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blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

4年ぶりのラスベガス、ホテルはやっぱりべラージオ!

2011-01-31 18:03:00 | 好きな場所
米国出張はまだ続いているが、省エネ業界の展示会に参加する為、週末にラスベガスに滞在。NYに駐在していた2007年の春に訪れて以来、実に4年ぶりのラスベガスだ。この4年の間に、リーマンショックが有り、米国経済の悪化によりラスベガスのホテル建設ラッシュも停滞していたが、昨年くらいからまたどんどんと新しい巨大ホテルが建ちだし、再びラスベガスは活気を取り戻しているようだ。



宿泊は迷わずイタリアンリゾートをイメージしたべラージオにした。ここは過去に旅行、仕事で何度も泊まっているが、やっぱりべラージオは数あるラスベガスのホテルの中でも別格で、何度泊まっても最高である。巨大ホテル群の中で最も一際豪華だが、それでいて品格を保つことを忘れない。変にケバケバした感じは無く、スロットマシーンの機械音さえも押さえられており、細部にまで配慮がなされている。また一流のブランドショップやレストランを備えていることや、美術館なども有って贅沢な空間が演出されており、広いロビーの天井からはガラスで出来たカラフルな花びらが溢れ、とてもおしゃれなイタリアンリゾートの雰囲気。


そして、ラスベガスのホテルと言えば、ホテルの無料アトラクションがお楽しみの一つだ。べラージオと言えばやはりあのホテル前のコモ湖で行われる巨大噴水ショーだ。毎回異なる音楽に合わせて水が生きたように噴水シンクロショーを繰り広げるが、その水の使用量の凄さは圧巻。これもべラージオの上品さを引き立てるのに一役かっている。



べラージオは4000の客室を誇るが、ラスベガスで今でも一番客室が多いのは5000室以上を誇るMGM Grandだ。途轍もない客室数だが、これでも世界では第2位というから驚きだ。どうやら今はマレーシアのホテルが6,500室で世界一になったらしいが、MGM Grandは長い間世界一の座を守ってきた。

そしてべラージオの隣にはCosmopolitanやVdaraという、これまた巨大ホテルが新たに出来ていた。べラージオよりも高層で威圧感があるが、客室数は2,000程度らしい。しかしこれだけホテルが多く乱立しているラスベガスのホテルは良く採算が取れるなあ、と関心してしまうのだが、そこはやっぱりカジノによるところが大きいのだろう。カジノじゃなければ、こんな巨大なホテルがたくさんあっても経営な成り立たないだろう。その意味では、客はカジノで使うお金も入れたら、相当なお金を宿泊料金につぎ込んでいるということになる。ギャンブルをしない僕みたいな客は、一番ホテルから好まれない客である。



ホテル近くの交差点で、マイケルジャクソンに会った。良く見れば、マイケルのスムース・クリミナルで来ていた白いスーツと青いシャツを身にまとったマイケルのそっくりさん。雰囲気がなかなか良く似ていた。



夜はあの有名なシルク・ド・ソレイユのショーである『Zumanity』を見た。”性”をテーマにした、相当エロいショーだが、そこはさすがシルク・ド・ソレイユである。エロさが全くやらしく無く、お笑い的な要素も加えながらも件p的なショーに仕上げていた。





アトランタでシーフード?

2011-01-29 09:23:00 | トラベル
先週から出かけている米国出張だが、LAにまず入り1泊。それからテキサス/オースティンに移動し1泊。次にまたLAに戻り打合せを行い、その夜夜行便でなんと東のアトランタに移動という過酷なスケジュールをこなした。アメリカ内の激しい移動はもう慣れたものだが、さすがに今回は時差ボケ、寝不足に加え、飛行機の乗り疲れも重なって結構体力的にはきつかった。

2年ぶりに訪れたアトランタでは1泊することが出来たが、ダウンタウン近くの安いヒルトン系ホテルに宿泊。アトランタと言えば、やはりCNNやコカコーラの本社があることでも有名で、全米屈指の大都会である。アトランタオリンピックを機に、街は大きな発展を遂げた。古くは名作『風と共に去りぬ』の舞台としても有名だが、奴隷制度などにより歴史上多くの問題を引き起こしてきた土地でも有り、圧涛Iに黒人の人口が多い都市だ。

夜はAtlanta Fish Marketというシーフードレストランで食事。港町でも無いアトランタで何故シーフード?と思われるかもしれないが、意外にもアトランタにはシーフードレストランが多い。アトランタは米国最大のハブ空港なので、新鮮な魚介類が運ばれてくるに違いないと勝手に解釈。

Atlanta Fish Marketはまず入り口に聳え立つ、巨大な魚の像に圧唐ウれるところから始まる。これは実際に見てみるとかなり巨大で、大き過ぎるあまり逆に引いて見ないと見落としてしまうほどだが、凄いインパクトである。




そして人気店を伺わせる活気に満ちた店内には、新鮮な魚介類のショーケースや、クラゲが浮かんだ水槽などが飾られており、なかなかユニーク。今回はSwordfishを食べたが、これがあっさりとした味付けでなかなか美味しかった。アトランタに立ち寄った際にはぜひお試しを。




Atlanta Fish Market
265 Pharr Road NE
Atlanta GA 30305
Tel: 1-404-262-3165
http://www.buckheadrestaurants.com/atlanta-fish-market/




LAの最先端省エネホテル!

2011-01-26 04:52:00 | 好きな場所
今週から、今年初めてのアメリカ出張に出鰍ッている。
LAに宿泊する際に最近良く利用しているのが、LA南の日本人が多く住むトーランスという街にあるMiyako Hybrid Hotelだ。都ホテルグループの日系資本ホテルだが、ここはその名にある”Hybrid”が示す通り、少し変わったホテルだ。



外観は一見普通のシックなホテルだが、屋上には太陽光パネルが設置され、ホテルの隅々まで多くの省エネ技術が投入されている。部屋なども人管センサーなどが配置され、使われている冷暖房機器やAV機器も全て省エネ設計がされている日本のメーカーのもの。トイレも、アメリカのホテルにはまだ珍しい日本のウォシュレットが設置され、使用する水の量にも配慮がされている。米国の省エネ規格であるLEEDから表彰されている、まさに環境モデルホテルとなっているのだ。昨年より環境IT事業の仕事をしている関係で、とても省エネ技術に敏感になっているが、このホテルの取組みは先進性があり、とても参考になるのだが、すっかり仕事病が出てしまっている。




日系ホテルらしく、部屋もブラウンに統一され、シックでモダンでデザイン。便利なレイアウトになっていて、ャbトが置いてある配慮も日系ホテルならでは。今回はラッキーなことにアップグレードされ、セミスイートルームに宿泊。部屋は大阪のマンションよりもかなり広く、ゆったりとしていた。そしてお風呂は日本式の深い浴槽になっており、日本人には嬉しい設計となっている。また1階には日本でもお馴染みのレストラン『権八』LA2号店が入っており、また指圧マッサージサロンなどもあって、日本人のみならず、地元のアメリカ人にもちょっとした人気ホテルになっているようだ。そして受付にはとてもキレイな日系人女性がおり、日本語も大丈夫なので日本人客にとってはとても安心出来るホテルである。



アクセス的にはLA空港から南に車で15分なのでとても便利。また宿泊料金も決して高くなく、仕事にも観光にもお勧めのホテルである。

Miyako Hybrid Hotel
21381 S. Western Avenue
Torrance, CA 90501
Tel: 1-310-212-5111
http://miyakohybridhotel.com/


2011年冬ドラマは幸先の良いスタート!

2011-01-19 20:54:00 | TVドラマ
1-3月クールの連ドラは、久しぶりに期待が持てる作品が多そうだ。

まずはお馴染みフジの月9『大切なことはすべて君が教えてくれた』。
かなり長いドラマタイトルだが、注目の三浦春馬、戸田恵梨香共演の学園もの。そして学園ものと言っても、明るいドタバタコメディーでは無く、僕の最も好きな暗い過去系の一癖あるドラマである。結婚を控えた2人の若い教師の円満な人生が、一人の生徒によって揺らぎ始めるところからいきなり始まる。若手男性教師が婚約していながら、新学期同じ担任のクラスに入ってきた女子生徒と、1夜の関係を持ってしまう。三浦春馬と戸田恵梨香の爽やかさとは対照的に、ストーリー自体はかなり衝撃的/ドラマチックな展開で始まり、今後への期待が高まる。そして、鍵を握る女子生徒には今注目の若手女優、武井咲。目力のあるクールで美しい女子生徒を見事に演じており、とても魅力的である。




フジとTBSが熾烈な争いを繰り広げている日9にTBSが持ってきたのは『冬のサクラ』。スマップ/草なぎ剛と連ドラ主演は11年ぶりとなる今井美樹による純愛ドラマ。寝たきりの母の介護で忙しく、恋をしたことが無いガラス細工職人と、記憶喪失になって町にやってきた既婚女性の物語なのだが、初回ではその2人の間で恋が芽生えてしまうところから始まり、初回の最後は記憶が戻り、身元が判明した彼女が家族のもとに戻る為、2人の間に別れが訪れるところから始まる。最後の別れのシーンは実に切なく、映画『マジソン郡の橋』で最後に雨の中すれ違うシーンに似ていた。そして彼女は重大な病気を抱えており、余命が短いことも判明。2回目以降の展開に期待したい。



僕の大好きな北川景子の最新主演作は、TBS金曜日10時枠の『LADY -最後の犯罪プロファイル-』。アメリカではすっかり定番となっている犯罪心理ドラマで、本格的なプロファイリングを取り上げている点で注目だ。同じクールのフジ火曜日9時枠に犯罪心理をテーマにした『CONTROL 犯罪心理捜査』があり、こちらは昨年紅白司会に『ゲゲゲの女房』で大ブレイクした松下奈緒が主演。まさに2人の美女による犯罪心理ドラマ対決となっているが、プロファイリングに特化している点、そして北川景子がやっぱり好きという意味で『LADY』の方が気に入っている。



テーマとして面白いのはフジ火曜日10時枠の『美しい隣人』。幸せな家族に忍び寄る仲間由紀恵の不気味な復讐劇は注目だが、民放連ドラ初主演の檀れいとその夫役の渡部篤郎にも期待したいところだ。既に2話ほど見ているが、まずまず期待の持てる展開となっている。



鳴り物入りで登場し、映画並みの豪華キャストとスケールで登場した大型ドラマと言えば、『外交官 黒田康作』。あの映画『アマルフィー』の続編となっているドラマだが、もちろん織田裕二主演。柴咲コウ、そして僕の好きな夏帆、そして草刈民代、香川照之、イ・ビョンホンなど主演陣も豪華だ。しかも初回からサンフランシスコロケで始まり、製作費のかけ方が違う。僕が昨年の秋、ロス出張から帰る便で織田裕二と一緒になったが、今から思えばあればこのドラマのロケの為であったようだ。ただ、あまりにもスケールが大きく、設定も豪華なだけに、どうもドラマ全体が嘘臭く、陳腐に見えてしまうのは残念である。完全にやり過ぎた感じで、期待の割には出来栄えがイマイチである。織田裕二の大げさな演技も感情移入しにくいし、イ・ビョンホンの英語に比べて織田裕二の英語の下手さが特に目立った。舞台を日本に戻してからは少し現実味が出たように思うが、初回の海外ロケは完全な失敗である。



そして、何と言っても今回注目しているのはNHKの大河ドラマ『江~姫たちの戦国』。昨年ブームとなった福山雅治の『龍馬伝』を受けた作品で、期待は高いが、過去10年の大河ドラマで最も視聴率が高かった『篤姫』と同じ田渕久美子が脚本を手鰍ッる。上野樹里のお江役にも新鮮。僕は日本史の中で戦国時代から安土桃山時代が最も好きだが、今回もまさにこの時代を描く作品。これまでに何度も大河ドラマで取り上げられているが、今回も豊川悦司が演じる織田信長、そして豊臣秀吉、徳川家康や、浅井長政、明智光秀、柴田勝家など有名な戦国武将が多く登場し、その時代の中で迄Mされながらもたくましく時代を生き抜いていく女性たちを描いている。





映画『ノルウェイの森』をついに鑑賞

2011-01-16 18:44:00 | 映画
村上春樹の最高傑作で、日本で最も売れた小説である『ノルウェイの森』が映画化された。昨年12月から公開されていたが、ようやく今日になって映画館に見に行った。映画版の評価はかなり分かれているようだが、僕は結構この映画の懐かしい、遠い記憶に訴えかけるような雰囲気は好きで、ビートルズの名曲に乗って描かれていく物語は新しさすら感じた。



ノルウェイの森が映画化されたこと自体、最初聞いた時に驚いた。村上春樹は自分の作品を映像化させないことでも有名であったからである。でも昨年ベネチア国際映画祭に出展し、残念ながら受賞はならなかったものの、映画に対する期待は一気に膨れ上がった。




僕が小説『ノルウェイの森』を読んだのは、ちょうど発売となった大学生になりたての1988年頃だったかと思う。あの有名な赤と緑のインパクト大な単行本カバーが話題となった。発売されたのは1987年だが、当時読んでみてとても衝撃を受けたことを覚えている。大学生であった僕にはとても刺激が強過ぎる過激な性描写やセリフが多かったし、それまでこういったタイプの小説はまだ少なかった。しかし、『ノルウェイの森』が別にエロ小説では無く、おしゃれな恋愛小説風であり、文学的にも優れた作品であるにも関わらず、その赤裸々な表現は、新しい小説の形を感じさせるものとなった。



小説を読んだのはもう24年も前のことなので、物語の細かいところはすっかり忘れてしまっていたが、映画を見て思いだされてきた。ワタナベ(松山ケンイチ)は唯一の親友であるキズキ(高良健吾)を自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で大学生活を始める。そんなある日、キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会。二人は頻繁に会うようになるが、心を病んだ直子は京都の病院に入院してしまう。そして、ワタナベは大学で出会った緑(水原希子)にも惹(ひ)かれていくが、やがて直子の死によって永遠の別れに直面する。



やはりあれから随分と時間も経ち、大学生から大人(すっかりおじさん)になったこともあってか、性描写はそう気にならなかった。やはり当時小説を読んだ時のインパクトは無い。しかし、映画版を見て一番印象的だったのは、ベトナム系フランス人監督のトラン・アン・ユンが脚本と監督を担当。そしてその映像が何とも美しい。ロケ地も凄く印象深い草原や林、海岸などを選んでおり、また時代背景を感じさせる当時の早稲田大学や長屋風のアパートなどを使用しているが、恐らく日本人監督が撮っても表現出来ないだろうと思うような美しさで撮られているのだ。登場するアパートやレコード店、バーなど、どれもノスタルジックな雰囲気が漂い、ある意味おしゃれで斬新なデザインに溢れている。そして、これら古いオブジェなどを更に美しく見せる監督の技は驚くばかりだった。




ワタナベ役の松山ケンイチは、かなり適任であったと思う。ノルウェイの森には芯の強い、積極的な女性が多く登場するのだが、その中にあってどこか控え目で普通ながらも、自分を持っている人物像として、松山ケンイチはとてもしっくりくる雰囲気であった。映画の直子は菊池凛子によって演じられているが、かなり精神面で病んでおり、気性も激しい形で描かれていた。これは少し原作とイメージが違うような気もしたが、精神的にも追い込まれる直子は菊池凛子の演技くらいが実はちょうどリアリティーがあって良かったのかもしれない。
緑役の水原希子もなかなか良かった。原作ではもう少し変な子のイメージが強かったが、映画では在日韓国人とアメリカ人のハーフである彼女の顔立ちがとても洗練されたおしゃれなイメージを与えており、爽やかになった感じだ。




この映画を見て、ワタナベという主人公を通して、男性の愛や性に対する本性が正直且つ赤裸々に語られている作品だということを改めて思い出し、この作品はある意味男性にとっては純愛ならぬ、『純粋恋愛』なのだと感じてしまった。女性はこの映画をどう受け取るのかとても不安ではあるが、その意味ではやはり新しい切り口で捉えた作品であり、24年経った今、改めて映画を見ても新たな発見があった。