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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

イギリスブランド”Pretty Green”を発見!

2018-10-28 20:48:00 | ファッション
以前イギリス出張時に立ち寄った町、ダラム。
世界遺産の町であり、大学の町でもあるダラムがすっかり好きになってしまい、今回のイギリス出張でまた週末少し自由時間が出来たので、再びダラムの町を訪れてみた。





ダラムで前回も立ち寄った”PSYCHE”というメンズのセレクトショップがあるが、かなり良いブランドを選りすぐったセンスの良いセレクトショップで、恐らくダラム大学の学生をターゲットにしているのだろう。僕もこのお店のセレクションは結構気に入ってしまい、今回もまた覗いてみた。



ブランドとしては、Emporio Armani, Hugo Boss, Calvin Klein, Lacosteなどの有名ブランドのカジュアルラインや、Fred Perry, Barbourなどのイギリスブランドなども多く取り扱っている。

この中で、日本では見たことが無い面白いブランドを見つけた。その名な”Pretty Green”というブランド。店員に聞いてみたら、なんとあのイギリスを代表するバンド、“オアシス“のお騒がせなギャラガー兄弟の弟、リアム・ギャラガーがプロデュースするブランドだということが判明。しかも、日本にも既に1店舗あるらしいのだ。全く知らなかった。どうやらイギリス本国では5年前くらいから展開しているようで、ロンドン市内ではピカデリーサーカス近くのトレンド発信地、Carnaby Streetに本店があるらしい。




ちょっとレトロで、サイケ風なペイズリー柄をさりげなく、やり過ぎていない程度にあしらっているデザインがなかなか秀逸。この中で、フード部分のペイズリー柄が特徴のウィンブレパーカーが気に入って購入した。このペイズリーが良いワンャCントになっているが、取り外しも可能。





また、ちょうど僕の好きな色落ち感のジーンズがあったのでこちらも購入。やはり日本で買うよりもイギリスで買った方がかなり安いようだ。レギュラーフィットで長さも3サイズ用意されている。裏地のペーズリーやディテールがなかなか可愛い。





Pretty Greenはイギリスの若者に人気のブランドらしいが、久々に面白いブランドに出会ったものだ。まずはジーンズの穿き心地を試しながら、これから暫くはこのブランドに注目してみたい。


イギリスで素敵な絵本を発見!

2018-10-27 20:23:00 | アート
今回のイギリス出張でまた素敵なアートとの出会いがあった。

オフの日曜日に、以前訪れたダラムという世界遺産の街を再び訪れたが、ここでたまたま立ち寄った本屋で、素敵な絵本をショーウィンドのディスプレイで見つけ、その絵柄に一目で惹かれてしまったのだ。僕も絵本を描くので海外に行った時は本屋の絵本コーナーを覗くのが好きだが、この本屋で出会ったのは、Helen Stephensという女性絵本作家の作品。どうやら彼女はダラム地域出身の作家さんのようで、とても地元に密着しているようだ。




ショーウィンドーで紹介されていたのは”How to hide a Lion in Christmas”というクリスマス向けの絵本で、どうやらHelenさんの最新作らしい。



Helenさんの絵本は、ラフなスケッチのような画風ながら、そこにとても繊細さを感じ、また色使いや人物・動物の描写がとても温かみがある。

本屋の中に入って、絵本コーナーで彼女の絵本を手に取ると、なんとどれも彼女の直筆サイン入り! ちょっと徳をした気分になり、”How to hide a Lion”のオリジナル版と続編の"How to hide a Lion from Grandma"、ワンちゃんが主人公の"Fleabag"、”Problems with Penguins”というペンギンがとても可愛い絵本の4冊を購入した。





”How to Hide a Lion”はシリーズものになっていて、”How to Hide a Lion”、”How to Hide a Lion from Grandma”、”How to Hide a Lion in School”、そして最新作、”How to Hide a Lion in Christmas”の計4作品があるらしいことがわかった。どれも温かみがあってすっかりタッチが気に入ってしまい、早速Helen さんのニュースレターに登録してしまった。

"Fleabag”は可愛いワンちゃんが主人公の絵本だが、ワンちゃんが好きな僕としては、この絵本が一番気に入ってしまった。



その後ホテルに帰って色々とネット検索したら、Helenさんの写真などが色々と出てきたが、とても穏やかそうな47歳の女性で、多くの学校や様々な地域イベントで講演などもしているようだ。お会いしたことが無いのでわからないが、雰囲気からすると、その穏やかそうな人柄が、あの素敵な絵本を産み出しているのだということがとてもしっくりくる。日本の絵本作家で言えば、僕が大ファンのとりごえまりさんの作品を初めて拝見した時の感覚にも似ていた。




出張で来ているイギリスで、たまたま素敵な絵本と出会い、しかもダラムローカルの作家さんを知るきっかけとなったのも何かの縁かもしれない。


イギリスの古城を訪ねて

2018-10-26 15:32:00 | トラベル
先々週、スペイン出張に行ってきたばかりだが、先週から、今度は週末を挟んだ1週間のイギリス出張に出かけた。もう既に今年7回目のイギリス出張となり、スペイン出張も入れると欧州を訪れるのは今年8回目。出張の無かった1月と、肋骨骨折で動けなかった2月を除けば、毎月出張している計算となる。



今回、ロンドン市内の滞在は無く、以前にも書いた“エイクリフ”というイギリス北部の田舎町での滞在。ロンドンからはNew Castleというイギリス北部の町に飛行機で1時間、またNew Castle空港からは車で南に約1時間走るとエイクリフに到着する。



今回の出張で、初めてイギリスでレンタカーをした。アメリカ出張ではNYを除きレンタカーの利用が当たり前だが、アメリカ以外でレンタカーをするのは本当に初めて。今回イギリス北部の田舎町にてタクシーの便がそもそも良くない為、今回レンタカーをしてみることにしたのだ。New Castle空港のHertzでレンタカーし(Hertzはアメリカで常に利用していたレンタカー会社)、最初はナビ付でちょうど空いているのが大型ベンツのSUVしかないということでこれを借りた。さすがベンツ、重厚感のある走りだったが、このままこの高級SUVにずっと乗っていると料金も高くなるので、週末に車種を変更しに、またNew Castle空港へと向かった。



今度借りたのはAudi A1という、Audi車種の中でも最も小型車。とても俊敏な動きをするスメ[ティーな車だ。印象としては以前乗っていたMini Clubmanにも近いサイズのプレミアムコンパクトカー。Audiとしては僕も以前の愛車A4 Allroad Quatroでフィーリングは掴めていたのが、A1はA4クラスとはまた違い、なかなかキビキビしていて良いものだ。S Lineなのでエアサスペンションなどが特別仕様になっていて、黒とシルバートップのボディーカラーもなかなか結構カッコいい。



今回宿泊したのは、初めて泊まるWalworth Castleという、古城を改装したホテル。周りには何もない広大な敷地にャcンと建っており、何ともこじんまりとしたホテルではあるが、英国ならではの独特な風格と趣はさすがだし、自然豊かな環境はとても魅力的である。どうやら歴史はかなり古く、1,189年くらいに創建されたようで、日本で言うと正に鎌倉時代から存在している建物だ。日本風に城の形態で言うと、平城ということになろうか。



ホテルの中も城の歴史を感じさせる重厚感。ロビーには騎士の甲冑が数体飾られており、入ってすぐに中世イギリスの世界観に誘ってくれる。とてもくつろげるリビングスペースもあるが、何だかとても落ち着く。また、味わいのある柱が特徴的なレストランや廊下などにもアンティーク家具や絵画などが至るところに飾られており、中世の雰囲気が城中を充満しているが、一つ間違えればホーンテッドマンションのような雰囲気もある。









部屋はとてもシンプルなデザインで天井がかなり高い。



ホテルは朝食付で、毎朝イギリスの定番ブレクファストや、僕の好きなエッグベネディクトを食べていたが、なかなか美味しかった。夜は城のような形をしたアスパラガスのリゾットが一番美味しかった。




お城の前には広い車寄せがあるが、木々も見事に紅葉しており、城をバックに落ち葉が映えて、とても美しい。



Walworth Castleの敷地裏には、The Birds of Prayという鷹や梟を飼育した珍しい小さなバードパークがあり、地元でも人気の観光スャbトということでオフの日曜日に立ち寄ってみた。



そう広く無いのだが、色々な種類の梟や鷹がいて、以外にも見応えありのバードパークであった。入口は小さなショップになっていて、ここで気に入ってしまった青い梟の絵葉書を3枚(地元のアーティストが描いているらしい)と、このパークの人気者であるジョージという梟のぬいぐるみを記念に購入した。軽く立ち寄るにはなかなか良いバードパークであった。





日曜日はその後車で近場をドライブしたが、兎に角ここエイクリフはドが付く田舎町。人間の数よりも羊の数が確実に多いと思われる。景色も本当に北海道のような草原が一面に広がり、いたるところに古城跡などもあって、歴史を感じさせる。ちょうど秋の紅葉シーズンで、更に景色が素晴らしかった。ある意味この時期に来ることが出来たのはラッキーであった。




ドライブついでにAcorn Dairyというブランドの乳製品を製造・販売している牧場にも立ち寄り、牛たちをチェック。また途中で羊を放牧しているエリアも多いが、その一つで車を停め、羊たちもチェック。何とものどかな環境だ。何も無いフィールドのど真ん中に、いきなり風力タワーが建っている光景も有り、思わず車を停めて写真を撮った。





自然の中のドライブを満喫した後は、Bishop Aucklandという近所の古い町に立ち寄った。エイクリフから車で30分くらいだ。ここは古くから栄えた城下町らしく、Auckland Castleという立派な城があるのだが、残念ながら修繕工事中。その為、近くにはわざわざAuckland Towerという仮設の見晴らし塔のような建物が出来ており、上から城の修繕模様が見学出来る施設も出来ていた。




修繕中の城の中には入れないが、周囲を散歩しながら城の様子を観賞するのはOK。櫓のような時計台があり、広場を城壁に囲まれた広場も有り、近くには川も流れた自然の要塞のような創りは、まるで日本のお城のようでも有り、城好きとしてはかなり興味深い。




それにしても、僕も城好きが高じて、ついにイギリスの城にも手を出すようになってしまったようだ。


人生初のマドリード出張!

2018-10-16 11:21:00 | トラベル
前回書いた通り、先々週人生初のスペイン/マドリードに出張した。これまで欧州は、英国、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、スイス、イタリア、モナコには訪れているが、スペインはなかなかチャンスが無く、これまで訪れたことが一度も無かった。

出張とはいえ、今回初めてのスペインとなれば、どうしても心が躍ってしまう。スペインで言えば、これまでバルセロナがプライベートで訪れたい場所だった。建築デザインに興味がある僕としては、人生に一度はガウディ―の建築を生で見ておきたいと思ったからだ。今回は同じスペインでも残念ながらバルセロナでは無く、首都マドリードの滞在なのでガウディ―はお預けとなったが、それでもマドリードは大都会で魅力的な街だと聞いており、同じスペインに行けるというのはとても有り難い話なのだ。



ロンドン経由でマドリード=バラハス空港に降り立ったが、空港内部のデザインはなかなかオシャレだ。さすがスペインである。



空港からマドリード市内へはタクシーで約30分。比較的街中から近い空港と言えよう。ホテルがあるのはSolというまさにマドリードど真ん中の旧市街地。観光客が多く泊まるエリアだ。ここにあるHotel Europa (ホテルエウロパ)に宿泊したが、周囲は本当に賑やかなエリア。夜遅くまで大勢の人で溢れ返っていた。




ホテル自体は比較的安いホテルで、部屋は可もなく不可もなくといった感じ。



ホテルの前には、あのレアル・マドリードのオフィシャルショップがあり、仕事のあとここに立ち寄った。紺ベースのユニフォーム風Tシャツを購入し、自分の好きな番号を入れられるということで、僕は自分の誕生日である88を入れて貰ったので、良い記念になった(本当は好きなプレイヤーの背番号を入れるべきなのだろうが(笑))。もう一枚はレアルのロゴが入ったグレーのTシャツを購入。





夜はホテルからすぐのLhardyという老舗のスペイン料理屋で会食。とても歴史のありそうな店構えである。内装もとても厳かな雰囲気の中で、美味しいスペイン料理とワインを堪能した。




そして帰国する前に、こちらもホテルから近いところに素敵なスイーツの店を発見。Vicensというスペインのお菓子店で、テュロン(いわゆるヌガー)で、アーモンドを蜂蜜、砂糖、卵白で固めたお菓子のこと。たくさんの種類があったが、試食してみるとなかなか美味しかったので、ここで大量にお土産に購入することに。店員の女の子もなかなか愛想が良くて可愛かった。






その後スペインらしい置物を記念にちょっとだけ購入し、宮殿まで少し足を伸ばして散歩。なかなか素敵な建物も多い。




今回短い滞在だったが、マドリードの旧市街に泊まり、美味しいレストラン、素敵なお菓子やレアル・マドリードグッズもお土産に購入出来てとても印象深い出張となった。


ピカソの『ゲルニカ』をついに生鑑賞!

2018-10-13 10:49:00 | アート
先週、念願であった人生初のスペイン出張に出かけた。スペイン最大の都市、マドリードに2泊4泊という短い滞在だ。



短い滞在でしかも出張にて、大した自由時間もなかったが、打合せ後に2時間ほど自由時間が出来たので、どうしても訪れたい場所を目指すことにした。

その場所とは、ソフィア王妃件pセンター。ここはプラド美術館と並び、マドリードを代表する美術館であり、観光スャbト。病院を美術館に改装しており、かなり広い美術館だ。見事な中庭もある。






この美術館に、なんと僕のお目当ての作品が所蔵されている。それはピカソの大作、『ゲルニカ』。ピカソの中であまりにも有名な作品だが、第二次世界大戦にてナチス軍に空爆されたスペインの町ゲルニカを描いたもので、戦争の悲惨さを訴えかけた問題作として当時話題となった。それにしても何ともインパクトのある作品だ。白黒で、しかも三角形の構図で絶妙のバランス感を持つこの巨大な絵画は、ピカソで無ければ描けなかった独特の世界を創り出していることに圧唐ウれてしまう。




生『ゲルニカ』の前にして感無量になり、なかなか動けなくなってしまって暫く眺めていたが、最後に美術館ショップでゲルニカの本を2冊と絵ハガキを購入した。



ソフィア王妃件pセンターにはゲルニカ以外にも幾つかの見事なピカソ作品が展示されていた。




『ゲルニカ』は戦後長くアメリカのニューヨーク近代美術館(MOMA)に所蔵されていたが、1981年にピカソの生前の希望でもあった祖国スペインに返還され、1992年に開設されたソフィア王妃件pセンターに移設され、今日に至っているのだ。

実は、アメリカのニューヨークで美術を勉強していたハイスクール時代に、僕もこの『ゲルニカ』を模写したことがある。なので、『ゲルニカ』は僕にとって思い出深い絵なのである。当時から僕はピカソも大好きな画家の一人であり、ニューヨークのMOMAに良く出鰍ッてはピカソの作品を眺めるのが好きであった。そしてピカソの数ある作品の中でも、『ゲルニカ』には何か惹かれるものがあった。その昔はMOMAに所蔵されていたというのも何とも感慨深いが、僕がニューヨークに住んでいた当時は既に『ゲルニカ』はマドリードに返還されてしまっており、見ることは出来なかった。

ちなみに、僕が17歳当時に描いた『ゲルニカ』の模写がこちら。サイズはかなり大きく、A1用紙くらいのサイズだろうか。我ながら、30年以上前に描いた作品としてはかなり良く模写されているし、良い状態で実家にて保管されている。



模写してから30年余りを経て、ようやく本物の『ゲルニカ』と、初めて訪問したスペインのマドリードで対面することが出来たのは本当に感無量である。