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blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

「父のことを考える」 〜 ジェーン・スーの新刊

2018-07-30 15:36:00 | 小説・エッセイ
「私が父について書こうと決めたのには理由がある」――。と言うキャッチコピーの、ジェーン・スー新作本、『生きるとか、死ぬとか、父親とか』が本屋で目に止まり、思わず購入した。彼女のことは知っていたし、そのウィットフルな話術には興味を持っていたが、彼女の本を読んだことは今までなかったので、今回が初めてである。



また、どこかのブックレビューで、この本のあらすじにはこう記されていた。

「24歳で母を喪い、我が家は、父と娘の私だけになった。それから20年が経ったけど、いまだに家族は増えていない。気づくと私は40代半ば、父は80歳になろうとしている。いま猛烈に後悔していることがある。母の人生を、母の口から聞くことがなかったことを。母の母以外の顔を知らないまま別れてしまったことを。父については、もう同じ思いをしたくない。もっと、父のことを知りたい。もう一度、父と娘をやり直したい。それには、これがラストチャンスかもしれない――。」

この本は戦時中に生まれ、戦後結核で入院、学歴もないまま社会に飛び出たジェーン・スーの破天荒な父との様々な思い出のエピソードを通して父親との関係性が語られて行く。また、父親の母との出会い、娘(自分)の誕生、他の女性の影、全財産の喪失、母の死などが赤裸々に語られる家族の物語、回顧録でもある。シリアスな中にもジェーン・スーらしいユーモアな言い回しも随所にあり、昭和という時代、そして東京という場所での家族の肖像が娘の目を通して描かれているのがなかなか面白い。



確か王様のブランチでこの本が紹介された時、”果たして自分の父親のことをどのくらい知っているだろうか?”と言う問いかけに対してジェーン・スーが出した解でもあるとのことで、僕はその時はたと考えてしまった。確かに一番身近で長年衣食住を共にしてきて、何よりも自分に一番近い血縁関係にある自分の両親のことを、果たしてどのくらい知っているのだろうか?と。下手をすれば両親の生まれた年や誕生日すらろくに覚えていないのだ。両親それぞれの結婚前の話などは、親戚や祖父母から聞く以外は、皆目見当がつかない世界だ。こんなに身近な身内のことが、実は一番良く知らないのでないかと思ったら、なんだかこの本が無性に読みたくなってしまった。

僕の父親も82歳。何度も手術し、透析を受ける身体になってしまったこともあり、自分の父親のことを考える機会が間違い無く多くなった。まだ父が元気なうちに自分の両親、特に父親のことをもっと知っておくべきだと思ってしまった。そんなことを改めて考えさせられる本であった。



モビテクチャーって何?

2018-07-21 11:19:00 | デザイン
僕は建築デザインが大好きで、色々な建築物を見学したり、建築関連の本を見るのがとても好きである。本屋に行っても、必ずアートコーナー、映画コーナー、そして建築デザインコーナーには立ち寄って、最新の出版物をチェックしたりするのが趣味だ。

そして、いつものようにそんな趣味に浸っていたある日、偶々フラッと立ち寄った建築デザインコーナーで、『Mobitecture』(モビテクチャー)というタイトルの分厚い本を見つけ、思わず手に取ってしまった。Mobitecture(モビテクチャー)とは、Mobile Architecture (モバイルアーキテクチャー)の省略語では無いかと思うが、Mobileというだけあって、土地に根をはらない建築物ということで、モビリティーが住まいにも求められる時代になったようである。



僕がかなり前から興味を持っている建築デザイン領域のテーマとして、『Micro House』(小さい家、又は小屋)というのがある。Micro Houseとはその名の通り、自宅(一軒家)の庭の一角に置けるような1-3畳分くらいの小屋のことであり、“離れ“、”隠れ家”、”秘密基地“的な家族のユティリティールームとして、これからの時代日本でも必ず流行る!と思って、ここ数年注目している分野だ。全世界的に”モビリティー“や”エコ“というキーワードが台頭する中、Micro Houseはまさに時代のニーズに合ったプロダクトであり、ミニマリズム空間の有効活用と言える。日本人は元々狭いスペースを好み(広いスペースを取る余裕が無かったとも言えるが)、エコに対する意識が元々高かったという側面も有り、狭いながらも手に入れた我が家の庭に、ちょっとでいいから、何かゆとりのプライベート空間が欲しい、というのは誰もが興味を持つと思われ、Micro Houseは、価格次第では大変理に叶ったものなのかもしれないと踏んでいる。



Micro Houseは、世界中に様々なジャンルやタイプが存在しており、未来型の斬新なデザインのものから、さりげなくオシャレなものや、物置にも近い実用性重視のものまで用途も様々で、その呼び名もまた実に様々。以前のブログで取り上げたMicro Houseは下記リンクをご参照。

http://blue.ap.teacup.com/applet/bluedeco/201610/archive

欧米では一般的な子供向けの小さなプレイハウスもこの領域と交わり始めて進化しているから面白い。そういう意味では、ツリーハウスみたいなものもMicro Houseの原型として昔からあったということかもしれない。



今回見つけた『Mobitecture』もまさにこのMicro Houseの領域を取り上げており、小さな居住空間の設計事例を纏めた本に他ならない。“Mobitecture”というのは今までに聞いたことが無い新しい名称であったが、ここまでカタログのようにたくさんの事例を一同に集めた正式な本の出版も今回初めてでは無いかと思うので、思わず見て興奮してしまった。どうやら米国で出版された本の日本語訳版らしい。世界では、日本よりも先行してMicro Houseの世界が広がりを見せているのだ。



このMobitectureの領域は、小屋のような建築物だけでは無く、テントや蚊帳のような簡易的なものも増えており、自由に設置・撤去が可能なもので、ユニークなプロダクトも増えている。恒久的な建築物では無い為、価格もお手頃なものも有り、庭に設置するにしても自由度が格段に上がったと言えよう。本当の小屋的な楽しみとはまた少し違うのかもしれず、一長一短はあるが、この分野への注目と広がりを感じさせる動向である。



また、今回特にMobitectureという言葉に注目したいのは、この言葉が単なるMicro Houseに留まらず、“モビリティー”が含まれているという点だ。実際この本には車やバンを応用したようなMicro Houseなども多く紹介されており、いつでも移動出来る形態のものも今後増えて行くということである。日本でも“地震大国日本”という側面から今後更にこの点からも注目が集まるように思う。先日西日本の豪雨による災害の猛威を目の当たりにしたばかりだが、東京にもいずれは大地震が起こる可能性は高い。そんな時にいつでもヤドカリのように移動可能な、モビリティーのあるライフスタイル・住環境というのは関心/ニーズが益々高まってくると思われる。上記の通り簡易テント的なものも含めて、一種のシェルター、ライフカプセルとも言えるのかもしれないが、非常時の際に大活躍するャeンシャルを秘めているのではないかと感じる。今後の日本でのリスク管理ニーズも見据えて、最近はこれも新規ビジネス機会かと、そんなことも良く考えてしまう。

まずはこの本を詳しく堪能した上で、Mobitectureの世界には更に注目して行きたい。



愛しのユナと今年も再会?!

2018-07-18 10:52:00 | ユナ

先週、夏休みをとって軽井沢に行っていたことは先日ブログで取り上げたが、軽井沢から戻った翌日の金曜日には僕にとってのもう一つ楽しみにしていた夏休みイベントがあったのだ。

少女時代のユナが、今年もファンミーティングを日本で開催してくれることになったのだ。




昨年大宮ソニックシティーで開催されたファンミーティングは、ユナ主演の韓国ドラマ『K2』のPRイベント的な要素も強かったので、正直ファンミーティングとしてはイマイチ感があった。今回もどうなるかやや不安だったが、それでも大好きなユナにまた会える機会と言うことで楽しみにしていた。



今年の開催場所は中野サンプラザ。かなりもう古い会場となっているし、決してキャパも大きいわけでは無いが、逆に小さめの会場の方がユナを間近に感じられるので嬉しい面もある。昨年は会場のかなり前方の席だったが、今年は1階席ながらかなり後ろの方で残念!





昨年のファンミーティングでは、ユナへのクイズコーナーや質問コーナー、ファンへのプレゼントをステージで生制作するような企画が中心だったが、今回のファンミーティングはこれに加えて生歌3曲と生ダンスまで披露してくれたのだ。



歌は、昨年9月に韓国でリリースされたソロ曲「風が吹けば(When the wind blows)」の日本語バージョンを初公開。この曲はユナ自身が韓国語バージョンの作詞を手がけたらしい。またこれ以外にもバラード「Deoksugung Stonewall Walkway」、「To You」を披露した。




セクシーな魅力が際立つダンスパフォーマンスもあってカッコよかった!



また、ユナはファンミーティングで自らデコレーションしたデザートをプレゼントするなどしてファンを喜ばせた。



あと今回一番ファンの歓声が上がったのは、ユナが制服を着て女子高生に扮したオリジナルビデオが会場で流れたこと!この神懸かりな可愛らしさにはみんな溜息が出ていた。この模様をお見せ出来ないのがなんとも残念だ。今回のビデオとはちょっと違うが、イメージとしてはこんな感じ。



しかも、ビデオにはなんとテヨンとヒョヨンも登場する嬉しいサプライズ付き!



グッズは事前にペンライトとクリアファイルを購入した。また、今回チケットに付いていたお土産は、なんとユナの可愛い写真とファンミーティングオリジナルのピンバッジ!写真の裏にはユナのサインとメッセージも!






そしてファンミーティングが終了後にもスクリーンにユナのファンへのメッセージが映し出されていた。



今年は、昨年のファンミーティングよりパワーアップしたユナの魅力満載の良いイベントとなったが、やはりまた少女時代のフルライブツアーもぜひ見たいものである!


今年の夏休みは軽井沢! (3日目)

2018-07-15 12:15:00 | トラベル
そして軽井沢旅行もついに3日目。
最終日は有名な軽井沢プリンスショッピングプラザで買い物をすることに。

朝食を頂いた後、名残惜しくもホテルのチェックアウト。それにしても、このルシアン軽井沢は最高にスタッフのサービスも良く、設備も完璧で、何とも居心地の良い空間であった。また機会があれば、ぜひきなこと一緒に泊りに来たいと思った。



チェックアウトしてすぐ、車で軽井沢プリンスショッピングプラザに移動。ホテルからは歩けるくらいの距離だが、車でも5分程度。ちょうど軽井沢駅の反対側に広がる、オープンエアで広大なアウトレットモールである。



兎に角エリアも広く、取り扱っているブランドも豊富。GUCCI、アルマーニなどの一流ブランドもあるが、僕が好きなNolleys, SHIPS, Tomorrowlandなどのカジュアル日本ブランドのアウトレットもあり、とても充実している。御殿場プレミアムアウトレットや三井プレミアムアウトレット木更津などにも全く引けを取らないラインアップで、しかもジャムやお菓子など軽井沢ならではのお土産も揃うショップもあり、観光客には何よりも嬉しい。いつも思うが、やっぱりアウトレットに行くとワクワクして気分が上がる!



ここ軽井沢プリンスショッピングプラザは緑の広場や池などもあって、ワンちゃんを散歩させるのに最高の環境。自然との調和が取れたデザインは軽井沢ならでは。しかし、ちゃんと店から店へは全て屋根があるので、もし雨が降っても問題無い。




今回も色々なお店を訪れたが、僕は購入したのは会社用に購入したKatharine Hamnett Londonのブラウンシューズ。このブランドの靴はかなり幅が細く、先が尖ったデザインが主流なので、足の幅が広い僕としてはこれまで購入を検討したことが無かったのだが、今回試しに履いてみたところなかなかしっくりきたのと、底がレザーでは無くラバー仕様だったので気に入り、今回初めて購入。なかなか美しいフォルムである。




また、あのNigoさんの人気ストリートブランド、A Bathing Apeのアウトレット専門ショップとなるA Bathing Ape Pirate Storeを訪れた。このPirate Storeは日本では2か所、後は中国に3か所だけしか無いので結構貴重だ。ここでは通常のA Bathing Apeショップには無いPirate StoreだけのオリジナルロゴTシャツやグッズが揃う為、希少価値が高い。今回は記念にPirate StoreロゴのネイビーTシャツを購入。生地もしっかりしており、シンプルな中にもオシャレ感もあってすっかり気に入ってしまった。






アウトレットでの買いものの最後は、お土産のジャムを購入。そしてやはりシメのソフトクリーム。初日に食べたミカド珈琲ソフトとは違い、今度はミルキーのようなミルク味が濃厚なソフトクリームであった。



アウトレットで買いものを満喫した後はまた旧軽井沢銀座近くに戻り、遅めのランチを再び初日にランチを食べたお蕎麦の川上庵へ。ここは家族もすっかり気にってしまったようだが、確かに天ぷらの野菜も美味しかったし、お蕎麦も歯ごたえがあって大変美味しかった。

その後お土産を買いに、ドイツソーセージで有名な腸詰屋でソーセージを購入。何ともビールに合いそうな様々な種類のソーセージが揃っていた。



今回、久しぶりに軽井沢を訪れたが、2年前に訪れた那須とも似ているようでまた少し違う印象もあり、大自然の中でこの時期避暑地としてもやはり最高の場所であるし、7月の早めに行ったことから夏の観光シーズンピークを少し外したことから適度に空いていて、混雑とローカルな落ち着きも感じることが出来た。軽井沢や那須に共通して言えるのは、ワンちゃんにとても優しい環境であること。ワンちゃんOKの店やレストランも多く、とても快適な夏休みとなった。


今年の夏休みは軽井沢!(2日目)

2018-07-13 15:22:00 | トラベル
2日目は中日なので、気持ちゆっくり目の計画を立てた。

ホテルの朝食ビュッフェを食べてからすぐに外出。中軽井沢にある人気観光スャbト、『ハルニレテラス』へ。ここにはナガイファーム、丸山珈琲、そして昨日ランチをした川上庵など、軽井沢の有名ブランドが集まった癒しのエリア。星野温泉近くの緑に囲まれた場所で、とても気持ちがいい。店と店の間はウッドデッキで全て繋がっており、他にもオシャレなレストランやカフェ、北欧雑貨店などもあって、ワンちゃんとお散歩するにも最高に楽しい環境。





近くには小川も流れていて、自然の中でゆっくりとした時間を楽しめる場所だ。




その後旧軽井沢に戻ってウニが乗った豪華なステーキ丼のランチ。ボリュームたっぷりでとても美味い!



ランチの後は軽井沢銀座へ。ここは昔から軽井沢一番の定番観光スャbトだが、雑貨屋、スウィーツ店、カフェなど様々なショップが立ち並び、見ているだけで楽しい通りだ。色々な店に入って試食などをしながらのお土産選びが楽しい。軽井沢と言えばジャムの沢屋が有名。



これまた軽井沢で有名なブランジェ浅野屋本店にも立ち寄り。きなこは、ホテルで借りたバギーに乗せて何とも快適(な筈(笑))。きなこもバギーから通りの店や、散歩している多くのワンちゃんを見ながら興味津々!





二日目のディナーもフレンチのフルコースだが、前日とは違うメ[クがメインディッシュのメニュー。また細かいところにワンちゃんのデザインがあしらわれていてとても可愛い。スープにも肉球デザインのおせんべいが。







夜はきなこもお揃いのブルーのルームウェアにお着替え。



こうして楽しい軽井沢での2日目が終わったのだった。。。