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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

思い出の曲 ② 哀愁のユーロビート!

2011-04-28 20:22:00 | 思い出の曲
日本のバブル期真っ只中であった、80年台後半のユーロビートブームの中で、特に思い出に残っている曲が2曲ある。バナナラマの『I Heard a Rumour』、そしてサマンサ・フォックスの『Nothing’s Gonna Stop Me Now』である。この2曲とも、共通していることに作曲者が一緒であること、そして共にビートが効いたノリノリの曲ながら、哀愁漂う旋律がとても魅力的ということ。今でもこの2曲を聴くと当時の自分を思い出す。ノリノリのユーロビートは数多く登場したが、この2曲のような悲しげな、哀愁漂う秀逸な曲は意外にも少ない。




作曲者はストック・エイトキン・ウォーターマンという、当時次々とヒット曲を送り出し、チャートを賑わせたヒットメーカーチームだ。最近でこそ影をひそめてしまった彼らだが、当時の知名度は凄いものがあった。他に挙げられる彼らのヒット曲は、今週ライブを見たカイリー・ミノーグの『I Should Be So Lucky』や、シニータの『Toy Boy』、リック・アストリーの『Never Gonna Give You Up』や『Together Forever』、バナナラマの大ヒット曲『Venus』などがある。これら曲名を聴いて、僕と同年代の人たちはとても懐かしく思われることだろう。また、どの曲も明らかなストック・エイトキン・ウォーターマン印が刻まれているのだ。

カイリー・ミノーグ20年ぶりのライブ in 大阪!

2011-04-27 21:54:00 | 音楽
今週月曜日、大阪城ホールでカイリー・ミノーグのライブを見に行った。会社の同僚から誘われ、急遽行けることになりとてもラッキー!今回の来日は千葉幕張メッセで2公演、そして大阪城ホールで1公演の計3公演だが、何と来日は1991年3月以来20年ぶりというから驚きだ。しかも、震災の後、多くのアーティストが来日を見合わせている中、カイリーは良く日本に来てくれたものだ。



昨年発売された最新アルバム『アフロディーテ』を引き下げてのライブであったが、印象的であったのが、ステージ上に6枚設置されたスクリーン。普通スクリーンに映し出されるのは歌っているアーティストのアップとかだったりするのだが、カイリーのステージは彼女の歌っている顔が映されることは一切無し。スクリーンに流れるのは、シンクロナイズドスイミングのシーンなど、水のイメージが多く、シルク・ド・ソレイユの舞台『O』を見ているような、幻想的なステージ。アルバム『アフロディーテ』のイメージそのままであった。



アルバム『アフロディーテ』はかなり前にiTunesでダウンロードして聴いていたのだが、正直そんなに聴きこんでいなかった。しかし今回カイリーのライブに行くことが決まり、数日前からやっつけでの予習。ちゃんと聴いてみると、かなりノリノリでいい曲が多いことを発見。そして、ライブでもアルバムから『All the Lovers』、『Get Outta My Way』、『Put Your Hands Up』、『Closer』、『Aphrodite』、『Looking for an Angel』、『Can’t Beat the Feeling』など多くの曲を披露。中でもアルバムのタイトル曲『Aphrodite』はかなりカッコいい曲で、ライブの口火を切るのに相応しい1曲。『Looking for an Angel』はとても明るく、軽快な曲だが、あのユーリズミックスの1985年リリースの名曲、『There Must Be an Angel』にも雰囲気が似ているなあ、と思っていたら、何とこの曲のカバーも続けて歌い、会場は大いに盛り上がった。



『アフロディーテ』からの曲以外には、カイリーお馴染みのヒット曲である『I Should be so lucky』、2001年のヒットナンバーでアルバム『Fever』に収録されていた『Can’t Get you out of my Head』なども歌い。懐かしさ満載でもあった。セットリストは下記の通り。計24曲を熱唱してくれた。



1) APHRODITE
2) THE ONE   
3) WOW
4) ILLUSION
5) IN YOUR EYES
6) I BELIEVE IN YOU
7) CUPID BOY
8) SPINNING AROUND
9) GET OUTTA MY WAY
10) 2 HEARTS
11) WHAT DO I HAVE TO DO?
12) CONFIDE IN ME
13) CAN’T GET YOU OUT OF MY HEAD
14) IN MY ARMS
15) LOOKING FOR AN ANGEL
16) THERE MUST BE AN ANGEL (PLAYING WITH MY HEART)
17) LOVE AT FIRST SIGHT
18) IF YOU DON’T LOVE ME
19) BETTER THE DEVIL YOU KNOW
20) BETTER THAN TODAY
21) I SHOULD BE SO LUCKY
22) PUT YOUR HANDS UP (IF YOU FEEL LOVE)
23) ON A NIGHT LIKE THIS
24) ALL THE LOVERS




正直、これまでそんなにカイリーのファンというわけでもなく、普通に聴いていたアーティストであったが、今回のライブをきっかけに過去のアルバムを聴いていると、彼女独特な歌い方がとても印象に残った。42歳になったカイリーは、大人の妖艶な魅力を放ち、昔から少しも声が変わっていないというのもファンには嬉しい限りである。





思い出の曲 ① ビートルズ『Till There Was You』

2011-04-20 21:46:00 | 思い出の曲
新しいミニシリーズとして、”僕の好きな思い出の曲”を今後紹介して行きたい。
今回はその第一回目。

昔、父がビートルズ好きで、僕が小学生の頃、父が買ってきたビートルズのレコードアルバムを良く一緒に聴かされたものだ。そして気が付いたら僕もすっかりビートルズ好きになっていた。

数あるビートルズの名曲の中でも、特に印象に残っている、大好きな曲が『Till There Was You』である。これはビートルズのセカンドアルバム『With The Beatles』に収録された曲で、あの井上陽水の名曲『東京』の”原曲”とも言える曲として知られている。今でもこの曲を聴くと、父のレコードを聴いていたあの頃がとても懐かしく思い出される大切な曲である。今を思えば、昔から寡黙で無骨な父との数少ない会話の中で、ビートルズという共通項が出来たことは、僕にとってとてもかけがえの無い財産であり、この曲は、それを象徴するような1曲となった。



大阪の絶品手みやげ、『マメロクもなか』!

2011-04-18 21:06:00 | マイグルメ
住んでいるマンションから、毎朝会社へ向かう通勤路となる京町堀に、大阪で最近有名な和菓子屋の『マメ6』がある。和菓子屋と言ってもかなりモダンですっきりとした粋なお店だ。マメ6という店名の由来は、大阪の市外局番”06”から来ているというから面白い。



ここの和菓子は何と基本『マメロクもなか』と『マメロクチーズロール』の2種類のみ。




パッケージも和風でとても可愛い。




このマメロクもなかだが、食べてみて一発で気に入ってしまった。これが普通のもなかとはかなり違う。一口食べてみて、まずはその不思議な食感に驚く。普通のもなかだと単純に普通の小豆という感じだが、マメロクもなかはもちもちしてクリーミー。上品な甘みの北海道産の小豆を使用した粒あんに、まろやかでさっぱり後味のクリームチーズと、それを包み込む柔らかい味わいの豆乳。この小豆とクリームチーズと豆乳が織りなす見事なハーモニーはとても新しい。とてもお薦めな旬の和菓子である。

マメ6は京阪神エルマガMOOKの『手みやげを買いに』でも紹介され、益々人気店になった。営業時間は比較的短く、昼の12時から夜7時まで。



マメ6
大阪府大阪市西区江戸堀1-20-11
06-6445-0606
http://mame6.jp/





ソフィア・コッポラ督最新作『SOMEWHERE』

2011-04-13 23:36:00 | 映画
今日、梅田グリーンシネマで、ソフィア・コッポラ最新作、『SOMEWHERE』を見てきた。この映画は先日ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したのだが、ソフィア・コッポラ最新作ということで、前から見たいと思っていた待望の作品だ。あの豪華な『マリー・アントワネット』から4年の歳月が流れたが、あの名作、『ロスト・イン・トランスレーション』を彷彿とさせる、彼女独特の”間”と空気感で描かれていて、とても嬉しくなった。



舞台はハリウッド伝説のホテルである”シャトー・マーモント”。以前のブログでも紹介したが、このホテルはセレブが立ち寄るホテルとしてもLAで有名。あのパリス・ヒルトンやブリットニー・スピアーズも良く出没するのだ。僕も仕事でLAに行く時はここのホテルのカフェなどを打ち合わせの場所にすることも有るが、妙にダラッとした雰囲気が気に入っている。ホテルの隣には長期滞在アパートにもなっているので、ここに長く住んでいる人も多い。



さて物語だが、フェラーリを乗りまわし、退廃的なライフスタイルを送っている映画スター、ジョニー・マルコ(スティーブン・ドーフ)の暮らしは、表向きの華やかさとは裏腹に、実は孤独で空虚だ。マネージャーから電話があると仕事の取材や撮影に出かけ、そして仕事の無い暇な日は毎日のようにデリバリー・ポールダンス嬢を2人部屋に呼び、パーティーで知り合った美女とは情事の途中で寝てしまったり、全く無駄で意味の無い生活を送っている。そんなある日、彼のもとに前妻と同居する11歳の娘、クレオ(エル・ファニング)がやってくる。久しぶりに娘と過ごす時間は、とても楽しく、親密で穏やかであった。ミラノでの仕事にも娘を連れていき、Wiiで遊んだり、一緒にプールで遊んだりと、楽しい時間が過ぎて行く。そんな何気ない日々の時間の中、ジョニーはやがて気が付いていく。自堕落な生き方が置き去りにしてきた、大切なものを。



ソフィアの撮影の仕方は相変わらず独特だ。彼女の作品に見られるあの独特の間は絶妙である。また、若い女性を起用するのが実にうまい。『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソンも魅力的に描かれていたが、今回もティーンエイジャー目前の若きエル・ファニングを起用し、魅力的に描写している(エル・ファニングはあの天才子役のダコタ・ファニングの妹)。ジョニー役のスティーブン・ドーフも、優しくも退廃的な映画スターを自然なタッチで演じており、リアリティーのある、ドキュメンタリーのような作品に仕上がっているのだ。



そして、自分も娘を持つ身としては、すっかりジョニーに感情移入しながら見てしまったが、この父と娘の繋がり、そして自分自身の空虚さを自覚する再生過程はとても心に染みて、思わず娘に会いたくなったしまった。



『シャトー・マーモントホテル』の登場と共に、今回の映画で嬉しかったのは、僕の大好きなアメリカ料理、『エッグズ・ベネディクト』の登場だ。これも前にブログで取り上げたが、僕はアメリカ出張に行くといつも朝食にエッグズ・ベネディクトを注文する。そして各地それぞれの味付けの違いなどを楽しむのが好きなのだが、今回はクレオがパパの為に作る。



ソフィアの音楽の使い方にも注目だ。劇中にフー・ファイターズや、クレオのアイススケートシーンにグウェン・ステファニーの名バラード『Cool』が効果的に流れ、そしてポリス初期の名曲『So Lonely』がWiiから流れてきたりするのだが、これは普通映画で流れるバックグラウンドミュージックというよりは、日常生活の中で登場する音楽という雰囲気で、それ以外の静寂とのコントラストも見事だ。



ソフィア・コッポラはまた期待を裏切らない、素晴らしい味のある作品を届けてくれた。LAのセレブライフスタイルの空っぽさに問題提起し、そして人間として大切なことを教えてくれる、そんな素晴らしい、お薦めの作品だ。



今回映画を見た梅田ガーデンシティは、空中庭園があることでも有名な梅田スカイビルで見たのだが、水曜日は1000円均一デーだったことも有り、今日はとてもお得だった。