは無く、若い人たちも多く惹きつけたのが大きな勝因であったが、この映画を通して、QUEENの音楽の素晴らしさを再認識し、フレディーのドラマチックな生き様が感動的に表現されていたことで大きなインパクトを残した。



2位 ハン・ソロ
スターウォーズフリークとしてはやはり外せず、かなりひいき目で観賞してしまった感はある。世界的にSW作品にしてはイマイチ興行成績が振るわなかったものの、個人的にはとても良く出来たスピンオフ作品だと思っており、特にラストの衝撃は今後に大きな複線を残したのではないかと思っており、今後のSWサガの展開が益々楽しみになった作品だ。



3位 サーチ
映画全編がPC上の映像で進行する、何とも斬新で画期的な作品。有名な俳優が全く出ていない作品ながらも、まさにインターネット時代、そしてSNS時代特有の浮ウを象徴するようなサスペンスフルでテンモフ早いストーリー展開で観るものをどんどん引き込みながら、骨太の家族物語も展開されていく。サスペンスで言えば、現代版ヒッチコック映画とも言える良い作品に出会った。



4位 カメラを止めるな!
公開が始まると大きな話題となり、一大ブームを巻き起こしたことも記憶に新しい。正直この作品には完全に1杯食わされた。何ともチープなB級(C級?)ゾンビ映画のように始まるが、中盤で一転して全く異なる物語に。そして最後には感動すら巻き起こす画期的な映画となった。お見事である。



5位 シェイプ・オブ・ウォーター
昨年のアカデミー作品賞を受賞した作品。第二次世界大戦時の独特な世界観、映画全編を覆う何とも言えない暗さの中で展開される、一見B級ゲテモノ映画のような作品だが、実は種族を超えた何とも美しい愛の映画であり、差別問題をも表している点でアカデミー委員にも響いたのだろう。主演女優もおばさんなのだが、妙に魅力的な女性に見えてくるから愛の力は凄い。



6位 ミッション・インャVブル フォール・アウト
お馴染みトム・クルーズのMIシリーズ第6弾だが、個人的にはシリーズ最高傑作ではないか感じたほど良い出来映えであったように思う。今までのシリーズでも毎回派手なアクションシーンはあったが、今回は特にアクションだけでは無く、物語展開の中でのバランスがとても良く、全体的に引き締まった骨太な作品であったと感じた。



7位 レディー・プレイヤーワン
久々に往年のスピルバーグ監督らしいSF作品が帰ってきたと感じた作品。荒廃した未来都市を背景に、バーチャルなゲーム世界に夢を求める若者たちを描き、まさに時代のトレンドを上手く取り入れながらもゲーム世界の中で、アキラ、ガンダム、ゴジラ、キティーちゃんなども登場し、Back to the Futureのデロリアンなど、マニアも喜ぶ懐かしいものがたくさん登場する贅沢な作品。



8位 恋は雨上がりのように
大泉洋、小松菜奈の共演による漫画が原作の作品。僕の大好きな小松菜奈主演ということで元々注目していた作品だが、漫画のイメージを見事に実写で忠実に再現しており、また一見軽そうなラブコメかと思いや、意外にも骨太なドラマが展開され、いい意味で裏切られた良い邦画であった。



9位 50回目のファーストキス
アダム・サンドラーとドリュー・バリモア主演で話題となった同名ハリウッド映画を、あのコメディー映画の鬼才、福田雄一監督がリメイク。山田孝之、長澤まさみが共演し、福田監督作品常連の佐藤二朗、ムロツヨシ、大賀も出演。1日で記憶が書きかえられてしまうという短期記憶喪失障害という病気を持つヒロインに恋をしてしまう男のラブストーリーだが、この感動的なテーマの中にも福田監督流の、思わず腹を抱えて笑ってしまう爆笑ネタも満載で、不思議な空気感が魅力となっている。



10位 アベンジャーズ・インフィニティーウォー
アベンジャーズシリーズ第三弾。兎に角、これでもか!というくらいふんだんにアクションが盛り込まれており、マーベルならではのスケール感とアクションシーンは圧巻。マーベルヒーローの殆どがラストで消滅してしまう衝撃のエンディングとなったが、今年4月に公開となる第4弾完結編、『アベンジャーズ エンドゲーム』では最終的にどうなってしまうのかが楽しみである。



残念ながら5には届かず、4評価になった作品の中にも幾つか魅力的な映画があったが、全般的に昨年も豊作だったのではないかと思う。今年2019年最大の注目は、いよいよスターウォーズサガ完結編となるエピソード9が年末公開となるが、待ちきれない。また、ジェームズ・キャメロン監督が新たに日本の漫画が原作となる『アリータ:バトル・エンジェル』、そしてクライマックスを迎える『アベンジャーズ エンドゲーム』、ティム・バートン新作の『ダンボ』などの大作公開が目白押しで、何とも豪華な一年になりそうである。


難攻不落の城、小田原城へ!

2019-01-16 22:29:00 | 日本の城、日本の寺
神奈川県で一番有名なお城と言えば、難攻不落と言われた小田原城。

天守自体は昭和に入ってから再建したコンクリート天守だが、小田原城周辺の櫓、堀、石垣、その他遺構などは多く残っており、全盛時のそのスケール感を偲ぶことが出来る、味わいのある城である。

小田原城には何度も訪れているが、今回久しぶりにきなこを連れて、ドライブがてら週末に出かけてみた。自宅からは車で1時間弱。東名に乗り、小田原厚木道路をひたすら走って小田原で降りるのだが、家からすぐに東名に乗れるので、気分的には結構近い印象がある。

まずは小田原城の南側にある駐車場に車を停めて、小田原城址の南側一角にある報徳二宮神社へ。




ここはあの二宮尊徳(二宮金次郎)に所縁のある神社として市民に親しまれているらしい。初めて訪れたのだが、規模はそう大きくないものの、とても奥ゆかしい雰囲気もあって、気持ちの良い神社であった。入り口には二宮金次郎の銅像が有り、そしてその横にはきんじろうカフェという、何ともオシャレなカフェがあったので、きなこと一休みすることに。




このカフェはオープンカフェなので、手前はワンちゃんもOK。奥にある二つのカウンターでコーヒーや紅茶などを購入し、自由に空いているスペースで楽しむ仕組みだ。



このカフェに、偶然に『きなぽん』という名のきなこもちが売られていたので、きなこと一緒に購入。ちょっとビターな味でなかなか美味しかった。ちょうどコーヒーに良く合うスウィーツであった。



社殿もなかなか素敵で、手前には池などもあってなかなか魅力的な和空間が出来あがっていた。ここでまたおみくじを購入してみたが、やはり今年はどこで引いても末吉。今年は末吉な一年になりそうである(笑)。




報徳二宮神社を後にして、いざ小田原城へ。小田原城へのアプローチは立派な門である常盤木門もあってなかなか素晴らしい。




そして、この門を抜けると本丸には巨大な天守閣が!白いその天守は意外に規模も大きく、立派なスケール感である。今回はきなこも一緒だったので城の中には入れなかったが、小田原城天守の最上階から見下ろす小田原の街と相模湾はなかなかの絶景なのである。




お城の二の丸をめぐり、小田原城址公園の東側となる馬出門へ。こちらからの城の眺めもなかなか格別である。





そして、小田原城を後にし、小田原名物のかまぼこ店が集まるかまぼこ通りへ。ここで見つけた江戸時代1781年創業という老舗のかまぼこ屋さん、元祖鱗吉(うろこき)を訪れた。ここはかまぼこ発祥の地と言われているお店らしいのだ。



ここで食べ歩き専用の“じねんじょ棒”というスティック状のかまぼこを売っていたので、お茶も頂いて軒先で少し食べながら休憩。とても美味しく、お腹にもたまる満足の1本であった。ちょうどこの鱗吉の店の前に、小田原のご当地マンホールデザインのカラー版をラッキーなことに発見!最近マンホールにもかなりハマっているが、城下町には、お城にちなんだマンホールも多く、ここ小田原も小田原城にちなんだマンホールだ。城の石垣が描かれたこんな四角いのも発見することが出来た。





小田原は、きなこと一緒に日帰りで軽く立ち寄るにはちょうど良い場所だということが良く分かった。また次回は小田原城攻めに豊臣秀吉が作ったとされ、一夜城としても有名な石垣山一夜城に次回は訪れてみたい。どうやら一夜城の近くにもワンちゃんと行ける良いカフェがあるらしい。