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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

芦川いづみ祭り2022年 第7弾!『あいつと私』

2022-04-30 14:41:45 | 芦川いづみ

石原裕次郎と芦川いづみが共演した作品の中でも一番ヒットした作品と言えば、1961年に公開された『あいつと私』という映画だろう。その年興行収入4億円以上を上げ、第一位となった日活映画だ。4億円と言えば今では大したことないように思うかもしれないが、当時は物凄いペースで映画が制作され、裕次郎映画だけでも年に8-10本という驚異的なペースで公開されていた映画界で、3-4億円くらいの興行収入を上げれば、その年で1位になるような状況だったので、如何にこの4億円が大ヒットだったかがおわかりだろう。

僕が一番好きな芦川いづみ映画は1960年公開の『あした晴れるか』だが、『あいつと私』も、鬼才、中平康監督の作品としても有名。また原作は『陽のあたる坂道』でも有名な石坂洋次郎。しかし、この映画が当時大ヒットしたのはもう一つ大きな要因があった。この前年に石原裕次郎はスキー場での骨折事故によって半年間休養しており、この映画が復帰作ということもあり、大きな話題となった。人気絶頂であった裕次郎のファンとしては待ちに待った作品だったのも容易に想像がつく。

石原裕次郎と芦川いづみのダブル主演とも言える『あいつと私』は、芦川いづみファンとしてかなり前にDVDを購入しており、1度観賞もしていたのだが、観賞した当時何故かあまり好きになれず、その後観返していなかった。しかし、今回改めて観てみようと思い、DVDを鑑賞。

物語は、安保闘争で騒然とする1960年代を舞台に、裕次郎演じる経済的にも裕福な大学生と、クラスメートの芦川いづみのひと夏をリリカルに描いた青春ドラマ。テンポの良い会話やウィットに富んだダイアローグが当時を思わせる意味で興味深く、また芦川いづみの妹役で吉永小百合、酒井和歌子も出演している点も魅力。大学のシーンは、僕の母校でもある慶応義塾大学の日吉校で撮影されたらしく、改めて観ると、当時のキャンパスを観ることが出来るという意味では貴重である。

アクティブな大学生を演じた芦川いづみは、ショートヘアでとても美しい。軽井沢の別荘で、雨の中裕次郎とのラブシーンがあることでも印象的な芦川いづみ作品だが、彼女のピーク時の魅力を満喫出来る作品であることは間違いない。4-5年前、初めてこの映画をDVDで観賞した際、どこか小難しいテーマや展開がイマイチ好きになれなかったのだが、改めて観賞してみると、少し印象が変わって、純粋に当時の世相を垣間見ることが出来るという意味では興味深い映画であると感じた。また、改めて芦川いづみだけにフォーカスして観賞すると、やはりそのカッコいいまでの美しさに目を奪われてしまう。

芦川いづみとの共演が多い渡辺美佐子も僕の好きな女優の一人だが、『あいつと私』にも出演していて、裕次郎の元恋人という役柄で芦川いづみをモヤモヤさせる。出演シーンは残念ながら多くは無いが、相変わらず可愛い。

そんなわけで、今年は『あいつと私』の良さを改めて見直すことが出来たのと同時に、僕の好きな芦川いづみ映画ランキングも下記の通り、『あいつと私』がランクアップする形で少し変動があった。

僕の好きな芦川いづみ映画ベスト15!

1) あした晴れるか

2) 喧嘩太郎

3) 堂々たる人生

4) その人は遠く

5) あじさいの歌

6) あいつと私

7) 東京の孤独

8) 青年の椅子

9) 若い川の流れ

10)誘惑

11)しあわせはどこに

12)乳母車

13)祈るひと

14)男なら夢をみろ

15)風のある道


魅惑のブックワンダーランド、神保町!Part 1:ランチ編

2022-04-30 11:10:22 | 好きな場所

僕は神保町という町が大好きだ。世界でも有数の書店街だが、まさに町全体が本のアミューズメントパークで、いつも訪れるだけで物凄いワクワク感がある町だ。本もデジタル化が進むが、やっぱり本を手に取って楽しみたいし、なんと言っても古本を探したり、思わず掘り出し物をみつけたりするのがとても刺激的で面白い。

会社のある大手町からも近いので、平日も良く一人でふらっとランチを食べに神保町を訪れるが、良く行くお店を幾つがご紹介したい。

 

1)ランチョン

好きなお店の中でも一番良く訪れるのがここランチョン。戦前からある洋食屋さんで、僕的にはなんだか1950-60年代の裕次郎時代のレトロな雰囲気が漂うところが妙に落ち着くし、メニューも昔ながらの洋食で美味しい。通常はお得感のある1,000円の日替りランチを頼むが、オムライスやハヤシライス、そしてポークジンジャーなどどれも美味しい。店内には裕次郎時代に通ったであろうかなり年配の方も多く食べに訪れているが、時々70歳代の男女4人くらいでランチをしてて(ちょっとした合コンランチだ)、聞き耳を立てていると、なんとかちゃんと名前にちゃん付けして呼び合いながら楽しく昔話をしている会話が耳に入ってくるのがなんとも微笑ましいし、高度成長の良き日本の時代の息吹きがあちこちに残っているのが嬉しい。

 

2)カロリー

ランチョンに次いで良く行くのが、以前にもブログで取り上げたカロリーと言うお店。嘉門達夫似で声のデカい店長がいる洋食屋さんで、僕はいつもカツジャンボと言うボリュームたっぷりのメニューを頼むが、これがなんとも素朴で美味しい。明治大学の学生の胃袋を長年支えてきた名店である。

 

 

3)はちまき

たまに無性に食べたくなって訪れてしまうのが、あの江戸川乱歩も愛した天丼の名店、はちまき。すずらん通りにあるが、お昼時はいつもサラリーマンで賑わい、行列が出来ることでも有名な人気店だが、回転は割と早い。僕はボリューム感もある1,000円の海老天丼が大好きで、いつもこればっかり頼んでしまう。

 

 

4)豚大学

最後に、学生に人気のお店と言う意味で外せないのが、豚大学。豚丼のお店で、何店舗かあるチェーン店だが、ここ神保町ではやはり明治大学の学生に大人気のお店だ。ラーメン屋のように基本カウンターしかない小さなお店だが、ここの豚丼は味も濃くて最高に僕の好みだ。大学院と言うのが一番の大盛だが、さすがにまだこれはチャレンジしたことがない。普通の大盛でも充分過ぎるくらいの量だ。

 

 

他にもカレーで有名なボンディ、いつも行列が出来ることで有名な洋食屋のキッチン南海(昨年新店舗に移転)、中華の名店三幸園、レトロでインスタ映えするお店ざぼうるなど実に多彩でマニアックなお店がたくさん犇めく神保町。本のワンダーランドに集まってくる多くのサラリーマン、学生、観光客を魅了するグルメがここにはしっかり存在し、見事なエコシステムを形成しているのだ。

 

(次回Part 2では神保町でお気に入りの書店をご紹介!)


素晴らしいブルース・リーのイラスト集!

2022-04-29 17:03:25 | ブルース・リー、アクション

日本で唯一のブルース・リーエンタープライズ公認イラストレーターとして知られている菅原芳人氏が手掛けたブルース・リーのイラスト集、『INSPIRE!:BRUCE LEE~Yoshihito Sugahara Artwork~』を手に入れることに成功した。2008年に発売されたこの画集は、シリアルナンバー入り/3,500部限定販売されたもので、前から欲しいとは思っていたのだが、発売当時定価4,410円だったものが、現在では2倍以上の価格となっているケースも多く、購入に躊躇していた。しかし、今回ラッキーなことに新品を定価以下で購入することに成功した。

A4サイズで全15枚の美しいイラストが厚手のボードに印刷されており、なかなか良いパッケージとなっている。どのイラストも臨場感たっぷりに描かれており、まさにブルース・リーの雄姿を再現している。リラックスしたショットもあれば、筋肉が躍動する『燃えよドラゴン』のシーンを描いたものなど、どれも素晴らしいものばかり。

僕が中でも特に好きなのは、この4枚。ブルース・リーの表情が何とも素晴らしい!

それぞれのイラストをフレームに入れて飾って楽しむのもいいかもしれないが、とりあえずはたまにケースから引っ張り出して観賞することにしたい。


弾ける楽しさ!2022年春ドラマ『悪女(わる)』

2022-04-29 12:00:31 | TVドラマ

今田美桜が満を持して初主演となるドラマ、『悪女(わる)』が4月から始まった。これまで多くのドラマで魅力的な演技でとても印象に残っていたので、今回がドラマ単独初主演というのは何だかちょっと意外でもあったが、彼女を満喫出来るドラマがついに登場したのは何とも嬉しい限りである。

『悪女(わる)』は深見じゅんの漫画が原作だが、1992年に石田ひかり主演でドラマ化されてヒットした作品(この1992年版を覚えている人は、恐らく僕と同世代だろう(笑))。今回のリメイク版は今田美桜がパワー溢れる元気がOL麻里鈴(マリリン)を熱演している。

株式会社オウミに就職したが、会社でも日陰の部署である備品管理課に配属される。しかし、ここでわけあって今後の展開の鍵となる先輩の峰岸雪と出会い、慕うようになる。そして、色々な出来事に対して持前の明るさとパワーで乗り越えて行くことで、毎回配属が変わって行き、会社の中で成長・出世して行く物語。特に、男社会の中で如何に女性が生きていくかが大きなテーマとなっている為、魅力的な女性がたくさん登場する。

毎回部署が変わる中で登場するゲスト出演女優陣も豪華で面白い。初回は峰岸雪(江口のり子)との関係性が固まり、志田未来演じる営業の大井美加を支える展開に。そして第二話の人事部では、なんとオリジナルの『悪女(わる)』の石田ひかりが登場し、新旧のマリリンが揃い踏みとなった。他にも阿佐ヶ谷姉妹のお姉さんが登場したり、今週放送された第3話ではマーケティング部に移り、石橋静可が登場。第4回には近藤春菜、富永愛が登場するらしいが、ゲスト女優陣もこのドラマの大きな見所である。

マリリンは入社前、スカイダイビングをした際のインストラクターに一目ぼれしてしまうが、その彼からT.O.というイニシャルが書かれたハンカチを受け取る。そして同じオウミの社員ということもわかり、入社してからT.O.さんを探すことが個人的に重要なミッションとなるのだが、このT.O.こと海外事業部の田村収を演じるのが向井理。他に毎回出演するのは江口のり子、鈴木伸之、清掃員の高橋文哉、等のメンバーで、なかなか楽しい主演陣となっている。

それにしても、このドラマの今田美桜がとにかく可愛い!ユニークなおかっぱの髪型と毎回何とも奇抜なファッションだが、マリリンの弾けるような性格に見事にマッチしていて、全く嫌みの無い楽しさ。そしてこの弾ける真っすぐな性格のキャラクターが、とても今田美桜にハマり役ではないかと思うので、今回初主演ドラマがこの『悪女(わる)』で良かったと思える、そんな楽しいドラマとなっている。出世に向けた今後の展開と、向井理との恋愛模様など、これから益々楽しみにしたい!頑張れ、美桜ちゃん!


朝ドラ『ちむどんどん』の子役時代に感動!

2022-04-25 13:38:11 | TVドラマ

僕の中で特に大ヒットであった朝ドラ、『カムカムエブリバディ』もついに終わってしまい、カムカムロスとなっていたが、その後新たな朝ドラ、『ちむどんどん』がスタートした。沖縄本島北部のやんばるを舞台とした今回の朝ドラは、またカムカムとは一気に雰囲気の違うものとなったが、沖縄ということで、どこか緩くて暖かい朝ドラの予感もあって、カムカムからの気持ちを切り替えて楽しみにすることにした。カムカムの影響で、なぜかつい“ちむちむ”と読んでしまうが、実際には“ちむどん”だろう。

今回の主演は、これまでもNHK『アシガール』でも主演を務めた、沖縄出身の黒島結菜。その意味では、NHKでの実績もあって、今回ついに起用となった。

そして、その他上白石萌歌、川口春奈、竜星涼、山田裕貴、仲間由紀恵、大森南朋、宮沢氷魚などなど、沖縄出身者や、沖縄に縁のある俳優陣で、朝ドラならではの豪華な顔ぶれとなっており、これから期待が高まる。

朝ドラでは恒例だが、放映開始から最初の2週間は子役の時代が描かれることが多い。大河ドラマもそういうケースが多い。その意味で、いつも最初は“早く大人の時代にならないかなあ”なんて思うのだが、結果的にその幼少期を演じる子役にどっぷりハマってしまうことも実に多い。前回カムカムでも、るいの幼少期を演じた子役も可愛かったし、ひなたの子役時代を演じた新津ちせちゃん(新海誠の娘)も実に可愛かったので、強い印象を残した。

そして、今回のちむどんも、主人公暢子の子役を演じた、稲垣来泉(いながきくるみ)ちゃんが何とも可愛い。子供らしく、あどけない顔ながら、どこか仲間由紀恵の子供時代のような凛とした顔立ち。将来は必ず美人になることを約束されたような顔だ。そして魅力は顔だけではない。その11歳とは思えない、大人顔負けの演技力。まさに9日目の泣きながら、笑顔を見せたちび暢子の演技には思わず感動してしまった。あの表現力はなかなか出せるものではない。子役としてかなりの実績を積んできたと思うし、これまでも彼女をドラマなどで観てきたが、今回ほど彼女の素晴らしさを痛感したことは無かった。その意味で、くるみちゃんが主役を演じる子役時代の2週間が、残念ながら4/22で終わってしまったことが本当に残念である。出来ればもう1カ月くらいはくるみちゃんの演じるちび暢子を観ていたかった。

そして、暢子の姉、良子を演じた土屋希乃(つちやきの)も13歳の子役だが、なんとこの役の大人版を演じる川口春奈ともそっくりと話題になっている。その意味で子役としてはこれ以上のハマり役はないだろうし、演技もなかなか上手い。

三女の歌子を演じていた布施愛織(ふせあいり)ちゃんもいい味出していて可愛かった。彼女を上白石萌歌が演じる。

来週からの大人編の展開はもちろん楽しみなのだが、子役時代の2週間も大いに楽しむことが出来た。“カムカムロス”、そして、“ちび暢子ロス”を乗り越えてこれからも頑張って観て行きたい。