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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

ブルース・リーの師匠の伝記映画『イップマン』

2010-09-29 07:45:00 | ブルース・リー、アクション
中国拳法『詠春拳』の大家で、あのブルース・リーも弟子であったことで有名な中国の伝説的な武道家、イップマンの半生を描いた傑作映画をついに見ることが出来た。映画はその名の通り、『葉問 (イップマン / Ip Man)』というタイトルだが、日本や欧米では公開されておらず、主に中国や東南アジアのみ2008年12月にリリースされた。アクション映画ながら、2008年度の『香港最優秀映画賞 作品賞』を受賞しており、映画関係者からの評価も高い作品。今回、シンガメ[ル出張に出鰍ッており、初めて日本からシンガメ[ル航空に乗ったが、この機内で偶然にもこの『イップマン』をやっていたのだ。しかも今年公開された続編、『イップマン2』もやっていたので、両作品を続けて一気に見たが、近年、これほどまでに感動したクンフー映画は無かったのではないか、と思えるくらいの傑作に正直驚いてしまった。




主演はブルース・リーの後継として名高い香港の正統派アクションスター、ドニー・イエン。日本ではあまり馴染みが無いかもしれないが、あのブルース・リー香港主演作第一弾のリメイク映画『ドラゴン危機一発’97』など、日本でも公開されている作品が幾つかあるが、実際に彼が主演している映画で未だ日本未公開となっている傑作も多い。そしてこの『イップマン』もそういった作品の一つ。中国本土では空前のヒットを記録。



その後も続編が出来るが、1も2も共に武術指導をあのサモ・ハンキンメ[が担当。しかも2ではかなり重要な役処である武道師範役で登場し、感動的なシーンに一役かっているのだ。往年のジャッキー・チェンファンにはたまらないキャストである。



そしてダニー・イエンのアクションの切れ味が見事なこと!あのブルース・リーも学んだ詠春拳を見事に再現している。詠春拳の特徴は、相手のアタックを防御するのと同時に攻撃のパンチやキックを繰り出すテクニックにある。これにより目にも止まらない早業で相手に攻撃を加えることが出来るのだ。ブルース・リーがあの『燃えよドラゴン』のワンシーンで、白いクンフー服に身を包み、オハラことボブ・ウォールを恐ろしい早業で地面に沈める衝撃的な場面があるが、これはまさに詠春拳のなせる技である。



さて、『イップマン』に話を戻すが、この映画は物凄い『反日映画』である。舞台は日中戦争最中の1930年代、日本帝国軍に占領された中国で展開される。日本の空手と中国拳法のどちらが強いのかを問う設定が色濃く出ているが、それだけではなく、卑劣な日本軍として描写されており、完全な悪役設定だ。同じ日本人として見ていてかなり胸が詰まる思いであり、正直暗い気分になってしまうシーンも数多くある。また、尖閣諸島問題で中国との間がぎくしゃくしているこの時期に見ると、反日映画もかなり堪える。こんな反日映画だからこそ、日本では未公開なのだと納得してしまった。しかし、アクションシーンはどれも見事で、最後の日本軍の大将、池内博之が演じる三浦とドニー・イエンの死闘は圧巻。そして彼の戦いによって中国人の心が一つになっていくラストシーンは、本当に鳥肌が立つほどの感動を覚えた。イップマンはこの戦乱の時代を生き抜き、そして戦後は香港に家族と移り住み、やがて香港で詠春拳の道場を開校するのだが、香港に移る前までが第一作で描かれる。



そして、第二作はイップマン家族が日本軍から逃げ延び、戦争も終わりを告げた中で香港に移ったところから物語は始まる。今度はイギリス人に統治されている香港で、欧米人から見下される中国人として描かれており、中国拳法と中国人のプライドをかけたイギリスのボクサーとの死闘を描く。どちらかというと、第一作の方が伝記的な要素が強く、第二作はロッキーのような娯楽性重視の作品になっているが、反日映画になっていない分、ここちらの方が我々には見やすい内容だ。この続編も香港やアジア諸国で公開され、再び大ヒットを記録したが、やはりこちらも日本未公開だ。



第一作、第二作共に映画の中でイップマンの妻役であるLynn Hung(熊薫林 / リン・ホン)はとても魅力的な女性だ。ルックスははっきりした目鼻立ちの美人顔で中山美穂にも良く似たタイプで映画に花を添える。



映画『イップマン2』の最後に、ちびっ子時代のブルース・リーが入ってきて、イップマンに弟子入りしたいと言い、イップマンが、『大人になったらまた来なさい』と言う、ブルース・リーファンとしてはかなり嬉しいシーンがあるのだが、実際にブルース・リーはその後16歳になった時にイップマンに弟子入りする。単純に喧嘩に強くなって女の子にもてたいという不純な理由で入門する若者であったが、後にブルース・リー自身が創設する武道のジークンドー(截拳道)の基礎になっている点で、イップマンに受けた影響は計り知れない。



それにしても、久しぶりに素晴らしい、感動的な映画に出会えた。またじっくり見たいので、何とかイップマンのDVDを入手したいものである。


『関西の城』制覇計画!その1 <彦根城>

2010-09-26 22:57:00 | 日本の城、日本の寺
関西地区には多くの名城が存在するが、大阪に住んでいる間に、主要な城は制覇しようとの計画を立てているが、今回はその第一弾として、琵琶湖畔を見渡す丘に建つ『彦根城』を初めて訪れた。



1604年(慶長9年)に完成した彦根城は、『姫路城』、『松本城』、『犬山城』と並んで、建築当時の姿を今に残す国宝四城の一つであり、前から訪れたい名城の一つであった。国宝の天守閣を始め、重要文化財に認定されている多くの櫓を持つところが大きな魅力。徳川家の側近中の側近であった大老まで上り詰めた井伊直弼で有名な井伊家が築城した名城なのである。



外堀、そして内堀はなかなか見事で、意外にも結構エリアが広い。特に腰巻石垣と呼ばれる、カーブを描く石垣は珍しい。

天守は丘の上にある為、天守までのアプローチは急な石畳を上がって行くコースでかなり険しい。



三層からなる天守閣は、決して大きくは無いのだが、黒い瓦屋根に真っ白な壁、そして金粉の塗られた装飾と現存する城では日本一を誇る18個の破風などのデザインはセンスが良く、実にカッコいいのだ。そして、天守から見渡せる琵琶湖の眺めも抜群。




そして、城郭内には素晴らしい日本庭園、『玄宮園』がある。茶室など備えた池は見事な造園美で彦根城に見守られ、しばし異空間を楽しむことが出来るスャbトだ。



そして、彦根城と言えば、何と言ってもここ数年ですっかり有名になった、彦根市のキャラクター『ひこにゃん』を語らずにはいられない。癒し系キャラとして全国に知られるようになり、城内には1日3回、ひこにゃんの巨大な着ぐるみが登場し、観光客を楽しませる。城や町の至るところにひこにゃんは登場しており、すっかり町のアイドル。城下町には多くの土産物屋が並ぶが、ひこにゃんグッズは至るところで売られているのだ。





ランチは、彦根城から徒歩10分くらいのところにある一軒家レストラン『Moku Moku』を訪れた。ここはオーナーが自宅を改造し、おしゃれなレストランに変身させたのだが、そのメニューもユニーク。今回はえび春巻きとシュウマイにサラダ、ご飯にお味噌汁などがセットになったヘルシー定食で、家庭料理的な味わいを堪能出来る。女性にどうやら大人気なようで、店内も女性だらけであったが、量的には男性でも充分なしっかり目の量である。



Moku Moku
彦根市芹橋1-3-47
0749-27-1332

最後に、何かご当地スイーツでも買おうと思って、手に取ったのが、いと重菓舗の『埋れ木』という和菓子。井伊直弼が若き日を過ごした侘び住まい「埋木舎(うもれぎのや)」に因み、この名が付けられたらしいが、当時から井伊家御用達として他家への贈答品の菓子も手がけてきた老舗中の老舗である。以前、沢口靖子が『はなまるマーケット』のおめざとして紹介されたらしいが、これがなかなか上品で美味な和スイーツ。口に入れた瞬間にほろりとほどけるコクのある甘みと、ふわっとほのかに香る抹茶風味が楽しめる。




彦根城は噂通り、素晴らしい名城であったが、彦根の全体が彦根城を中心に盛り上がりを見せている雰囲気も感じることが出来、とても楽しい関西城ツアー第一弾となった。第二弾も乞うご期待!


衝撃のK-POPガールズ旋風、『少女時代』!

2010-09-15 00:27:00 | ユナ

今日本で旋風を巻き起こしているK-POPガールズの中でもトップの人気と実力を持つ『少女時代』に今完全にはまっている。8月にシングル『Genie』で日本デビューをしたばかりの少女時代だが、韓国では2007年にデビューし、数々の記録を打ち破っている人気グループで、その前評判には凄いものがあった。そして、ついに日本でもそのベールを脱ぎ、あっという間に旋風を巻き起こしている。8月25日のイベントでは2万人以上を動員し、既に日本でもその人気が定着し始めているから凄いものだ。



メンバーは全9名でK-POPガールズの中では最多人数。しかも、9人全てがモデル並みの美貌と圧倒的な美脚を持ち、9人が揃ったダンスでの美しい足並みは本当に圧巻で、歌も踊りも完璧にこなす。世界戦略を視野に、ずいぶんと英才教育を叩き込まれたことを伺わせる。メンバー9名の名前は、スヨン、ティファニー、サニー、ジェシカ、ユリ、ユナ、ヒョヨン、テヨン、ソヒョン。殆どが20歳でみなとても可愛いのだが、その中でも僕が最も好きなのはユナである。ユナは日本的な美しさを持つクールな美女で、韓国でもドラマなどでも大活躍しているらしい。圧倒的に僕の好きなタイプの顔立ちで、すっかり心を奪われてしまった。



次に好きなのがユリ。黒髪でちょっと堀北真希にも似たきりっとした顔をしているのが特徴だ。そして9名の中で最も爬虫類系で印象深いのが、スヨン。日本にいた経験も有り、日本語が9名中で最もうまい。少女時代の日本戦略隊長でもあるスヨンは一見全く僕のタイプの顔では無いのだが、スタイルは抜群で、顔も見ていると段々と”癖”になるタイプである。




日本デビュー曲となった『Genie』だが、ジーニーと言えば昔流行ったアメリカのドラマ、『夢見るジーニー』や、『ハクション大魔王』や『アラジンと魔法のランプ』、はたまたクリスティナ・アギレラのヒット曲でもお馴染みのテーマだが、もしも壺を擦って願いごとがかなうなら、ぜひこんな美女たちに囲まれたいと思わせる内容の曲に仕上がっている。元々韓国語版があって、それを日本語化しているのだが、日本語の歌詞もなかなか良く出来ており、キャッチーな曲に可愛い歌詞とセクシーなダンスが混ざり合って、最高のポップスになっている。ショート丈のジャケットに美脚が強調されるショートパンツのセーラー服に身を纏い、9人揃って流れるような"美脚ダンス"を披露している。恐らく、僕が今年聴いたシングル曲の中では最高の1曲だろう。歌詞の最後にある通り、"癖"になる曲である。



今回の来日にあわせて、『来日記念盤DVD』が発売されているので思わず購入してしまった。『Genie』の韓国版、その他『Gee』、『Oh!』、『Run Devil Run』などの韓国でのヒット曲の数々を収録(全て韓国語)。その他日本初公開となるライブ映像のダイジェストなども収録されており、38分のDVDながら盛りだくさんな内容。どの曲もPVが最高に魅力的な仕上がりで、特に『Gee』はサビ部分がとても可愛い曲でアジアンポップスの王道。歌詞は韓国語なので何を言っているか全くわからないが、そんなことはどうでもいいと思ってしまう魅力を持っている。僕の好きなユナがセンターにいる時間も長いという意味でも楽しめる曲だ。『Oh!』はグウェン・ステファニー的なノリの良い曲で、PVではチアリーダーなどに扮したコスプレが楽しめる作品。



これから『少女時代』旋風が暫く日本に吹き荒れることは間違いないが、益々の活躍に注目したい。





DJ Kawasaki、快心の最新作!

2010-09-12 22:49:00 | 音楽
僕の好きなDJ Kawasakiが待望のニューアルバム『Paradise』を9月1日にリリースした。前作『You Can Make It』以来実に3年ぶりのアルバムである。前作の『You Can Make It』も実にJazzyで素晴らしい出来栄えのアルバムで、今でも良くiPhoneで聴いているが、今回の『Paradise』はまたまた充実した内容となっている。



今回の『Paradise』もDJ Kawasakiらしい、トレードマークであるJazzyでアダルトなクラブサウンドは健在だが、今回は更にテクノで、そしてグルーヴィー。1曲目のタイトルにもある通り、まさに宇宙的なシンセサウンドが満載で、今まで以上にスケール感のある作品に仕上がっている。ボーカル曲とインスト曲がうまくミックスされているが、どの曲もDJ Kawasaki色がしっかりと主張しているサウンドに仕上がっており、各曲6分以上とじっくりビートを堪能出来る。まずは1曲目の『Galactic Love』からノリノリのテクノ宇宙サウンドでアルバムの幕が開ける。2曲目のボーカル曲『Paradise』は初めて日本語のボーカル曲。

1. Galactic Love
2. Paradise feat.COMA-CHI
3. Say You'll Stay feat.Andrea Love
4. Heaven
5. Feel The Music feat.Tasita D'Mour
6. Journey
7. Love Crash Down feat.Fyza
8. Reach Out feat.Tasita D'Mour
9. Star Force
10. Searching feat.Daniela Bates



1曲目の『Galactic Love』で一気にアルバム全体のトーンが決まるが、どの曲も粒そろいである。個人的には8曲目の『Reach Out』や、シンセ満載の『Star Force』が気に入っている。毎朝会社まで20分歩いているが、歩きながら聴くには最高にあった、気分の上がるアルバムとしてお薦めである。


大好評!マクドナルドの『フードストラップ』

2010-09-07 08:23:00 | デザイン
7/26からマックで、人気メニューをストラップ化した”フードストラップ企画がスタートした。『ビッグマック』、『ダブルクオーターパウンダー』、『フィレオフィッシュ』、『マックフライャeト』、『ホットアップルパイ』、『マックカフェカップ』の全6種類揃ったストラップはどれもディテールに拘った秀逸なデザインで、本物そっくりにリアルに出来ている。サンプル好きな僕もかなり満足のいく出来栄えである。それなりに制作コストも鰍ゥっているといった印象だ。まともに買ったとしたら、合羽橋で売られていたとすればそれぞれ1000円くらいいっててもおかしく無い出来栄えである。その意味では”おまけ”でついてくるこの企画はかなりお得とも言える。



マックでLLセットを注文すると、ストラップのどれかが漏れなく貰えるのだが、今のところマックフライャeト以外の5種類はダブらず順調にゲットした。残すところはマックフライャeトのみだ。まさにコレクション欲をそそるラインアップである。

マックと言えば、子供向けメニューのハッピーセットのおもちゃが次から次へと変わっていくマーケティング手法でお馴染みだが、このフードストラップは言わば子供だけでは無く、大人をも囲い込んでしまうという大胆な展開である。LLセットに付いてくるところからも大人を意識した企画であることがわかるのだ。そしてまんまと僕もこの企画にはまってしまい、ついついマックに足を運んでしまう。



やはりマックは常にヒットする企画を世に送り出しているが、そのマーケティング力は本当に素晴らしいものがある。フードストラップの第2弾が出ることに期待したいが、このストラップもいずれ希少価値の高い食玩ストラップとして秋葉原などに出回ることだろう。