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blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

ブルース・リー x オニツカタイガーのコラボスニーカー!

2015-12-31 22:41:00 | ファッション
世界で大人気の日本スニーカーブランドであり、アシックスの前身としても知られる『オニツカタイガー』が、サンフランシスコを拠点にしている人気のスニーカーショップ『BAIT』とコラボしたブルース・リー師匠モデルのスニーカーを2種類リリースしたのだ。日本でも12月15日から、オニツカタイガーショップでの販売が開始された。




やはりブルース・リーのスニーカーと言えば、『死亡遊戯』で履いていた、あの黄色いアシックスのスニーカーがすぐに思い浮かぶ。『死亡遊戯』へのオマージュでもあるタランティーノ監督の『キルビル』でユマ・サーマンも履いていた。今回もオニツカタイガーのColoradoモデルのデザインをベースに、死亡遊戯イエローモデルをリリース。




そしてこれに加え、レトロなCorsairモデルをベースに、Jeet Kune Doをイメージしたブルーのブルース・リーモデルもリリース。アッパーにはさりげなく龍の刺繍デザインが入るが、この龍のデザインがブルース・リーらしくてなかなか秀逸だ。僕はこちらのモデルがすっかり気に入ってしまい、今回オニツカタイガー渋谷店で注目・購入した。





両ブルース・リーモデルには共通して、スニーカーのカカト部分にブルース・リー師匠のサインとブルース・リーの跳び蹴りシルエットが入る。また、内側やタグにもブルース・リー生誕75周年記念モデルであることが記されており、プレミアム感を醸し出している。なかなか特徴のある、良いモデルに仕上がった。





軽くて実用性も高い今回のブルース・リーモデルのオニツカタイガーだが、デザインも美しいので、思わず展示しておきたい気持ちが先行するが、どうするか、しばらく悩みながら師匠のスニーカーを楽しみたい(笑)。


少女時代からのクリスマスプレゼント!

2015-12-24 12:06:00 | ユナ

12/23(祝)、待ちに待った少女時代のライブツアー、Phantasia ~Girls Generation 2015に参加した。今年4月に行われた少女時代ファンクラブイベント以来、8ヶ月ぶりの少女時代である。



少女時代のライブは、ファンの間で『ソシコン』と呼ばれている。韓国語で少女時代はソニョシデと言うが、これを省略して『ソシ』と呼ばれる。つまり、ソシのコンサートだから、『ソシコン』なのである。

会場は今回もさいたまスーパーアリーナ。ソシコンで4回目だが、すっかり少女時代の定番会場となった。小雨もなんのその、会場前はファンで凄い熱気!



やはり期待通り、今年8月にリリースされた韓国語ニューアルバム、『Lion Heart』からの選曲を中心に全26曲を熱唱。もちろん、これまでのシングルヒット曲も満載だったが、GenieやRun Devil Run等も色々新しいアレンジや演出が加えられており、新鮮であった。また、シングル『Catch Me If You Can』のダンスがセクシーで、ライブ映えするカッコ良かった。



『Lion Heart』からは8曲も披露。このアルバムの中で僕が特に好きなParadise、Fire Alarmも確り選曲してくれたのは最高だった!



そして今回新しい試みは、少女時代のサブグループであるテティソ(テヨン、ティファニー、ソヒョン)によるAdrenalineを歌ったこと(プロジェクションマッピングをバックにした凝った演出)。この曲は凄くャbプで、名曲揃いなテティソのミニアルバム『Holler』の中でも特にイチオシの曲なので、ライブで聴けたのはかなりレアな体験であった!



そして残りのメンバーは、洋楽カバー曲を披露。ユナとサニーはMaroon5の『Sugar』を歌いながら観客席の中を練り歩き、スヨン、ヒョヨン、ユリは懐かしのSalt-N-Pepaによる『Push It』を歌って楽しいステージパフォーマンスであった。




セットリストは下記の通り。なかなか今回も豪華で盛りだくさんな内容。

01.You Think
02.GENIE(日本語 Ver.)
03.예감 / Bump it (with solo dance)
04.Show Girls (日本語版)
05.Girls(日本語版)
06.Paparazzi
07.Kissing You
08.Oh!(日本語版)+Beep Beep
09.Paradise
10.テティソ(TaeTiSeo)-Adrenaline
11.Maroon 5 – Sugar[サニー&ユナ]
12.Salt-N-Pepa – Push It[スヨン/ユリ/ヒョヨン]
13.Lion Heart
14.Party
15.Gee
16.Mr.Mr.(日本語版)
17.Sign
18.The Great Escape(Intro)+Run Devil Run
19.Mr.Taxi (Remix Ver.)
20.Catch Me If You Can (日本語版)
21.Fire Alarm
22.The Boys
23.Indestructible

(アンコール)
24.Snowy Wish[初雪に…]
25.Diamond
26.Love&Girls

アンコールは、完全にクリスマス仕様の賑やかなステージ。僕の大好きな『Snowy Wish』はいつ聴いても感動的である。



しかし、それにしても今回もユナはどこまでも美しく、そして果てしなくキュートだった!いつまでも見ていたい、そんな完璧な理想顔だ。しかもダンスも相変わらずキレキレでクネクネ(笑)。単に美脚なだけでなく、やっぱりキレがメンバーの中でも群を抜いている。





今年も少女時代からの素晴らしいクリスマスプレゼントとなったソシコン2015。一年仕事を頑張ってきた甲斐があった。やっぱり美しいものを見て締め括る一年は良いものである。また来年もファンクラブイベントはあるのだろうか?次回のライブツアー共々2016年の少女時代を楽しみにしたい!


理想のビジネスリュックをゲット!

2015-12-18 14:53:00 | ファッション
僕はバッグが好きなので、これまでにも多くのビジネスバッグやカジュアルバッグを購入しているが、ビジネスバッグではTUMIのものが多い。現在持っいるTUMIバッグを一同に集めてみたが、結構な数になった!




TUMIのリュックも2つ持っており、出張などでは大活躍しているのだが、普段の通勤に使える、もう少し小さいビジネス用リュックを長い間探していたのだが、理想のバッグを見つけるのはなかなか難しい。高級ブランドでは無いものを探していたのだが、なかなか価格的にも手頃な革リュックは少ない。しかも、リュックと言えばカジュアルのものが多いので、バリエーションや価格帯も幅広いのだが、ビジネスリュックというと、極端に少なくなるのだ。



そんな時、何とも理想的なビジネスリュックを見つけた。色も僕の探していたブルー系の色。明る過ぎず、それでいて紺のように暗過ぎもしない絶妙な色合い。材質は一応革製。価格は比較的安いので、そんなに高級な革では無いと思うが、それなりに上品な仕上りだ。そしてデザインはシンプルな長方形で、無駄が全く無い洗練されたデザイン。サイズとしてもカジュアルリュックに比べるとサイズも幾分小さめで、それでいてA4サイズの書類やiPad等なども余裕で収納出来る絶妙なサイズ感。外側にも充分な大きさのャPットがあり、更には中も仕切りがあり、携帯やパスケースなども入れられるャPットもある。何とも気の利いた、機能的なデザインである。





このビジネスリュックをすっかり気に入ってしまい、毎日のように仕事で使っているが、何とも全てに完璧なビジネスを良く見つけたものである。



ベイビーフェイス久々の新作リリース!

2015-12-16 21:15:00 | 音楽
あのベイビーフェイスが、2007年のカバー集『Playlist』以来8年ぶり、オリジナル・スタジオ・アルバムとしては2005年の『Grown & Sexy』以来、なんと10年ぶりとなるニューアルバム、『Return Of The Tender Lover』を12月4日にリリースした。昨年はトニーブラクストンの黄金タッグによるデュエット作をリリースしてまた表舞台に登場していたし、プロデューサーとしては、最近でもアリアナ・グランデの『Baby I』など、幾つかのヒットを飛ばしているが、ソロ作品としてはこんなに長いブランクがあったということも改めて驚かされる。

さてこのニューアルバムにひと言で言うとしたら、"Welcome Back! Babyface!"である。僕が大好きだった全盛期のベイビーフェイスがギッシリと詰め込まれながらも、円熟して帰ってきたような快心の出来映えである。ファンとしては、長いブランクも待った甲斐があったと思わせる、そんな素晴らしい傑作に仕上がっているのだ。

このニューアルバム、まずはジャケ写が秀逸だ。景色の良い高層ビルのガラスを横にしたスーツ姿のベイビーフェイスが立っているが、何とも洗練された都会的なデザインだ。ジャケ写から既に品と質の良さを期待させる。



次に秀逸なのがアルバムのタイトル。『Return Of The Tender Lover』とは、彼の1989年にリリースした名盤、『Tender Lover』へのオマージュ。この『Tender Lover』は僕も前にブログで取り上げたが、僕の最も好きなベイビーフェイスのアルバムであり、好きなアルバム全体の中でもトップ10に入る作品である。この"Return"という言葉が付いていることで、本人の意気込みと本気度が表現されており、Tender Loverファンにとっても、タイトルから来るアルバムへの期待感も一気に高まる。しかし、こうやって新旧『Tender Lover』アルバムのジャケ写を比べてみると、如何に新作が洗練されたデザインかがわかるから面白い。



アルバムには下記9曲が収録されているが、この"9曲"という曲数も、良きレコード時代の名残り的で僕は凄く嬉しかった。これが16曲とか収録されているようなアルバムでは逆にガッカリしたに違いない。しかし、アルバム全曲を聴いてみて、改めてこの9曲の本気度を知ることになる。どの曲もシングルカットしてもおかしくない高い完成度で、捨て曲が無いことから、厳選された9曲であることが伺える。『Tender Lover』に収録されていたアップテンモネ『It's No Crime』や『My Kinda Girl』ほどのノリノリな曲は無いが、むしろミディアムテンモフ曲や、バラードとしては、『Tender Lover』の頃よりも完成度が増しているとさえ思え、キャリアを重ねてきたベイビーフェイスの深みを堪能出来る。

1) We've Got Love
2) Fight for Love
3) Exceptional
4) Walking on Air (feat. El DeBarge)
5) I Want You (feat. After 7)
6) Love and Devotion
7) Standing Ovation
8) Something Bout You
9) Our Love



どの曲も素晴らしいが、僕が特に好きなのはシングルカットされている『We've Got Love』。サビのボーカルワークがベイビーフェイスらしくて素晴らしいし、何よりもャWティブな明るさが魅力的な曲だ。また、4曲目のEl DeBargeもフィーチャーされた比較的アップテンモネ『Walking On Air』も明るく楽しげな曲調がとても心地良い。そしてもう一曲特に気に入っているのがAfter 7をフィーチャーした『I Want You』。これはミディアムテンモフバラードだが、サビ部分がどことなくマイケルジャクソンを思わせるが、これはAfter 7のボーカルワークに寄る部分が大きいかもしれない。かなりアダルトで上質な曲となっている。



アルバム全体の大きな特徴としては、兎に角明るいャWティブな空気感に包まれていること。ベイビーフェイス本人も"Feels Good!"がコンセプトだと語っているが、まさにその通り気持ちの良いアルバムだ。暗い曲が全く無いし、一曲一曲のクオリティが実に高いし、やはりベイビーフェイスのファルセットを使った声の心地良さは格別である。

先日ブログで取り上げた1958年生まれの天才アーティスト三人衆、マイケルジャクソン、マドンナ、そしてプリンス。実はベイビーフェイスもなんと1958年生まれの同期。ぜひ豪華な同期会をやって、マイケルを偲びながら盛り上がって欲しいものだ。



久々にベイビーフェイスの健在ぶりが確認出来て、しかも傑作アルバムとして届けられたことに何とも感無量!最高のクリスマスプレゼントとなった。『Tender Lover』ともまた聴き比べてみるのも楽しいかもしれない。


日本初、“Prince論文”を発見!

2015-12-13 10:33:00 | マイケル・ジャクソン&プリンス

先日、たまたま本屋で『プリンス論』という本を発見し、思わず驚いた。実は、プリンスに関する著書は極めて少なく、末ヘ多少あっても、日本人によって書かれたプリンスの著書などは存在していないと思っていたので、こんな本が出版されていること自体かなり驚いたのだ。実は結構なプリンス好きの僕としてはどのようなことが書かれているのか物凄く興味が湧き、即効で購入した。そして読んでみるとこの本、プリンスの栄光と挫折のヒストリーを順に追いながら解説しているのだが、単なる伝記本や変なカルト本の類いでは無く、その内容がマニアックながら極めて洞察に富んでおり、言わばその題名の通り、“プリンス論文”と言った深い内容で、思わず一気に読んでしまった。それくらい面白い本であった。



僕は中学1年であった1983年頃からオフィシャルに洋楽の世界にハマった、いわゆる80’sの音楽に最も影響を受けて育った”MTV”世代だ。LAに住んでいた小学生の頃にはKISSにハマり、親の反対に合いながらも『Double Platinum』という2枚組レコードアルバムを買って貰ったのが最初の洋楽体験だったが、自分の力でレコードを買い、本当の意味で洋楽にハマったのはやはり1983年にマイケルジャクソンの『スリラー』を買った頃からだろう。そこからMTVにもハマり、『Off the Wall』のアルバムにも遡ってマイケルジャクソンにまずどっぷりとハマり、そしてプリンス、マドンナ、カルチャークラブ、デュラン・デュラン、シンディーローパー、ワム!、U2などにどんどんハマって行った。当時ラジオではケイシーケイサムによるAmerican Top 40という音楽カウントダウン番組が毎週日曜にあったが、これをラジオにかじり付いて聴いて、雑誌Billboardでヒットチャートの順位などを熱心に確認していたのが今でも懐かしい。



ちなみに、マイケル、プリンス、マドンナの3人は1958年産まれの言わば“同期”。キャラや音楽性も全く違うが、3人ともそれぞれの強い個性で80年代から現在までの音楽業界に多大なる影響を与え続けながら牽引してきた偉大なるミュージシャンたちである。マイケルは残念ながらもうこの世にはいないが、マドンナそしてプリンスは常に時代の変化を取り込みながらも進化を続け、今でも第一線で活躍し、我々を驚かせているのは本当に凄いことなのである。



さて、今回の本題であるプリンスだが、この本の著者西寺郷太さん音楽家、音楽プロデューサー、小説家としてマルチに御活躍だが、1973年産まれということで、僕にも近い同世代として80年代の洋楽シーンを“体感”されている。マイケルジャクソンの関する著書も多い。その意味ではまさにあの輝かしくも激動の80’sに刺激と影響を受けてこられたことが、このプリンス論を読んでも良く理解出来た。そして、僕が80年代当時に思っていたことや感じていたことがそのままそっくりに書かれており、ほぼ全ての点で共感が出来る内容だったこともあって、一気に面白く読ませて貰った。



西寺さんも冒頭で書かれている通り、プリンスは兎に角第一印象が気持ち悪い(笑)。特に若い頃のプリンスのエロさは格別、胸毛を見せたり、トレンチコートにビキニ姿という変態ルックで登場するこのむさくるしいチビ男は、兎に角気持悪さ全開であった。レコードジャケ写の気持悪さもピークであったと思うし、歌の歌詞もそのルックスに負けず相当エロかったので、親の誰もが自分の子供には絶対に聞かせたく無い音楽という意味で共通していた。自分でもプリンスのレコードを買う為にレジに持って行くのも憚れるような作品も数多くあった(とにかく明るい安村を先取りしていたような、Love Sexyのジャケ写メ[ズは、ある意味秀逸)。そんな灰汁の強いプリンスは、かなり多くの人(特に女性)からは敬遠されたのも事実で、その一方で唯一無二な存在であること、そして何よりもその高い音楽性が世界で評価されているのも事実。またその音楽もリスナーに取っては、好き嫌いがはっきりと分かれるのではないかと思うが、僕はやはりプリンスは天才だと、常々思っているので、西寺さんがこの本で書かれていることもしっくりと馴染んだのだ。



プリンスは、その持って産まれた音楽の感性(これは、彼が産まれ育ったミネアャ潟Xでの環境や、ミュージシャンであった父親による影響や当時の複雑な家庭環境などが色濃く影響していることが伺えるのだが)はやはり秀でているし、独学で学んだギターや、シンセ、ドラムなど様々な楽器を一人で自由自在に操るその音楽的な才能は非凡である。プリンスがデビューした1978年当時は、バンドなども主流で、ボーカルはボーカル、ギターはギターと完全に役割分担としてすみ分けられていた。しかし、ソロアーティストとしてギターを弾きながら、歌も歌い、シンセも操るプリンスのマルチタレントぶりは当時珍しかったのではないかと思うし、無尽蔵に曲を産み出す彼のワーカホリックぶりも異常と言えるほどであった。はっきり言って、こんな変態な奴は他にいない。僕が常々感じていて、前にもブログで書いているが、プリンスはその才能と音楽生産量からも、現代の“モーツアルト”に匹敵する天才だと確信しているが、西寺さんの本にも同様の感想が書かれていたのは嬉しかった。



本著で詳しく追っているが、プリンスは常に時代を先取りし、時には時代に早過ぎた感もあるが、80年代、90年代、2000年代、そして2010年以降と、各年代において自分の軸を持ちながらも、常に新しいことに挑戦し続けているという意味でも偉大なる音楽家だ。プリンスのデビュー時から関係が深かったWarner Recordsとの対立や決別(そして今年の復縁)、私生活での結婚、離婚、子供との死別 (これはこの本を読むまで知らない事実だった!)、宗教上の変化など、様々な栄光と挫折を繰り返し経験し、特に90年代はAn Artist Formerly Known as Prince(元プリ)に改名したり、混迷を極めた時代もあったが、それを乗り越え、最近でも昨年ニューアルバムを2枚、今年も1枚リリースしている。この過程で、売上的なピークを何度も経験しながら、音楽的な評価としての幾つかの極みなども経ているのである。

また、本著に登場するエピソードとして面白かったのは、あの有名な『We Are The World』になぜプリンスが参加しなかったのか? という謎に迫り、更には参加しなかったことがプリンスのその後のキャリアに及ぼした影響に関する西寺さんの考察がまた実に興味深かった。『We Are The World』はQuincy Jonesプロデュースで、作詞作曲をライオネルリッチーとマイケルジャクソンが手鰍ッるという何とも豪華な曲なのだが、プリンスに加えて当時人気絶頂にあったマドンナも参加していないのは改めて振り返ると驚きである。



プリンスは自分の作品に関する権利を全てのコントロールし、また作品の内容、作品制作のタイミング、リリース方法等全てに制限をかけられず、自由な環境の中で行うことにとことん拘った様子が本著に書かれていた。これは決して金にがめついわけでは無く、自分の作品に対してプライドを持ち、それをコントロールするということは“プロフェッショナル”としてはある意味当然なことなのである。最近は技術が発達し過ぎて、何事でもアマチュアやプロアマみたいな人間でも昔に比べたら容易に作品を世に出せる、しかも安いコストで出せる世の中になってしまった。我々買う側からすれば安く、便利になったものだとして、ありがたい面はただあるわけだが、作品で金が取れるアーティストなら、やはり最低限の作品価値に対して尊重して欲しいし、どのような作者の意図で届けるかということに対するコントロールは持ちたいものだ、ということを本著で読んでいて改めて認識した。その意味では、プリンスは天才でも有り、また真の“プロフェッショナル“なのだ。

次回のブログではこの続きとして、僕の好きなプリンスの楽曲などをもう少し掘り下げて取り上げたい。