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blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

きなこイラスト、ニューバージョン制作!

2015-11-28 23:12:00 | My Artworks
これまで色々なバリエーションのきなこイラストを制作してきたが、今回、また新しいバージョンを制作した。



きなこ、実は目の色がブラウンで、鼻の色もブラウン。これまではどちらも普通の犬らしく黒で表現していたが、今回目と鼻をブラウンに変更してみたところ、全体的に優しい印象が増したような気がするし、何だかよりきなこ本人(本犬?)に近付いたように思う。ブラウンをベースにした為、背景のピンクにもより一層マッチした。



ついでに、きなことマックのイラストも、きなこのニューバージョンに変えて制作。こちらもかなり優しい仕上がりになった。






川上未映子の最新作『あこがれ』

2015-11-25 21:32:00 | 小説・エッセイ
先月、村上春樹のエッセイ『職業としての小説家』を読んで以来、久々にまた読書熱が盛り上がってきており、その後読み始めた湊かなえの『リバース』も一気に読んでしまった。そして、また何か新刊を読みたいとこの前本屋でウロウロしていたところ、川上未映子4年ぶりの長編小説『あこがれ』が出版されていたので、衝動買いをして、早速読んでみた。ピンク色の可愛い表紙も書店で目を惹くデザインだ。



実は、川上未映子の作品を読むのは今回初めてである。芥川賞を受賞した『乳と卵』や話題となった『ヘブン』の時も、それなりに気にはなっていたが、実際に手に取って読んでみたいというところまでは行かなかった。しかし、川上未映子という作家には前からなんとなく興味を持っていた。芥川賞を受賞した時も、“若くて魅力的な女性作家が芥川賞を受賞する時代になったんだなあ”と、かなりジジ臭い独り言を言っていたのを今でも良く覚えている(笑)。こう言っては、他の女性作家には大変失礼だが(ごめんなさい)、僕の独断と偏見では、大抵の女性作家は必ずしも美人とは言い難いし、別にモデルでも女優でも無いので美人である必要も全く無いのだが、川上未映子を最初に見た時、椎名林檎にも通ずる危険な香りと怪しい目ヂカラを持っているそのルックスにもかなり惹かれ、小説家らしからぬオーラを感じた。大阪出身の彼女は、昔新地の飲み屋でホステスをやっていた異色の経歴を堂々と公表しているが、その意味では若くして良い社会勉強もしており、持って産まれた文才とも融合して作家としての個性が発揮されているのではないかと感じる。やはり作家独特の灰汁みたいなもの(まあ、これがその作家の強烈な個性になるわけだが)が、大なり小なりみんな持っており、一癖も二癖もあるものだが、川上未映子も確かな灰汁を持っている小説家である。

しかし、そんな川上未映子も、同じ芥川賞受賞作家である阿部和重と2011年に結婚し、出産という大仕事も経験して、昨年は子育てのエッセイ『きみは赤ちゃん』を出版していた。そして今回4年ぶりの長編小説となる『あこがれ』では、小学6年生の男の子の麦彦と、女の子のヘガティーが主人公。同じく小学6年生の娘を持つ自分としては、麦彦とヘガティーという思春期直前の二人が、イノセンスを抱えて大人の世界を全力で走りぬける物語設定に惹かれてしまった。恐らく、ちょうど自分の旬な興味が、この本との出会いのタイミングにぴったりとハマってしまい、無意識に本を手に取ったのかもしれない。



物語は2部構成となっており、第1部は麦彦の一人称で語られるストーリー。いつもお店のサンドイッチ売り場で見かける、目の大きい奇妙な女性、”ミスアイスサンドイッチ(と麦彦が命名)“に対して、ほのかなあこがれとも恋心とも取れる感情を抱き、そして思い切って気持ちを打ち明ける為にヘガティーと一緒に会いに行くまでを描くが、思春期前の微妙な小学生の感情や、大人から見た視点とはまた違った世界の見え方がする小学生のピュアな視点や感性を通して、不条理な大人の世界を捉えている点がとても面白いと感じた。

第2部は、麦彦の同級生の女の子ヘガティーの一人称で語られるストーリー。ヘガティーというニックネームは麦彦が付けたのだが、ある日授業中に彼女が教室でうっかり“おなら”をしてしまう。しかし、そのおならが紅茶(ティー)のような匂いがしたと感じた麦彦は、“へ”が“ティー”、ということでそれ以来ヘガティーと呼ばれるようになった。このニックネームの付け方もかなり面白い。自分が小学生の時を振り返っても思うが、小学生(特に男子は)あだ名の付け方が本当にうまい!先生や同級生の特長やちょっとした癖などを絶妙に捉え、みんなが共感出来るような何とも見事なあだ名を付ける能力は凄いし、人生の中でもある意味小学生高学年がマーケティングという観点で、最も直観的でクリエイティブでは無いかとさえ思えてしまう(人間誰もが元々クリエイティブなのだ)。そんな懐かしさを思い起こさせてくれた。



さて、ヘガティーが主人公の第2部に話を戻すと、ヘガティーの父は映画評論家の仕事をしていて、仕事柄、家にはたくさんのDVDがあり、第一部でも登場するが、麦彦を家に呼んでは一緒にアル・パチーノの映画『ヒート』を観賞したりする。興奮冷めやらぬ中、夜家に帰る時の二人の別れの挨拶が、“アル・パチーノ!”(おやすみ!みたいな意味)になっていたり、第2部ではトム・クルーズ主演の『コラテラル』を見て、麦彦もすっかりトム・クルーズが気に行ってしまったりと、ヘガティーと麦彦の間には、友情ともほのかな恋心の序章とも取れるような、微笑ましい信頼関係が次第に出来上がっていく。ヘガティーは3歳の頃病気で母親を亡くしており、それ以来お父さんだけに育てられた。しかし、ひょんなことからネットでお父さんの経歴が紹介されていた記事を見た時、前妻との間に娘が一人いるらしい(自分に取っては義理のお姉さんがいるということ)ことを知ってしまい、その事実をなかなか受入れられずに父との距離が出来てしまうが、麦彦によるアドバイスで、その“お姉さん“に会いに行こうという展開になり、まだ見ぬ家族へのあこがれを抱くようになるのだ。

ちなみに、麦彦は逆にお父さんを小さい時に亡くしており、お母さんとの母子家庭。麦彦、ヘガティー共にお互いに共感が出来る繊細な家庭事情の中で、色々なことに興味が芽生えて行く。時間的には一瞬の気持ちや出来事であったとしても、子供の目線で追うと、それはとても大きな出来事のように思える。この多感な時期に子供が何を考え、どのように大人が中心の世の中を捉えているのか、或いはその中で前に進もうとしているのかという視点で読むことが出来たのは、やはり自分にも同じ年頃の娘がいて、“娘がどのように考えているのか、感じているのか“、ということに最近特に興味を持っているからなのか。。妙に感情移入しながら読めてしまった。



第一部と第二部共に、最後何かはっきりした結論が待っているわけでは無く、ヘガティー、麦彦それぞれ思春期に揺れ動く、心の1ページとしてのスナップショットとして描かれており、そして恐らくそれぞれの出来事により大人への小さな一歩を踏み出す確かな成長物語として実感出来る。読み終わった後、少し幸せな気分になれる、とても爽やかな余韻が残る作品ではないかと感じた。しかし、第一部、第二部に共通して流れるテーマとしては、会いたい人に、会いたい時にいつでも会えるわけでは無いということ。大人になれば、益々社交辞令で“今後また飲みに行こう!”とか言っても、結局暫く会えずに何年も経ってしまい、気が付いたらもう会えない状況になってしまうようなこともありえる。会いたいと思ったらすぐ会えるわけでは無いのだ。そんな一見簡単なようで、実は容易では無いことを麦彦とヘガティーは切実な問題として捉えており、改めて共感させられた。

最後に、初めて川上未映子の小説を読んだ感想として、彼女の文体にはとても勢いがあると感じた。感情がどんどんどんどん心の中で湧き上がる臨場感を、畳みかけるような文章で綴っている。また、川上未映子自身も子供が出来たことで、小説の題材としての子供にも興味が湧いたのでは無いかと勝手に想像するが、今回の『あこがれ』でもその洞察力や心に旬なテーマがうまく融合された作品になったのではないかと思う。これを機に、また他の川上未映子の作品も読んでみたいと思う。


笑って感動の青春映画、『俺物語!!』

2015-11-21 17:47:00 | 映画
先日、映画『俺物語!!』を観賞したが、この映画にすっかり惚れ込んでしまた。



これは別冊マーガレットに連載されていた人気少女コミックが原作なのだが、『俺物語』というだけあってかなり異色の映画である。キラキラした一般的なラブコメと違い、なんともイカツイ、ゴリラのような高校一年生の剛田猛男が主人公。でかくて暑苦しい奴だが、心は何とも純粋で、困っている人を見るとつい助けてしまう、心の優しい男だ。しかし、そのゴリラみたいな容姿から、女の子には全くモテない。その幼なじみで親友に砂川誠(通称すな)は猛男とは対照的にクールでイケメン。いつも学校中の女の子の憧れの的だ。



すな役には、今大人気の若手俳優、坂口健太郎。最近では『ヒロイン失格』での主演が記憶に新しいが、この映画でも猛男の親友として良い味を出している。




いつも猛男が好きになる女の子は、すなのことが好きになってしまい、うまく行かない。しかし、優しくて親友思いの猛男は、自分の気持ちそっちのけで、そんなすなのことをいつも応援してしまうのだ。そして中学を卒業して高校に進学した時、猛男はチンピラに絡まれていた女の子、大和凛子を助ける。猛男は大和のことが好きになってしまうも、大和が好きなのはすなだと勘違いしてしまう猛男は、すなと大和がうまく行くようにと応援してしまう。しかし、大和が本当に好きだったのは、すなでは無く、猛男だったのだ。猛男は女の子から好きになられた経験が無く、いつもすなのことが好きになってしまうパターンだったので、今回も勝手にそう思い込んでいたのだ。しかし、そんなすなと大和に気を使ったつもりの態度に、大和は傷ついてしまうのだった。果たして大和の恋の行方は?そして猛男に春は来るのか?





この原作で注目した点その1は、そのシンプルでピュアな青春物語。例えば、同じく少女漫画原作で映画化されている『今日、恋をはじめます』、『クローバー』、『アオハライド』、『ストロボエッジ』、『ヒロイン失格』などと比べても、剛田猛男が主人公の『俺物語!!』はかなり変わっていて、ユニークな設定だ。しかし、そこがこの映画の面白いところでもある。




注目した点その2は、猛男役を演じた鈴木亮平の役者魂。彼はこの映画の前に、TBSテレビドラマの『天皇の料理番』で激痩せしていたが、イカツイ猛男を演じる為、何と数ヶ月で30kgも体重を増やして、特殊メイクでは無く、本当にイカツイ体型となって挑んだのだ。こんなに変幻自在に役柄にあわせて体重を変えられるとは、まさにロバートデニーロか、クリスチャンベールかという世界だ。



そして注目した点その3にして個人的にはこの映画に惚れ込んだ最大のャCントは、猛男が惚れ込む女子、大和凛子役の永野芽郁(めい)の可愛らしさ!最近の若手女優の中では、先日『バクマン。』の紹介の際にも書いた小松菜奈か、この永野芽郁が今イチオシなのだ。





永野芽郁はちょっと蒼井優と綾瀬はるかを足して2で割ったような顔立ちだが、映画の中での大和凛子役は、お菓子作りが大好きで、猛男に一途な女子高生。兎に角女子力が高くて、笑顔が特に可愛いのだ。猛男じゃなくても惚れてしまう可愛らしさである。僕もすっかり永野芽郁のファンになってしまった!これからの永野芽郁の活躍を楽しみにしたい。



気になる女子アナ、和久田麻由子!

2015-11-18 22:59:00 | TVドラマ
最近気になる女子アナに、NHKの和久田麻由子がいる(通称、わくまゆ)。月曜日から金曜日、朝放送している看板ニュース番組、『おはよう日本』のメインキャスターなので、まさに毎朝彼女を見ることが出来るのだ。尤も僕は朝早く家を出てしまうので朝はおはよう日本を見ていないのだが、出張先のインドネシアのホテルでNHKプレミアムが見れるので、出張中も2時間の時差分早起きしておはよう日本を楽しみに見ている。



和久田麻由子は大変な美人だと思うが、特別変な派手さは無く、その清楚さは良い意味でNHKの女子アナらしくもある。身長約165cmの長身でモデルのようでもあり、血液型はO型(これもまたいい!)。性格も良さそうで、時折見せる笑顔がまたかなり可愛いく、まさに僕の好きなタイプである。可愛いだけに留まらず、女子学院中学校・高校を経て東大経済学部を2011年に卒業した才女。頭脳と美貌を兼ね備えた女性なのである。



2011年にNHKに入社し、岡山放送局からキャリアをスタートしたが、なんと入社4年目でおはよう日本のメインキャスターに抜擢されている。





女子アナは単に美人なだけでも駄目だ。ユーモアのセンスや、タレント、番組出演者、スタッフ等に好かれる性格、機転を利かしたコメントが出来るか等、生き残るには色々な武器が必要だ。



その意味ではわくまゆも、おはよう日本でまずは全国区で顔を売った上で、小谷真生子のように硬派な報道畑を進むのも良いだろうし、大江麻理子のように、比較的上品なバラエティ系に進むも良し。暫くはNHKにて、さらなる飛躍を期待したい。


NHK朝ドラ『あさが来た』の中毒性

2015-11-14 09:34:00 | TVドラマ
『まれ』の後を受け、10月から始まった今年下期のNHK朝ドラ『あさが来た』が開始早々から高い視聴率を叩き出しでおり、絶好調だ。ここ数年の『あまちゃん』、『ごちそうさん』、『花子とアン』、『マッサン』と絶好調だった朝ドラだが、前作『まれ』がやや低調だったこともあり、今回の『あさが来た』は開始前からかなり注目を集めていた。



始まってみれば、波留の期待以上の堂々とした演技、続きが楽しみになるストーリー進行におけるテンモフ良さ、幕末から近代日本の幕開けという激動の時代を生きた、実在した人物『広岡あさ』をモデルとした物語設定が見事に結実し、毎回ワクワクする展開が視聴者を惹き付けている。



今回は自分なりに考えた、『あさが来た』の魅力を纏めてみた。

1) 何と言っても、波留の明るさ&キュートさ!
波留が演じるあさは、可愛らしい中にも、斬新な発想や、ある意味その時代にはまだ珍しかったアグレッシブなリーダーシップを発揮する女性を絶妙なバランスで上手く演じでおり、かなりのハマり役と言える。苦難にもめげずにどんどん前に進む姿は、男性にも女性にも毎回スカッとする内容が実に気持ちいい。しかし、決していつも男勝りでは無く、心が少し折れたり、旦那に頼る女性らしさや笑いの要素も上手く演じている。



僕もかなり前から、主役の座を射止めた波留には注目していたので、今回の朝ドラの主役抜擢はかなり期待していた。波留の可愛らしい魅力は、やっぱり『あさが来た』最大の見所だ。



2) 流行語はヒットの鉄則!
いつもあさが言う、『びっくりぽんや〜』もすっかり定着し、『あまちゃん』の『じぇじぇ!』以来のインパクトに。



3) 女性視聴者を虜にするイケメンたち!
両替屋の加野屋の若旦那ながら、仕事をせず、お三味線しながらいつもフラフラしているあさの旦那役を玉木宏が好演。そしてあさを高く評価している五代友厚を演じるディーンフジオカもカッコいいと巷で評判に。イケメン男優の活躍もあり、女性票もしっかり稼ぎ、視聴率が更にうなぎ登りである。




4) 脇をしっかり固める俳優陣!
波留以外の俳優陣も豪華な顔ぶれ。波留演じるあさの姉、はつ役には宮崎あおい(やっぱり演技が上手い!)、また、柄本明の息子である柄本佑や、友近、萬田久子、辰巳琢郎、風吹ジュン、寺島しのぶ、近藤正臣、冨田靖子、木村佳乃など、個性的な俳優陣がしっかり脇を固め、朝ドラならではの全国区的な安心感はさすがである。



5) 泉ピン子ばりの、嫁イビリキャラ投入!
はつの姑役、萬田久子がはつをいびる設定がたちまち話題に。萬田久子の新境地である。やはり日本人は、こういうイビリキャラがいつも大好きなのだ。



6) 話題作りも巧みな、サプライズ共演シナリオ!
新選組/土方歳三役には、大河ドラマ『新選組!』でも土方歳三を演じた山本耕史が登場。これからも武田鉄矢(福沢諭吉役)、吉高由里子(村岡花子役で夢の共演の噂有り)、イケメン若手俳優、瀬戸康史の起用など、早くも後半戦の話題も盛り沢山。これから益々ドラマチックなイベントが目白押しで、益々朝ドラから目が離せない仕鰍ッに期待大である。




7) ブレイク必至、期待の若手女優!
あさの実家、今井家の女中ふゆ役には、これからブレイク必至の可愛い清原果那が。これから重要か役回りとなるようで、益々展開が楽しみだ。



8) 主題歌にAKB48を起用!
主題歌には何とAKB48の『365日の紙飛行機』を起用。優しく爽やかな曲はいい意味でAKBらしく無いが、朝ドラにはぴったりハマっており、AKBとしても新境地と言える。

このように様々な仕鰍ッが用意されており、明るく、テン?ヌく、そして力強く展開される朝ドラはヒットの方程式が揃っているのである。これからが益々楽しみである。