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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

ジャム&ルイス、感動の初アルバム(?)をリリース!

2021-07-24 19:35:00 | マイケル・ジャクソン&プリンス

ジャム&ルイスを皆さんご存知だろうか?ジミー・ジャムとテリー・ルイスによる音楽プロデュースデュオだが、90年代のR&Bシーンを席巻した大物プロデューサーとして知っている方もいるだろう。



元々プリンスファミリーで、モリス・デイと一緒に組んでいたバンドのThe Timeのメンバーであったが、その後1986年にリリースされた、ジャネット・ジャクソンの3枚目の大ヒットアルバム、『Control』をプロデュースしたことで一躍プロデューサーとして脚光を浴び、続くジャネットの『リズムネーション1814』でも大成功を収め、1980年-90年代に他にもシェレール、ヒューマン・リーグ、アレクサンダー・オニール、キャリン・ホワイト(のちにテリー・ルイスと結婚)、マライヤ・キャリー、ボーイズIIメン、メアリーJブライジ、トニー・ブラクストン、マイケル・ジャクソン、アッシャー、日本でも島谷ひとみ、宇多田ヒカル、MIYAVIなど、プロデュースを手鰍ッたアーティストは数知れない。グラミー賞も5度受賞しており、まさに1980年-90年代は、BABYFACEと並んで一世を風靡したプロデューサーであり、R&Bファンには外せない存在だ。



そんな大物プロデューサーのジャム&ルイスが、何と今になってオリジナルのセルフ名義アルバムを今年リリースしたのだ。これは正直かなり驚いた。昨年BABYFACEとコラボした『He Don’t Know Nothin’ Bout it』で既に期待は高まっていたが、今月の16日に満を持してついに初のセルフアルバム『Jam & Lewis Volume 1』がリリースされたのだ。大ベテランにして、Volume 1というのも何とも潔くて気持ちいい。



このアルバムに収録されているのは下記全10曲。80-90年代は1アルバム10曲というのが普通だったが、今の時代やたら曲数を詰め込むアルバムが多い中あえて10曲というのもカッコいいし、自信の表れだろう。ボーカルを務めるアーティストが過去にジャム&ルイスがプロデュースを手鰍ッたアーティストたちというのも素晴らしいし、何とも豪華!

1) Till I Found You (Jam & Lewis & Sound of Blackness)
2) Spinnin (feat. Mary J. Blige)
3) The Next Best Day (feat. Boys II Men)
4) Somewhat Loved (There You Go Breakin’ My Heart) (feat. Mariah Carey)
5) He Don’t Know Nothin’ Bout It (Jam & Lewis & Babyface)
6) Happily Unhappy (feat. Toni Braxton)
7) Maybe I’ve Changed (Or Did You) (feat. Heather Hedley)
8) Do What I Do (feat. Charlie Wilson)
9) Do It Yourself (Jam & Lewis & Usher)
10)Babylove (feat. Morris Day, Jerome & The Roots)

これまで他のアーティスト向けに曲を提供し、プロデュースしていたジャム&ルイスが、今回は自分のアルバムながら何とも豪華なアーティスト陣をボーカルに呼んだものだ。しかも、過去の提供曲のリメイクとかではなく、全くの新曲だから、ジャム&ルイスのアルバムとしても楽しめるし、各アーティストの新曲的に楽しめるのがまた素晴らしい。



どの曲も、オーソドックスで安定の王道R&Bに仕上がっており、クオリティーは高い。ひねりの効いた昨今の曲を聴いている人には少し平凡に感じるかもしれないが、僕の年代の人には、80-90年代の王道R&Bが現在もまだ息づいていると感じさせる内容で、ある意味ほっとした感覚。ジャム&ルイスが流行りのひねった曲にある意味感化されていなくてほっとしたという意味である。

先行リリースされていたBabyfaceとの5曲目は、ある意味“超王道のBabyfaceサウンド”に仕上げられており、悪く言えば特に代わり映えしないが、良く言えば安定のBabyface印になっている。



この真面目な10曲の中で僕が一番気に入ったのは、4曲目の『Somewhat Loved』。あのマライア・キャリーをボーカルに迎えたバラードだが、久々にマライアがあの7オクターブ、スーパーハイトーンボイスの健在ぶりを聴かせてくれるのも感動的だ。また、バラードとして最も秀逸なのは、3曲目の『The Next Best Day』だろう。こちらもBoys II Menが変わらぬ安定した艶のあるボーカルで聴かせてくれるが、スタンダードな魅力のある曲だ。



最後10曲目の『Babylove』はやはり触れないわけにはいかないだろう。これはあの成金ファンクの王様であるThe Time、モリス・デイが参加したナンバーで、まさにThe Time的な香りがプンプンする1曲に仕上がっている。僕はThe Timeのアルバム、『Pandemonium』が今でも大好きだが、このお調子者の成金チャラ男キャラのおふざけ具合がとても好きだった。今回の曲は、往年のおふざけ度合いは効いていないものの、お調子者の成金チャラ男もそれなりに大人になったということだろう。でも健在なのには正直嬉しかった。



『Jam & Lewis Volume 1』は、R&Bファン、そしてジャム&ルイスファンにはもちろんMUST BUYな一枚だが、あまり彼らを知らない人にも王道R&Bの入門編としてぜひ聴いてみて欲しい、そんな話題の詰まったアルバムである。


手塚治虫全集、復刻版もゲット!

2021-07-21 16:33:00 | 漫画/アニメ
以前、下記ブログで御紹介した鈴木出版から1964年に出版された『手塚治虫全集』というシリーズがある。全10冊なのだが、鉄腕アトムが1冊、0マンが7冊、ビッグXが1冊、そしてアリと巨人が1冊という、何とも変則的な10冊であった。恐らくはもっと長くシリーズを続けるつもりだったものと思われるが、結果的に10冊で終了し、何故か0マンだけが7冊も収録されるという形になった(詳細は下記2020年7月のリンクをご参照)。



https://blue.ap.teacup.com/applet/bluedeco/20200727/archive

この鈴木出版のオリジナルは発売されてから57年も経っているかなり古いものなので、今でも全巻キレイな状態で見つけるのは至難の業だし、もしあっても全て揃えると30,000円以上はくだらない。僕はコツコツ1冊ずつ購入して何とか全て揃えることが出来たが、とても貴重なコレクションとなった。



そして、この鈴木出版の『手塚治虫全集』を完コピしたものが2008年に金の星社から発売された。オリジナルと全く同じデザインと装丁で全10冊のセット。復刻版とは言え、定価はなんと33,600円もしたが、この全集を最近1/5の価格で手に入れることに成功したのだ。これは実にラッキーだった。復刻版で新しいとは言え、この全集でさえ、既に13年前の出版だと考えるとそれなりに経っている。全10冊が箱に収められており、それぞれはカバーが付いている豪華な仕様だ。



オリジナルの鈴木出版版と、金の星社版を比べてみた。



装丁は確かに一緒だが、さすがに金の星社版は新しいだけあって気持ちの良いキレイさだ。一方、苦労して収集した鈴木出版版は古いものだけあって、経年劣化が何とも味わい深いし、当時1冊ずつ発売された為、それぞれに箱ケースが付いていて、当時としては何とも豪華な装丁である。どちらも甲乙付け難いが、それぞれにコレクションとしての価値は高いと言える。



これで『手塚治虫全集』の2種類、完全制覇である。


久々の国内出張!福井、名古屋グルメを満喫!

2021-07-19 09:55:00 | トラベル
すっかりコロナが日常化してしまい、ここ1年半は海外出張も行けていないが、国内出張も全く無かった。しかし、ようやくここにきて、仕事で国内のお客様訪問が少しずつ実現しだしている。



今月、福井県を産まれて初めて訪問した。新幹線で雪の無い富士山を車窓から見ながら米原まで行き、そこから特急で福井駅へ。新幹線の中では、朝食として和の鉄人、中村孝明監修の唐揚げ弁当を新横浜駅で購入。とても美味しかったが、やっぱり弁当を食べながら移動出来るのも新幹線の楽しみである。



福井と言えば、なんと言っても恐竜の町としても有名だが、福井駅前には恐竜たちが出迎えてくれた。



福井には昼前に到着したので、そのままランチへ。福井県でも有名な老舗レストラン、開花亭へ。この古い開花亭本店の隣には何とも斬新でモダンな建物が。実はこの建物、あの有名な建築士、隈研吾が設計したという地元でも有名な建物なのだ。内装もかなりモダンでオシャレな空間。和食懐石のコースを食べたが、地元の食材を使ったとても美味しい料理であった。



ランチの後は福井駅の南、訪問先企業のある鯖江市へ。鯖江市と言えばメガネの町として有名だが、JR鯖江駅舎にはメガネ店も併設されているのはさすがメガネの町である。



そして打合せ後は鯖江から名古屋に移動。名古屋を訪れるのは実に8年ぶりくらいだろうか。何だか懐かしい。夜名古屋に到着したので、まずは味噌カツで有名な定番名古屋グルメ、矢場とんへ。最近は、味噌カツにチーズをかけて食べるのが人気らしくチーズも追加で注文。濃い味噌の味がとてもマイルドに調和され、逆に味噌カツの事。が増して何とも美味しかった!



翌日は、名古屋駅近くでモーニングをやっている地元の有名な喫茶店COOK TOWNへ。ここは朝7時から営業しているのでホテルからふらっと立ち寄ったが、ボリューム感満載の美味しいサンドイッチがとても美味しかった!



名古屋駅周辺は高層ビルが立ち並ぶ大都会だが、マンホールにも名古屋城などがデザインされていてマンホーラーとしては気分が上がる。



そしてランチは、これまた名古屋グルメでは外せないひつまぶしを食べに、うな善へ。一口目はそのまま食べて、二口目は薬味と一緒に食べて、三口目はお茶漬けにして食べて、そして最後はまたそのままうなぎを楽しむ、とひつまぶしは色々な食べ方が楽しめて最高である。うな重は元々大好きだが、ひつまぶしはまた変化が加えられて、一味違う味わいだ。



新横浜に戻る新幹線車内では、最後に名古屋駅で買った”ひつまぶし巻き”を購入して食べたので、ひつまぶし三昧の一日であった。



また別の日に、今度は岐阜に日帰り出張をしたが、またまた新幹線で名古屋に行き、岐阜までは名古屋から電車で15分ほどとかなり近い。岐阜を訪れるのも10年ぶりくらいか。以前大阪に単身赴任していた際、犬山城、大垣城、岐阜城を訪れた際以来である。



岐阜駅に訪れるのは初めてだったが、駅前にはなんと黄金の織田信長像が。コロナ禍だけあって、信長もマスクをしていたのはさすがである(笑)。



岐阜からの帰りに、また名古屋に立ち寄り夕飯を取ることに。今回は味噌カツと味噌おでんを食べたが、今回2回の名古屋出張で、名古屋グルメを満喫することが出来た。



コロナ禍なのでまだまだ油断は出来ないが、注意しながらも少しずつまた日常を取り戻せて行ければ嬉しい。8月には滋賀と名古屋への出張がまた控えており、楽しみにしたい。



夏の名盤、角松敏生の『SEA IS A LADY』!

2021-07-17 22:30:00 | 音楽
以前ブログでも取り上げたことがあるが、僕の最も好きなインストアルバムに、角松敏生の『SEA IS A LADY』というフュージョンアルバムがある。リリースされた1987年の夏と言えば、まさにバブル絶頂期で、このアルバムを聴くと、当時の熱い夏の風景が思い出される。そういう意味でも思い出のアルバムとなっている。



角松敏生は本来、普通にボーカルアルバムが主流だが、このアルバムは全曲インスト曲で、しかも夏らしい曲が並ぶ。キレ味抜群のギター、カッコいいベース、効果的なシンセ、ドラマチックなストリングズが見事に絡み合って、実にクオリティーの高い、極上のフュージョンを奏でる。収録曲は下記全12曲。全曲、作曲/編曲を角松敏生が行っている。



1. WAY TO THE SHORE“ERI”
2. SEA LINE“RIE”
3. NIGHT SIGHT OF PORT ISLAND“MIDORI”(NIGHT FLIGHT OF DC-10)
4. SEA SONG“NAOMI”
5. SUNSET OF MICRO BEACH“SATOKO”
6. OSHI-TAO-SHITAI“KAORI ASO”(MEMORIES OF DUSSELDORF?)
7. 52ND STREET“AKIKO”
8. THE BASS BATTLE“CHAKO”
9. MIDSUMMER DRIVIN' “REIKO”
10. LOVIN' YOU“SAWAKO”
11. SEA SONG (REPRISE)
12. JUNE BRIDE

ご覧頂ける通り、12曲中10曲に“女性の名前”がタイトルに付けられている。恐らく角松敏生が過去に夏に付き合った、又は巡り合った女性をイメージして作曲をしているのかもしれないが、そういう意味でひと夏の思い出なども含まれているのではないかと妄想してしまう。実にエロく、エモいアルバムであり、男性としては女性との思い出を曲に込めて、タイトルにまで付けて1枚のアルバムを創ってしまうというのは、思い出を形にする究極的な表現方法であり、何とも羨ましい。



この中で、2曲目の『SEA LINE “RIE”』は、当時日本たばこ(JT)のマイルドセブンメンソールのCMソングに起用されていたので、聴いたことがある人もいるかもしれない。



どの曲も素晴らしい出来映えだが、僕が特に好きなのはキレ味抜群のCM曲『SEA LINE “RIE”』、熱く攻める曲『OSHI-TAO-SHITAI“KAORI ASO”』、ベースバトルがカッコいい『THE BASS BATTLE“CHAKO”』、爽快なドライブミュージック、『MIDSUMMER DRIVIN' “REIKO”』などだ。激しく熱い曲の合間に、切ないバラードを折り込むことも忘れてはいない。切ない『SEA SONG“NAOMI”』、美しいバラードの『SUNSET OF MICRO BEACH“SATOKO”』、そしてラスト2曲の『SEA SONG』と『JUNE BRIDE』は、何とも切ない夏の終わりを思い出させてくれるが、とても心地良い中でアルバムは終了する。



毎年夏が近づくとこのアルバムが聴きたくなってしまうが、今年もまた夏のドライブのBGMには欠かせない1枚である。ちなみに『SEA IS A LADY』リリースから30周年となった2017年に、新録された『SEA IS A LADY 2017』がリリースされた。しかし、こちらの方はどちらかと言えば若干演奏がマイルドになってしまっており、個人的にはオリジナル版がやはりおススメである。



ホイチョイ3部作完結編、『波の数だけ抱きしめて』!

2021-07-15 21:33:00 | 映画
前回に続き、今回はホイチョイ3部作の完結編となる、『波の数だけ抱きしめて』を取り上げたい。



この映画は、『彼女が水着に~』から更に2年後の1991年に公開された作品で、1982年の湘南ミニFMラジオ局『76.3MHz FM Kiwi』を舞台とした若者の青春を描いた作品。物語のモデルとなったのは、1983年に湘南に実在したミニFMラジオ局、『FM Banana』と言われている。




主演は織田裕二と中山美穂。織田裕二は前作に続く起用だが、ヒロインは、原田知世から中山美穂にスイッチ。中山美穂も当時絶頂期であった為、まさに人気のキャストとなっている。しかし、この映画の中山美穂は物凄いガングロ(笑)。日焼けした印象を強調したかったのだろうが、それにしても松崎しげるよりも黒いミャ潟唐ヘ今見るとちょっと頂けない(笑)(公開当時はあまり気にならなかったが)。



湘南のサーフショップ内に設営された小さなFM曲『FM Kiwi』。ここでバイトをしている女子大生、田中真理子を演じるのが中山美穂。そして彼女のことを高校から好きだった同級生、小杉正明を演じる織田裕二と、同じく同級生の芹沢を演じる阪田マサノブと裕子を演じる松下由樹の4人でバイトしている。芹沢がコツコツ製作している中継器で少しずつFM受信エリアを拡大しているが、なかなか一気には進まない。そこにたまたまデートで湘南までビートルでドライブに訪れた大手広告代理店社員の吉岡(別所哲也)がサーフショップにやってくるが、すっかり真理子に惚れてしまい、猛烈にアタックする。そして、自腹で大金をはたいて中継機を大量購入し、放送エリア拡大の加速に協力するが、当然真理子への下心からだった。



真理子のことが昔から好きな小杉は当然面白くない。真理子と吉岡がデートする時も気が気では無い。しかし、断られるのが浮ュて、なかなか好きと本人に言えずにいた。

そんな中、裕子も昔から小杉のことが好きだったが、真理子に関する相談相手にしかなれず、辛い気持でいた。そして嵐の日、二人が一緒にいるところを真理子に見られてしまい完全に誤解されてしまうが、結局この誤解で真理子は翌日、葉山までFM放送エリアが伸びた記念すべき日に、アメリカに住む両親のもとに旅立ってしまう。




『彼女が水着に~』では海中のキスシーンが話題になったが、この『波の数だけ~』では、織田裕二がラジオ局のマイクから、”お前が好きだー!”とラジオを聞いている真理子に叫ぶシーンが話題となった。



映画の冒頭からモノクロで、真理子の結婚式のシーンから始まる。しかし、結婚相手は小杉ではなく、2人は結ばれなかったことが最初からわかってしまうが、そこから青春時代を振り返る形でカラーになり、物語が始まる。小杉と真理子が結ばれないことが最初からばれてしまい、何だか切ないが、もしかすると最後は大どんでん返しでもあるかと期待したいところだが、結局はそのまま結ばれず、淡い青春の1ページとして映画は終わる。



この映画の音楽は、再びユーミンを起用。本編で使用されているユーミンの曲は、『心ほどいて』、『Valentine’s radio』、『Sweet Dreams』、『真冬のサーファー』の4曲のみで、この映画を更に魅力にしているのは、数々流れるAORミュージック。とても大人でオシャレな雰囲気を出しており、映画を通して楽しむことが出来る。こちらはサントラが出ているので、興味があればぜひチェックして欲しい。

当時の湘南の雰囲気や、VWビートル、ダットサントラック、DENONのレコードプレイヤー、BOSEのアンプ、TEACのカセットデッキなど、多くの懐かしい小道具が登場し、第三弾もプロダクトプレイスメントを盛り込んでいる。別所哲也演じる広告マンは、博報堂をイメージしているらしいが、博報堂旧本社でもロケを行っている。



『波の数だけ~』は、ホイチョイシリーズらしくバブル時代の見事な設定の中で淡い恋模様あり、またちょっとハラハラする展開あり、仲間との友情あり、とても良く出来た映画であった。



これでまた久しぶりにホイチョイ全三部作を観賞し終えた。どの作品もバブルの時代背景を色濃く反映しており、歴史の一ページという意味でも貴重な映像体験である。正直、個人的にはやっぱり『私スキ』が一番全体のバランスとドラマチック性という意味ではNo.1だと思うが、『彼女が水着に~』も『波の数だけ~』もそれぞれ違った設定ながらも共通する部分もあり、とても面白い映画であった。