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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

御書印めぐり、始めました!

2022-01-30 20:14:00 | デザイン
皆さん、“御書印”というものを御存知だろうか?お寺を廻って頂く“御朱印“の言わば本屋版とでもいおうか・・・・。参加している本屋さん(=御書印店)をめぐり、オリジナルの”御書印“を押して貰うというという仕組みだ。




2020年から、日本の本屋さん業界で『御書印プロジェクト』という形で始まったものらしいが、遅ればせながら、先日初めてその存在を知った。北は北海道、南は沖縄まで、現在のところ320店の本屋さんが参加している。デジタル化の波で本屋さんの数もどんどん減っていると思うが、このプロジェクトによって本屋さんにとっても新たなお客さんがお店に訪れる良いきっかけとなり、業界の活性化にも繋がる。そして、めぐる人にも普段は訪れない本屋さんに足を運び、新たな発見に巡り合えるかもしれないという楽しさが得られるのだ。まさに、人と書店を結ぶ印(しるし)となるのが、御書印なのである。



参加している本屋さんでは、こちらの御書印帳を無料で配っている。



そしてそのお店の御書印を200円で頂くことが出来る。各店でユニークなオリジナルの御書印となっており、御書印のナンバリングもされているので、とても面白い。



そしてもう一つ、2,200円と有料ながら豪華なグリーンのハードカバー御書印も売られていて、僕はこちらを先日神保町の三省堂書店で購入した。最初のページにはメッセージも書いてあってとても素敵だ。



神保町には御書印プロジェクトに参加している書店が多く集まっているが、三省堂書店で頂いた御書印はこちら。



そしてもう1店、加盟店である神保町の猫に関する書籍を専門に扱う神保町にゃんこ堂書店(姉川書店)も訪れて、御書印を頂いたが、ここの御書印はねこのイラストが描かれていて、とても可愛い!



日本全国にある参加店を全部巡るのはなかなか大変だが、これから出張や旅行で地方を訪れた時にチェックするという楽しみが加わった。まだ2つの御書印しか頂いていないので、まずは東京や神奈川にある書店をこれからどんどんめぐって、更に御書印をゲットしたい!


横山光輝の傑作学園・番長マンガ、『あばれ天童』!

2022-01-28 19:05:00 | 漫画/アニメ
僕の大好きな漫画家の横山光輝は、やはり『鉄人28号』に代表されるロボットSF作品や、『伊賀の影丸』に代表される忍者漫画、『三国志』に代表される歴史漫画などが有名だが、実は他にも様々なジャンルの作品を手がけている。少女漫画の『魔法使いサリー』などは以前取り上げたが、実はまだ取り上げていないジャンルの作品を今回紹介したい。



それは『あばれ天童』という学園・番長マンガ。転校生の少年、山城天童と不良たちのケンカを描いた作品だ。1974年から1976年に雑誌『少年チャンピオン』に連載された人気作。僕は秋田書店の少年チャンピオンコミックス版(全7巻)と、講談社漫画文庫版 (全4巻)を持っている。



当時すでに漫画界の重鎮だった横山光輝が、60年代終盤に学園を舞台にした番長マンガの隆盛を見て挑戦した意欲作であった。本人も「新人になったつもりで描いた」と語っていたが、これは横山先生初の学園ものであったので、意気込みもかなり強かったことが想像出来る。当時の学園もの・番長もの作品の多くが劇画調だったのに対し、本作は横山従来の絵柄ゆえにおおらかで牧歌的な印象が強い。また作品内容も、仁徳で人を惹きつける天童を劉備玄徳に、柚木勝彦を曹操孟徳になぞらえていることから、後に描く三国志を引用して、「学園三国志」と評されることも多いようだ。



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(物語の簡単なあらすじ)
東京の若葉学園にやってきた転校生の山城天童。成績優秀でスポーツもこなす彼は学園の人気者になる。しかし、行き違いから周囲の学園を統括する番長連合と諍いを起こしてしまう。折しも夏休みになり、彼の住む興安寺に佐々頑鉄やキザ男などの豪傑学生が遊びに来てしまい、天童の知らぬ間に番長連合VS天童軍団の闘争が始まってしまった。高取山を決戦の場としてぶつかる両軍勢。駆けつけた天童は、事態を治めるべく番長四天王と大番長の柚木勝彦に一対一の連戦を申し込む。

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学園ものというか、どちらかと言えば番長ものという色合いが強いが、主人公の山城天童はケンカを好まない好青年ながら、ケンカをさせたら誰よりも強く、そしてスポーツも万能。まさに非の打ちどころの無い人物。仁徳者だけに、多くの仲間を惹きつけ、彼を慕っている。またそれが大抗争に巻き込まれる要因にもなるのだが。天童はケンカをなるべく避けようとするが、結果的にケンカのシーンも多い。しかし決して誰も死なないし、ケンカをした後に相手へのリスペクトが産まれ、爽やかな風が吹くという道徳的な作品でもある。



ケンカに長けた仲間も敵も、実に魅力的な設定で描かれており、後半には高校生ながら犬神組というヤクザとも対決するというド派手な展開もあるが、天童はヤクザの二代目とも絆が産まれる。そして最後は、天童が海外に留学するということで、空港に多くの仲間に見送られて旅立っていくという形で物語は終わる。



どんなジャンルであれ、やっぱり横山光輝の作品は“横山印”となる。そこには『鉄人28号』や『伊賀の影丸』などと共通した横山光輝らしさが全編から伝わってくるし、いつも魅力的なキャラクターに溢れており、『あばれ天童』にもたくさんの濃くて魅力的なキャラクターたちが登場する。そして物語の展開スピードも絶妙で、どんどん物語に引き込まれていくのだ。そして読み終わった後、何とも爽やかな気持ちになる番長漫画である。



1983年の映画、『里見八犬伝』を久々に観賞!

2022-01-26 17:01:00 | 映画
昨年末、薬師丸ひろ子と松田優作主演の『探偵物語』をWOWOWで観たのだが、それ以来また久しぶりに薬師丸ひろ子が気になっている。1980年代当時、音楽業界は松田聖子、中森明菜などのアイドル全盛期であったが、そんな中で女優と歌手の二足のわらじを履く(今で言う二刀流!)と言うユニークなポジションを確立し、人気を博していたのが薬師丸ひろ子である。



そして薬師丸ひろ子は、当時角川が看板スターとして相当に力を入れてプロモートしており、その後原田知世も大人気となったが、1980年代当時は角川映画が邦画界を席巻していたのが懐かしい。1983年は『探偵物語』が大ヒットし、そして1984年のお正月映画(1983年12月10日公開)として大ヒットしたのが『里見八犬伝』であった。この年は邦画1位となった映画が当時記録的な大ヒットとなった『南極物語』で、『里見八犬伝』は次いで2位の興行収入を上げた。



『里見八犬伝』の主演は薬師丸ひろ子、そして共演はこれも当時千葉真一のJAC (ジャパンアクションクラブ)が売り出し中だった若手アクション俳優、真田広之。フレッシュな2人の共演は大きな話題となった。僕も当時前売り券を買って渋谷の映画館に観に行ったのが懐かしいが、その時買った映画パンフレットを今でも大切に持っている。そして妙にこの映画が観たくなり、最近ブルーレイをついに購入し、約40年ぶりに観賞することが出来た。



(物語の簡単なあらすじ)
悪霊につかえ、不死身の妖怪となった玉梓は、かつて里見家に征伐された恨みを抱いて館山城に攻め入った。里見一族は虐殺され、静姫だけが生きのびる。その姫の前に仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉を持った八剣士が集まる。妖怪軍団の巣窟へ攻め入り、激闘の中で一人一人命を失ってゆく八剣士の中、親兵衛と静姫は最後の力で玉梓に挑むのであった。



細部はかなり忘れてしまっているような気もしていたので楽しみにしていたが、やはり観賞してみたところ、結構当時の記憶が曖昧であったことがわかり、逆に新鮮な気持ちで観賞することが出来た。物語は黒沢明の『隠し砦の三悪人』にもちょっと似た展開で、8人の里見剣士たちが静姫と共に妖怪たちに挑む物語だが、後半は囚われた静姫を救い出す展開。まさに『スターウォーズ』にも似た展開とも言える。そして、当時としては多額の制作費(15億円)をかけて、一大スペクタクルアドベンチャーとして描いている要素が強い。特撮にもかなり力を入れており、ゴレンジャーなどの戦隊もので特撮を担当した矢島信男が担当。今観ると確かにややチープだが、当時の特撮技術やセット美術としては、日本で最高レベルであったと言える。同じ頃ヒットしていた洋画の『レイダーズ』にも影響を受けた様子が伺えて結構面白い。



キャストは、主役の薬師丸ひろ子と真田広之に加え、芸達者な役者が脇を固めていた。千葉真一、志穂美悦子などのJACメンバーに加え、京本政樹、夏木マリ、目黒祐樹、萩原流行、岡田奈々などが出演しているのが懐かしい。



『探偵物語』の時も思ったが、当時の薬師丸ひろ子はやっぱり可愛い。『里見八犬伝』ではおてんばなお姫様を勝ち気に演じているが、若さ全開でとても初々しい。



最後にもう1点、この映画を当時大いに盛り上げたのが、テーマソング。米国のAORシンガー、ジョン・オバニオンという歌手が歌った『I Don't Want This Night To End』が大ヒット。僕もEPレコードを買った記憶があるが、久々に聴いて懐かしかった。当時、割と邦画のテーマ曲に洋楽を据えるようなケースが多かったが、これは成功した例であった。

40年ぶりに観た『里見八犬伝』は意外にも面白かった。確かに今の映画技術と比較すれば全体的にチープで、細部にもツッコミ所は多いが、当時としてはかなりのお金を投じて、人気俳優でスケールの大きな作品を創ろうとしていた角川映画のエネルギーを感じることが出来たので、今回観賞した甲斐があった。


布袋寅泰について少し語ってみた!

2022-01-24 19:54:00 | 音楽
前回の吉川晃司について取り上げたが、今回は布袋寅泰を取り上げてみたい。



僕は布袋寅泰の大ファンで、BOOWYの時代から良く聴いているが、やはり布袋と言えばあの見事なギターテクニック。80年代から多くのギター少年の憧れの的であった。聴けばすぐわかるあの印象的なリフの数々だ。特に有名なのがBOOWY時代の名曲、『Bad Feeling』。あのカッティングギターが何ともカッコいいのだ。BOOWY時代にも数多くの印象的なリフの曲が多いが、他にも『季節が君だけを変える』、『Marionette』、『No. New York』、『Only You』など名曲には必ずカッコいいリフが存在する。



そしてBOOWY以降は1998年にアルバム『GUITARHYTHM』でソロデビュー。全曲英語歌詞で、BOOWY時代のカッコいいギターリフはそのままに、シンセなども加えた未来派サウンド満載のアルバムであった。収録曲の中の1曲、『Glorious Days』は僕のお気に入りの1曲だが、この曲のギターリフは、まさに『Only You』とそっくりである。ただ、ギターテクは凄いものの、ボーカルは決して上手いわけではなく、声質も氷室京介のようにセクシーにはいかない。しかし、それでもBOOWY時代からコーラスで目立とうとしており(笑)、もしかするといつかはボーカルもやりたかったのかもしれない。



そんな中、翌年の1989年に吉川晃司とのユニット『Complex』を組み、ソロで始めたシンセを多投した新たなサウンドを開花させた。そして氷室に次ぐ、魅力的なボーカリストを獲得することが出来たのだ。『Complex』時代の曲は今聴いてもカッコ良く、印象的なリフも多い。Complexはまさに歴史的なプロジェクトであったと言える。その後は、ソロとして多くのヒット曲を飛ばし、すっかり布袋として定着。江頭2:50のテーマ曲としてすっかり有名になった『スリル』や、『POISON』、『バンビーナ』、『サレンダー』など、どの曲も布袋のトレードマークとなった。



布袋のギターテクニックがもちろん一級品で素晴らしいと思うが、単純にテクニックだけであれば、他にもっと上手いギタリストはたくさんいる。しかし、布袋が凄いのは、何ともポップで耳に残るリフを編み出す能力が凄いのと、作曲自体のセンスがずば抜けているので、単なるマニアックなギターリストには終わらず、一般ウケするヒット曲を常に世に送り出し、第一線で活躍し続けることが出来ているのだと思う。この組み合わせは、他のどんな一流ギタリストには無い天性の才能である。



布袋の楽しみ方は様々だが、まずはリフだけを楽しむなら、『Greatest Guitar Medley I』と『Greatest Guitar Medley II』という布袋の印象的なギターリフだけをメドレー形式で繋いだ曲がリリースされているのだ。IとIIがあるので、BOOWY時代の曲も含め、数多くのリフが収められていて、聴いていて最高に気持ちいい。



そして、リフだけではなく、もう少し1曲1曲を楽しみたいけど、一気に楽しみたい人は、『HOTEI NONSTOP BEAT EMOTIONS Mixed by DJ Fumiya』という2016年にリリースされたアルバムがおススメ。これはなんと布袋ソロヒット曲がそれぞれ2-3分程度に短縮されていて、各曲をノンストップで繋いでいるので、途切れなく布袋のヒット曲34曲を1時間程度で満喫出来る仕鰍ッになっている。



またライブ版であれば、35周年の2017年にリリースされた『Climax Emotions ~ Live at武道館』がおススメである。全24曲で、BOOWYやComplexのヒット曲なども含まれており、ライブの臨場感が楽しめるアルバムである。



前にもブログで紹介したが、僕は2019年にロンドン出張時に布袋のライブハウスでのライブに参加することが出来、小さな会場だったので、前から2列目という至近距離で、布袋の大きさを体感することが出来たが、これは日本の大きな会場でのライブでは味わえない、貴重な体験となった。CDにサインも貰うことが出来て、まさにファンとしては感無量であった。

布袋は昨年のパラリンピック閉会式にも登場し、今でも最前線で活躍し続けており、コロナ禍を縫ってライブも精力的に行っているが、日本を代表する最高のギタリストである。2月1日に最新アルバム、『Still Dreamin'』がリリースされるのでとても楽しみにしているが、この最新アルバムに関してはまた取り上げたい。



思い出の吉川晃司アルバム!

2022-01-21 21:01:00 | 音楽
僕はBOOWYが大好きで、その流れで布袋寅泰、氷室京介も好きで今でも良く聴いている。そして、同じロックの流れで、吉川晃司もかなり好きで、昔から良く聴いているが、特に1987年にリリースされた吉川晃司6枚目のアルバム『GLAMOROUS JUMP』が大好きなアルバムだ。当時良く聴いていた為、今でも聴くと大学生になったばかりのことが思い出されるので、とても思い出深いアルバムである。



当時買ったCDは今でも持っているのだが、先日またむしょうに聴きたくなり、iTunesでダウンロードして、懐かしさのあまり頻繁に聴いている。このアルバムは、吉川晃司自ら作詞・作曲を全て手がけており、まさにアイドルからロックアーティストとして大きく飛躍を図っていた吉川晃司の記念すべきターニングャCントになったアルバムでもある。収録されている曲は下記10曲。



1) 踊れよRain
2) HOT LIPS
3) JUST A LIFE
4) BIRTHDAY SYMPHONY
5) Little Darlin’
6) GLAMOROUS JUMP
7) HONEY PIE
8) 恋をしようぜ!!
9) LAYLA
10)BACK TO ZERO



僕がアルバムの中で特に好きなのは、『踊れよRain』、『HOT LIPS』、『Little Darlin’』、『HONEY PIE』、『恋をしようぜ!!』の5曲だが、どれもノリノリのロックで、気持ちいい曲である。そしてこのアルバムで注目すべきなのは、6曲目の『GLAMOROUS JUMP』。なんとこの曲は、吉川晃司と布袋寅泰の合作で制作された曲であり、布袋もギターで参加しているのだ。そしてここでの共演が縁で、翌年の1988年に、あの伝説のコラボ『COMPLEX』へと繋がって行くのであり、その意味でも極めて重要で記念すべきアルバムであると言える。



今、『GLAMOROUS JUMP』を聴いてみると、布袋のギターはかなり抑え気味で、本来の“らしさ“が出ていないのもまた貴重である。また、面白いのが、7曲目の『HONEY PIE』は、あの忌野清志郎が作詞作曲した曲というのも感慨深い。



吉川晃司は今でも渋くてカッコいい男になったが、やんちゃな若い頃も懐かしい。そしてそんな若い頃のアルバム『GLAMOUROUS JUMP』をまた聴いたことによって、他の吉川晃司のアルバムがまた聴きたくなってしまい、そして『COMPLEX』や『BOOWY』までも、また聴きたくなってしまったが、久しぶりにパンドラの箱を開けてしまったようだ。